風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

非日常の扉が開いた瞬間

今日もいいお天気です。
みお*さんから教えていただきました(ありがとうございます)。
東京ミッドタウン ガレリア2Fのオーガニックカフェ「ukafe(ウカフェ)」さんが、
時計じかけのオレンジ」とコラボして、お弁当等を出されています。

【 ukafe さんのブログ 】

お弁当、盛り沢山ですね。他の食べ物も美味しそうです。
これから行かれる方は考えてみてくださいね(笑)。
時計じかけのオレンジ」の感想を【 BBS 】にて、
みにーさん、lovelove さん、norisuke さんが書いてくださいました。
ありがとうございます。読んでみてくださいね。
いろいろな見方があって、面白いですよね。
そしてグッズについてですが、私は混んでいたので、
パンフレットだけしか買ってこなかったのですが、ちょっとネット巡りをしまして、
情報を得ましたので書かせていただきますね(ありがとうございます)。


パンフレット(黒orオレンジの表紙) 2000 円
トートバッグ 1200 円(パンフレットとセットにすると200 円引き)
クリアファイル 700 円
ポスター 1000 円
耳かき 800 円
ガチャガチャ(おみくじ+缶バッチ) 500 円


パンフレットの内容は、河原さん、小栗くん、橋本さん、武田くんの、
インタビューが各2ページ。
高良くん、山内さん、ムロくん、矢崎広くん、桜木さんのインタビューが、
各1ページ。
他キャストの皆さんのページもあって、
石川禅さん、キムラさん、鋼太郎さんのインタビューが各2ページ。
ナッドサット語の意味、解説が2ページ。
稽古風景の写真がカラー6ページ。
“あなたにとって青年期とは”が2ページ。
映画評論家の方の“「時計じかけ」のふたつの結末”が2ページ。
音楽監督さんのインタビューが2ページ。
スタッフ紹介が1ページ。
ドルーグ・ソング他の歌詞が2ページ。
モノクロで主要キャスト7人の写真が見開きで2ページ。
小栗くんと河原さんの対談が3ページ。
おまけというか、「サントリー山崎」のCM 写真が1ページ(笑)。


「パンフレット」は全部読みました。河原さんの語り口が、
面白いです。しかし鋭さはしっかりあります(笑)。
役者さんそれぞれの「時計じかけのオレンジ」への思いも、
読み応えがありました。“「時計じかけ」のふたつの結末”のところの、
キューブリック監督と、原作者の攻防も面白かったし、
やっぱり世界的な名作映画といわれるものですから、侃々諤々ですよね(笑)。
稽古風景の写真もとてもよかったです。
見開きの主要キャスト7人の写真は、
下に「BUT NO CHOCE NO LIFE・・・」と書かれていて、
とても雰囲気があり、素敵でした。


そのパンフレットの内容に少し重なるところがあるのが、
昨日、買ってきた「CINEMA SQUARE vol.35 」

【 amazon.co.jp CINEMA SQUARE vol.35 】

小栗くんと河原さんの対談で、カラー4ページ。河原さんと二人で写っています。
ニット帽を被った自然体の小栗くんで素敵ですよ。
対談の内容が、「時計じかけのオレンジ」のパンフレットの二人の対談の内容と、
重なるところもあり、楽しい対談です。小栗くんは、
「河原さんには、サクッと見透かされてしまう」と言っています。
河原さんからは、
「稽古をやっていると、小栗君は舞台が好きなんだなあっていうのが、
分かるよ」と言われていました。
ベテラン組の鋼太郎さん、橋本さとしさん、山内圭哉さんたちの方が、
自由でドルーグに見えるというのが、目に浮かぶようで(笑)、
可笑しかったです。
やはりまわりのキャストの方々が皆、凄い面々ですよね。
キムラ緑子さんは「スマイル」で誠司くんのお母さん役を、
演じてくださった方ですよね。
舞台ではどこかコミカルで艶めかしくチャーミングでした。
「パンフレット」には、小栗くんとの殺陣のシーンで、その目つきの凄まじさに、
思わずワクワクしたと書いてありました。
他に「パンフレット」の中では、石川禅さんが、小栗くんの清潔感ある魅力が、
原作とも映画とも違う作品世界を生み出すと書かれていて、嬉しかったです。


そう清潔感、ですよね。それは小栗くん、独特の清潔感だと思います。
蜷川さんは、「小栗は黙っていれば貴族に見えるから」、
「イギリスでも通用するある種の品のよさを持っている」と仰っていましたが、
品のよさにも通じる清潔感、若くてあの雰囲気があるのは、
特筆すべきことだと思います。
いつも舞台での小栗くんを見ると、若いのに、深さを感じるというか、
安っぽくないんですよね。
それはそういう雰囲気を持っているからだと思うのです。
21歳のオーランドーで、すでに気品がありましたから。
そして“ある種の品の良さ”というのは、本質的なものだと思います。
人間として、純粋なものを核に持っていて、損得で考えず、上質なこと、
それが清潔感にも繋がっていると思うのです。
アレックスは、いわゆる上品ではもちろんだめですが、
でも自由の象徴みたいなところもありますから(悪事のですけど)、
しかもスタイリッシュで前衛的、
そのへんの下々のものとは違うという点では、特別なものという観点で、
あのアレックスが出来上がったのだと思います。
悪だくみをして、猫なで声で油断させて、残酷で、高笑いと嘲笑と、
そして許しを乞い、のたうちまわり、また取り戻し・・・。
激しい照明、激しい音楽、くるくる変わる表情、感情、
あっという間に、非日常の扉が開いた瞬間でした。


それにしても舞台の小栗くんは、もう全然違います!
2009年5月10日の「ムサシ」大千秋楽から、1年8ヶ月、長かった〜。
本当にキラキラと輝くオーラ全開の小栗くんで、
人間には3種類あるのだなあと思いました。
男性、女性、そして舞台の小栗旬です(ちょっと飛ばしました・笑)。
そのくらい、思わず分類したくなるような、唯一無二の存在ですよね。
舞台で演じている小栗くんは、時間さえも思うがままに操れるような、
のびやかさとしなやかさと、自由を纏い、空間を支配し、繊細で透明な色っぽさと、
苦しくなるほどの美しさ、本当に心奪われてしまいます。
特にアレックスは、倒錯的な魅力もある人なので、
倒錯好きとしては(笑)、時間が経つにつれ、忘れるどころか、
胸締めつけられる思いです。
絶対に、1年に最低1本は、舞台をやるべきだと思います。
小栗くんも凄く楽しそうでしたし、そういう思いも伝わってきました。
まずは、まだ始まったばかりの「時計じかけのオレンジ」、
キャスト、スタッフの皆さん、お身体に気をつけて、
大千秋楽まで、無事にやり遂げられますよう、お祈りしています。