風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

真っ白なハンカチ

夜中は嵐のようでしたが、晴れてきました。
メールにて教えていただきました(ありがとうございます)。

【 小栗くんの公式HP 】にもUPされています。

【 SEED『plusmix』2010Autumn&Winter PC 新ビジュアル掲載 】

これは素敵ですね。髪の長さから最近の写真ですよね。
こんなに細くなったのですね。嬉しいです(笑)。

そして【 夏緑さんの獣医ドリトルドラマ日記 】より。

12月9日(木)19:00〜20:54、TBSテレビで、
スパモク!「小さな命を救え…熱き獣医ドリトルたち 密着!動物病院物語」”が、
放送され、ドリトルのキャスト陣も登場するそうですよ。楽しみですね。


さてこの間、雑誌の整理をしていて、そこに、いつもさい芸から送られてくる、
「アーツシアター通信」も何冊かあり、そのNo.28 に、目を引く記事がありました。
「NINAGAWA 千の目」で、蜷川さんと松本幸四郎さんの対談の一節です。
幸四郎さんが27歳のとき、ブロードウェイで「ラ・マンチャの男」を、
英語で上演されたとき。


松本「ラ・マンチャの男は、最後にドン・キホーテになって死んでいくラストの、
    シーンで、“見果てぬ夢”という歌があり、一番前に座っていらした、
    アメリカ人のご婦人が、ぱちんとハンドバッグを開けて、
    真っ白なハンカチで目頭をぬぐっていました。
    そしてハンカチを胸に抱いて、涙をこぼしながら、
    じっと私の英語のせりふを聴いている。
    ご婦人の胸に抱かれた白いハンカチが、白い光の玉に見えてきました。
    「ああ、何だ、自分は日本人として英語でブロードウェイで主演をするとか、
    27歳の役者が初めてやるとか、そういうことではない。
    僕はこの気持ちを味わうために・・・」と、
    すっとその白い光の玉に吸い込まれていった一瞬がありました。」


素敵なお話ですよね。そのご婦人はお芝居に感動されての、
自然な行動だと思うのですが、それを見て、幸四郎さんがそう思われたことが、
素晴らしいですよね。ご婦人の気持ちが、ちゃんと伝わったのだと思います。
私たちもこの気持ちをどうやったら、
演者の方々に伝えることが出来るだろうって思うことがありますよね。
今年、小栗くんは27歳、このとき幸四郎さんも27歳で、
全然タイプは違うのですが、なんとなく小栗くんは、もっと素直に、
観客の気持ちを受け止めてもいいのかなと思います。
きっとまだまだ自分は未熟だからという気持ちがあったり、
座長としての責任感があったり、気持ちにブレーキを、
かける部分もあるかと思いますが、私たちは本当に感動しています。
暗闇の中、バッグの中のハンカチを探したのは「カリギュラ」でした。
客席はもう少し暗いままにしてほしかったくらい、涙が流れました。
今度の「時計じかけのオレンジ」は、
ハンカチで目頭をぬぐう舞台ではない気がしますが、
でも小栗くん側からも、きっと凄いパワーが放たれる舞台になりますよね。
こちらも、そのパワーをしっかり受け取ったことが、小栗くん側に、
伝わるといいなあと思います。
来年1月2日からの舞台、28歳の小栗くんの新しい扉の開く瞬間を、
小栗くんともどもに、共有して、心揺さぶられたいですね。