風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

リッチマン、プアウーマン #4

よく晴れました。
昨日、「リッチマン、プアウーマン」第4話を観ました。
だんだん回を重ねるごとに、日向徹という人物が、
くっきりしてきた気がします。
カリスマ性があって、才能があり、一見傲慢にも思える行動もありながら、
しかしその核が純粋であること。そしてとびっきり魅力的であること。
小栗くん、やっぱり上手いなあ。
創業当時からのシーン、よかったですよね。
朝比奈と一緒にどんどん夢を叶えていく感じ、
朝比奈の「徹」という呼び方が優しくて、
二人の信頼関係がより伝わってきました。
真琴(本名は真琴だったんですね・笑)は相変わらずチャーミングで、
二人のやりとりのシーンはとても可愛らしくて、大好きです。


日向「勘違いするな」
真琴「え?」
日向「プロジェクトに必要な人間だと思ったから呼んだんだ」
真琴「え」
日向「最も無個性で才能がなく馬鹿で不器用で有象無象の中のひとり。
    そういう人間の感覚が今の僕には必要だ」
真琴「え?」
日向(手招き)
真琴「はい」
日向(パソコン画面を見せる)「お前が作ったインターフェイスだ」
真琴「うふふ、はい!(画面を操作しながら)あ、凄い」
日向「ほんの一部だが」(パソコンを閉じようとする)
真琴「え、あ、もう一度だけ」
日向「閉店です」
真琴「えぇ!」


「閉店です」が可愛いです(笑)。
それであの、常々思っていたのですが、ドラマ中の、
「ヒカリへ」がバックに流れる、トヨタのCM 、ありますよね。
このCM の小栗くんがとてもとても素敵だなあとずっと思っていて、
少し髪型が違うのかな。その小栗くんがこの第4話で登場しました。
「お前が作ったインターフェイスだ」のときの徹、
なんて魅力的な社長さんなんだろうって思って、
そのあとの社員の皆に、あらためて真琴を紹介するところ、
エレベーターのところで真琴の名刺を渡すところ、
二人の身長差が素敵ですし、腕まくりのYシャツ、右手の時計、
肩にかけた上着、長身で姿勢の良い立ち方、その凛とした清潔感。
世の中を颯爽と生きている自負を存分に感じることができて、
本当に惚れ惚れしました。
そしてそしてキスシーンに向かう場面もロマンチックでした。
忘れること・・・それは残酷なことではないかと気付き始めた徹。
けなげな真琴の瞳が心にひっかかったから?
しかし燿子とも過去に会っていました。


燿子のレストラン。徹は食事を終えて。
日向「覚えてないってやっぱりひどいよな」
燿子「何?どうしたの。じゃあ、さあ、思い出してみようか。
    まず私たちは9年前に会った。電車の中で」
日向「電車?」
燿子「夜行列車。それである駅で二人で降りたの」
日向「降りた。なんで?」
燿子「なんでって。お互いに、そういう気分になったから」
日向「あはは。なんだそれ。なんかいかがわしいな」
燿子「うふふ。まあ、そんなこんなで」
日向「そんなこんなでが重要だろ」
燿子「まあいいじゃない。なんていうか、凄く気が合ったの。
    いいなあって思ったのよ。多分、お互いに?」
日向「お互いに」
燿子「それで、別れるときに約束したの。1年後にまた会おうって。
    これが一夜の勘違いじゃない、本当の気持ちだったら、また会おうって」
日向「待て。・・・それは覚えてる」
燿子「え?」
日向「僕は行ったんだ。1年後に、会いに行ったんだ!」
燿子「ほんと?」
日向「ああ」
燿子「そう、行ったんだ」
日向「その後はどうなったんだ。君は?君は行ったのか?」
燿子「ごめん。私は行かなかったのよ」
日向「なんだ。来なかったのか。僕だけがバカみたいじゃないか」
燿子(立ち上がり歩きだした徹の手を取り)「嘘」
日向「え?」
燿子「ずっと待ってた」(燿子から徹へキス)


燿子さんがまた巡り会えた喜びとともに笑顔でキスしてくるところが、
かえって切なくて、心に響きました。
徹はされるがままで、ズボンのポケットに手をつっこんだまま、
高い背の徹、少し背伸びしてキスする燿子。絵になりましたね。
でも真琴が目撃しちゃいました(笑)。
その後、朝比奈さんのブラック化を示唆したような画面で、
続くでした〜。キスの後の予想、少し当たっていましたね(笑)。
来週は、綾野くんの出演もありますし、ストーリー的にも楽しみです。
朝比奈さんは最後の最後には徹を守ってほしいんですけど、
どうでしょう。
またコミカルな楽しいシーン、明日はどっちだ?みたいな(笑)、
先が見えないシーン、そしてロマンチックなシーン、
素敵な素敵な日向徹くんをたくさん観たいなあと思います。
名前、戸籍。忘れる、忘れない。思い出す?思い出せない。
徹の頭の中に、心の中に記憶されるのは、忘れ去られるのは?
実は切ない物語ですよね。