風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

懐かしい青春のきらめきをゆるやかに感じる

雨が降り続いています。
BBSで、通りすがりさん、ゆまさんが、「岳」の撮影の様子が書かれているブログを、
紹介してくださいました。ありがとうございます。
BBSの方で見てみてくださいね(笑)。
あいも変わらず、好青年ぶりで、気遣いも細やかで、
楽しい撮影の様子が伝わってきます。
そして景色が本当に綺麗ですね〜。映画に存分に活かされるといいですね。
小栗くんはじめ、キャスト、スタッフの皆さん、
こうやって映画に携わってくださる方々、
全員が無事に全撮影を終えられることを願っています。


さて「岳」といえば、長澤まさみちゃんとの共演もとても楽しみですが、
映画では7年ぶりの共演ということで、
7年前の映画といえば、もちろん「ロボコン」です。
ロボコン」は、以前も書きましたが、小栗くんが出演した映画の中で、
1、2を争うほど、とても好きな映画です。
そして小栗くんを知るきっかけというか、
私の小栗ファン歴史?(笑)には欠かせない映画です。
なんといっても、2004年5月、ふとレンタルしてきた、
映画「ロボコン」、これで小栗くんを再認識。
そういえばドラマ「GTO」のとき“小栗旬”という子、出ていたなあと、
この子、可愛いなあ、もっと背が高くなったらなあって、
思っていたことを思い出し、本当に背が高くなって
理想的な体形になって現れてくれました。
でもその「GTO」以来、全く小栗くんが出演していたドラマを、
観ていなかったんですよね。「Summer Snow」「ごくせん」「Stund Up」も、
「ファイヤーボーイズ」にいたっては、リアルタイムで見ていたにもかかわらず、
小栗くんがゲスト出演した第2話だけを見逃したという、大失態をし(笑)、
でも2004年5月、映画「ロボコン」(2003年9月公開)をレンタルしてきた、
これが私の巡り会う時期だったんだと思います(笑)。
それからは、ひとり小栗旬祭りが続き(笑)、
2004年8月の「お気に召すまま」初観劇に至ります。


その映画「ロボコン」ですが、
古厩智之監督作品、里美(長澤まさみ) 航一(小栗旬
四谷(伊藤淳史) 竹内(塚本高史) 今思うととても豪華メンバーですね。
今はものすごく技術があがってしまいましたが、
よくNHKで中継される「ロボコン」に挑戦する高専の生徒たちの物語。
淡々として不思議な空気感のある映画で、
無駄に輝かせない、でもきらきらしているような、
大げさではない青春を、さりげなく切り取るような
何回見ても、後味爽やかで、見れば見るほど味がある映画です。
見れば見るほど味がある〜スルメ映画とも呼ばれていましたっけ(笑)。
本当に見るたびに好きな映画だなあって思います。
小栗くんは、サラサラの黒髪、白シャツ、黒パンツ、長い足。
理系の感じがとてもよく出ていて、小栗くんの真骨頂、
航一の成長する様子をサラッと演じていて、陰の主役といわれていました。
だんだん変わっていく航一、
”でも「揺れてます!」とは小栗旬はやらなかった。そこがよかった。”という、
古厩監督の言葉が、パンフレットにも書かれています。
そこが小栗くんの凄いところですよね。
ではここからは細かく好きなシーンを書いていこうと思います。
読みたい方だけお願いします。





まず、これで堕ちました、優勝して里美を抱きしめるところ!(笑)
航一というか、小栗くんの抱きしめ方のなんて可愛いこと。
里美役のまさみちゃんも可愛い、ふたりが思わず抱き合ってとても可愛かったです。
しかも爽やかで優しくて、大好きな抱きしめ方です。
それから里美がトラックの荷台で、夢先案内人♪を歌うシーン。
航一は風を受けながら、サラサラの黒髪が揺れて、
「うっさいよ」と言うところ、いいですよ。
砂浜で里美と航一が語り合うシーン。
「俺ってバカだったんだなあ・・・」っていう航一の台詞も好きです。
少し心を許しはじめてる?
旅館のバスが出たあと、竹内に「航一くんさあ・・・」って言われるシーン。
竹内、いいヤツなんですよね。言われてる航一がまたまた可愛いんです。
里美が航一のひざに手を置いて「ねえ 頼みがあるんだけど」〜蘇州夜曲へ。
ここはとても好きです。蘇州夜曲、決して上手い演奏ではないのですが(笑)、
その蘇州夜曲で優しさが満ちていくようで、
「ありがとうって言われちゃったよ」という航一も、優しくて・・・。
里美が練習している場面にこの曲が何故かとてもぴったりきて、
ボックスフンドも里美もがんばってって思ってしまいます。
航一は、あの眼鏡をかけた、偏屈な感じも好きです。
「悪いと思った方がいいんだろうな」(この後、頬を平手打ちされます!)の、
ところとか。でも里美が航一に「ありがとう」って言わせたいと思っていて、
最後の最後で、皆に自分を信じてくれて「ありがとう」という場面があるのですが、
もう里美も「ありがとう」って言わせたいと思ったことさえ、忘れているような笑顔で、
そして航一がその「ありがとう」という場面は、
後姿で顔のアップじゃないんですよね。
このあたりがこの映画らしい、古厩監督らしいなあって思いました。
他には乱闘の後、保健の先生に、おでこの傷を消毒してもらうところ。
髪を触られて、うつむきがちで可愛い・・・。
その後、「すいません。みんなごめん。俺出来ないよ」のところ。
初めて、みんなに弱さを見せたかなって。
次に部長に「なんで思いついたの?教えてよ。ねえ」というところ。
ここも可愛いですよ〜。
振動推進の説明のときの長い指も好きです。
海辺に投げ出された長い足も!(笑)
繊細で不器用で、でも心優しい航一くんでした。
あざとくなく、ナチュラルで、躊躇いがちで、
どこか懐かしい青春のきらめきが、ゆるやかに感じられた映画でした。
とてもとても大切にしたい映画です。