風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

BEST STAGE 6月号

晴れたり曇ったり雨が降ったりしています。
【 小栗くんの公式HP 】より。
「岳」、大阪も舞台挨拶があるんですね。
名古屋は無理かな〜(笑)。お近くの方、行ってみてくださいね。
camelia さんが昨日のコメント欄に書いてくださった(ありがとうございます)、
「A-Studio」での、堀北真希ちゃんの「あ、い、う、え、お」のこと。
「あ・・・愛、い・・・命、う・・・運、え・・・縁、お・・・恩」、
愛と命と縁と恩を忘れなかったら、必ず運は開ける〜この「あいうえお」を、
大切に忘れないように、真希ちゃんが日々を送っているというお話があって、
本当にそのとおりだなあと思いました。素敵なお話ですよね。
真希ちゃん、それを胸に行動していて、あんなに素敵な女優さんになって、
これは小栗くんにもぴったり当てはまることだと思います。


そんな縁が結ばれた、そこにはきっと愛も恩もあったでしょう、
「髑髏城の七人」のスチール撮影現場が載っている、
「BEST STAGE 6月号」を買ってきました!

【 amazon.co.jp BEST STAGE 6月号 】

小栗くん、森山くん、早乙女くん、勝地くんらが衣装を着た、
撮影の様子が、インタビューも含め、カラー4ぺージで載っています。
小栗くんの着物は特注で、やはり手足が長いので、
普通に作っちゃうとゆきが足りないですよね。
白地に薄墨色でガイコツが描かれています。
赤い半襟が色っぽくて、凄く格好いいです〜!
チェックのためのパソコンの画面を見て、
「格好いいよ、こいつ」とアート・ディレクターの方が思わず仰るほど。
写真は5カット。どれも素敵ですが、
剣を低く構えた、全身の写真が特に好きです。
本当に、スチール写真で早くも惚れ惚れして、
これからどうしましょう、という感じですが、
でも格好いいものは格好いい、美しいものは美しいので、仕方ないです(笑)。
しかし、小栗くん、白い衣装が多いですよね。
これは偶然ではないような気がします。
肌の色が白いというのもあるかもしれませんが、
こんなに白が似合う人、映える人を他に知りません。
それこそ、「時計じかけのオレンジ」のアレックスは、
白シャツ、白いサスペンダーで、白ずくめでしたし、
カリギュラも白い高貴な衣装が凄くよく似合っていました。
そしてアンティフォラスは、捨之介の白い着物、赤い半襟と同じ、
白い衣装に赤いマントでした。
小栗くんだけが持つというか、小栗くん特有の透明感のある清潔感、美しさ、
そして色気が、白い衣装を呼んでいるような気がします。
そのくらい似合って、映えて、美しく格好いいですよね〜。
では今日の台詞は、その「間違いの喜劇」より。
こんな甘い台詞は、捨之介は言わないと思いますが(笑)、
そのあとに、「BEST STAGE 6月号」に書かれていた、
古田さんの小栗くんへの言葉がとてもよかったので、
小栗くんのインタビューの一部を書いていきたいと思います。
読みたい方だけお願いします。
まずは「間違いの喜劇」より。


アンティフォラス「美しい人、それ以外にあなたの呼び名を知らないし、
          なぜあなたが僕の名前をご存じなのかも分かりません。
          あなたの知識、あなたの美しさは、
          地上の奇跡、地上の神です。
          教えてください。かわいい人。どう考え、どう話せばいいのか。
          鈍く、多くの間違いに窒息しかけ、
          たよりなく、浅はかで弱い僕の頭に、
          あなたの言葉の隠された意味を明かして下さい。
          なぜ、僕の純で一途な魂を、
          未知の不義の世界に、さまよわせようとするのです?
          あなたは神ですか?僕を新たに造り直したいのですか?
          それなら造り変えて下さい。あなたの力に従います。
          だが、僕が僕であるとすれば、
          いま泣いているお姉さんは僕の妻ではなく、僕には、
          あの人のベッドを尊ぶ義務もありません。
          僕の心は、もっともっとあなたの方に傾いている。
          ああ、美しい人魚、あなたの歌声で僕を惹き寄せ、
          お姉さんの涙の海で溺れさせないで下さい。
          ご自身のために歌って下されば、僕はあなたに溺れます。
          銀の波間にその金髪を拡げて下されば、
          その輝かしい空想の中で、
          至福の果てに死んでも本望です。
          浮いた恋なら沈むがいい、溺れるがいい。」


シェイクスピアも本当に素敵な台詞が多いです。
この台詞を小栗アンティフォラスの口から聞いたときは、
倒れそうでしたが(笑)、今度もきっと倒れそうに色っぽくて格好いい、
捨之介を演じてくれますよね。
それでは「BEST STAGE 6月号」より。





「BEST STAGE 6月号」
小栗くんのインタビューより。
出演が決まったのは2年くらい前。いつか新感線でやりたいと思っていた小栗くん。
プロデューサーの細川さんが、古田さんに、
“捨之介をやらせるんだったら、誰がいいかな”と聞いたら、
“小栗だろう”と名前が出たこと。
小栗「今はプレッシャー半分、楽しみ半分で、
    古田さんには『お前は、泥に埋もれろ』と言われました(笑)。
    『真っ向勝負しても未來と太一には、勝てないから。
    あいつらやってきてる時間が違うからな。
    でもお前は泥に埋もれれば埋もれるほど、違うものになるから』と。
    だから今回、僕は泥に埋もれます。」
そして「時計じかけのオレンジ」を観に来てくれた時。
小栗「古田さんに『お前は大劇場なのに、下を向きすぎる。
    上を見るようにしなさい』と言われて。それは、すべてのお客さんに、
    ちゃんと届けろということなんだと思います。それも無理にやるのではなく、
    自分の生理でできるようになりなさいという貴重なアドバイスでした。」
“お前は泥に埋もれろ”“お前は泥に埋もれれば埋もれるほど、違うものになるから”
なんとなくわかるような気もしますよね。
泥とは何を指すのでしょう。
人間の血、生、性、猥雑、混沌、その中に埋もれれば埋もれるほど、
また違った彼が覚醒するということなのでしょうか。ドキドキしますね〜。
いずれにせよ、違うものになった、捨之介を小栗くんを、観に行きたいですね!
他にも、殺陣の話だったり、森山くんのインタビューにも、
小栗くんの話が少し出てきたり、スチール撮影のそれぞれの様子も面白かった、
「BEST STAGE 6月号」でした。