風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

風のように不確かで儚く

朝から雨が降っています。
オールナイトニッポン」が終わってほぼ1ヶ月、次のお仕事の発表もなく、
山からの便りも途絶え(違う、違う・笑)、寂しい毎日ですが、
でもこれが普通なんですよね。今まで恵まれすぎていたんだと思います。
でも寂しいですけど(笑)。
さて昨日も「ムサシ〜激動の123日間の舞台裏」を観ていました。
このDVDの何が見たいかって、小次郎はもちろんですが、
フォーティンブラス、アンティフォラス、エアロンの頃の小栗くんですね。
本当に、夢のように綺麗な男の子で、小栗くんは確か、藤原くんの楽屋にいたとき、
蜷川さんと初めてお会いしたということでしたが、
やっぱり蜷川さんが使いたくなる気持ちはわかるなあという彼ですよね。
そういえば昨日ご紹介した、彩の国シェイクスピア・シリーズ公式ブログ、
「間違いの喜劇」の頃の小栗くんがまだ見られます。
小栗くん、高橋洋さんとともに、稽古後、頬杖をついている写真。


【 彩の国シェイクスピア・シリーズ公式ブログ 2006年1月16日 】


可愛いですよね〜。本当に、酸欠気味になるのはよくわかります。
白いマントのアンティフォラスが通路を駆け上がって去っていったかと思うと、
平然と舞台の下手から、赤いマントのアンティフォラスが、
出てきたりしていましたから。
そうそう、名古屋の大楽が終わった後、駅で電車を待っていたら、
後ろの方から、「あれは最初から二人でやっていたのかな」という声が、
聞こえてきて、最後に、二人のアンティフォラス(片方はお兄様)が、
対面するシーンがあるので、そう思ったのかもしれないのですが、
それほど早替わりではないですが、演じる方は大変だったと思います。それで、
「いえいえ、あれは最後だけで、最初からずーっと小栗くんの一人二役でしたよ」と、
言ってあげたかったんですけど、見ず知らずの人だったので、言わずじまいで、
その方は疑問を抱えたまま、電車に乗られました(笑)。
でも二人で演じていた〜と思われるくらい、
演じわけが出来ていたということですよね。ちょっと嬉しかったです(笑)。
次に「間違いの喜劇」初日2日前の小栗くん、
スケジュール表に顔をくっつけて、ちょっぴりふざけています。


【 彩の国シェイクスピア・シリーズ公式ブログ 2006年2月1日 】


これも本当に外国の男の子みたいで、
首筋にからまるような茶色の髪も可愛いです。
なんといっても初めての座長公演でしたから、でもこんな余裕もあるんですよね。
そうそうこの頃から、小栗くんは、とても大変なことでも、
どこかサラッと大丈夫みたいなところがありました(笑)。
そして「タイタス・アンドロニカス」記者会見の様子も見られます。


【 彩の国シェイクスピア・シリーズ公式ブログ 2006年2月25日 】


これは小さくしか写っていませんが、茶髪の長い髪のスーツ姿で、
早くも初々しい若い年下の恋人然としていて、素敵です。
身体の傾き加減が愛おしい(笑)。
麻実さんとは初対面ですが、麻実さんは小栗くんのお父様とよくお仕事を、
されていたそうで、「なんだか初対面とは思えない身近な感じ」と書かれていますね。
そんなエアロンとタモーラだったんですね。
こうやって見ていくと、美しさは変遷していくんだなあと思います。
2006年はそれこそ少年と青年の狭間の、そのときしかない儚い美しさ。
陶器のような白い肌と柔らかな茶色の髪、華奢な肢体、長い手足、
しかもそれを本人は無自覚で、若者特有の気まぐれさと不安定さ、
風のように不確かで、でも確かに存在していて、
だからこそ、泣きたくなるくらい苦しいくらいに美しくて、
そしてもう戻ってこない美しさ・・・。
すごく私好みの美しさでした(笑)。
彼を通り過ぎるいろいろな美しさとお別れして、
また新しい美しさに出会っていく。
でもときどきあの頃の美しさを思い出して、胸が締め付けられたりします。
ただただ純粋に蜷川さんへついていった、お芝居が大好きだった美しい彼。
これからも美しさの変遷、楽しみですね。
まずは鳥飼くんかな。しっかりぞくぞくさせてほしいです(笑)。