晴れたり雲ったりしています。
さて何を書こうかなと思ったとき、去年の今日、一昨年の今日、
何を書いていたのかなと振り返るときがあって、
2005年12月17日、ちょうど連続ドラマ「花より男子」(パート1)が、
前日に終わって、「花沢類総評」を書いていました。
ということで、今日は2005年12月17日のブログを、
もう一度、書いてみたいと思います。
昨日「花より男子」が終わってしまって、とても寂しい気持ちでいっぱいなんですが、
今日はその花沢類くんについて。
小栗くんは最初、自分に共通点は何もない役だからと言っていましたが、
いまや、花沢類といえば小栗旬というか、
小栗くんだからこその類だったと思います。
小栗類くんには、たくさんたくさん夢見させてもらいました。
今乙女の人も昔乙女だった人も虜になりました。
小栗くんが背が高くて足が長いことも、皆に知ってもらえました。
その類くんは、格好良くて、可愛くて、繊細で、ふわっとしてて、
いつも突然現れてさりげなく助けてくれて、髪にキスしてくれて、
時には抱きしめられたり、頭を撫でてくれたり、本当にビー玉の瞳の王子様でした。
この現実にいるわけないような類は、小栗くんによって綺麗に体現されて、
「きっといるに違いないわ!」と、錯覚に陥る現実感で、
まさに小栗マジックでした。ではここからは小栗マジックの分析を(笑)。
《類の雰囲気》
小栗くんはいつもその役の空気というか雰囲気作りが、
とても上手い人だなあって思うのですが、
この類の少し物憂げでふわふわした感じ。
ずっと一緒にいたいなあって思わせるような、
そこだけいい匂いがしてそうな透明感のある甘い雰囲気。素敵でしたね。
歩き方、座り方、目線の配り方、呼吸までが違うような、
繊細で優しい雰囲気がとてもよく伝わってきました。
《類の瞳》
もう小栗くんの目はですね。本当に力のある目だと思います。
それは強い光もほんの弱い光もきちんとこちらに届くというか。
昨日、「空港で静さんを迎えるときの、恋する男の子の瞳に射抜かれた」と、
書きましたが、ここっていうときの、相手の心のとらえかたといったら、
吸い込まれそうで、特別大きい目ではないんですが、その目の表情が素晴らしい。
優しいときだけじゃなくて、冷たいときもわがままなときも、
諦めたような寂しさも哀しさも、その繊細な気持ちが心に響きます。
つい自分の気持ちを飲み込んでしまう類が切ないなあとか、
類としては遠くをみつめるような、うっすらと涙ぐむような場面も多かったんですが、
その綺麗な目と綺麗な横顔に心奪われました。
《類の声》
彼のあの優しい声が、とてもとても活かされる役でしたよね。
それと話し方がなんとも言えず素敵で、やわらかくて、まどろむような、
ひとつテンポが違うような、類らしいなあって思いました。
「牧野」呼びかける声がとてもとても優しかった。
「ありがと」語尾を少し上げる言い方が、宝物のように心に届きました。
《類の白のイメージ》
このドラマ、冬でよかったなあって思いました。
白いタートルネックセーター、白いコート(何種類も!)
いかにも生地がよさそうな白いシャツ。白いマフラーも。
なんて白がよく似合っていたでしょう。
清潔感があって、上品で、良家のお坊っちゃんって感じがよく伝わってきました。
小栗くんは長身で身体の線がとても綺麗なので、
何着ても、格好良くて、そして可愛かったですよね。
彼の体型がどこか少年っぽさと、その細さと足の長さと、本当に少女漫画のようで、
誰もが振り返るような美しい類くんでした。
白といえば、小栗類くんは色白でしたね。
回を重ねるごとに、その茶色の髪の色とも相まって、透きとおるような白い肌でした。
もともと格好良いので、格好良い役を演じると、
こんなにも格好良くなっちゃうんだ〜って、思いました。
もう最後の高校生役でしょうか。
類の可愛さ、甘さ、優しさは、実は小栗くんの中にあるものだなあって、
前から思っていたので、今回それが全面に出る役で、
たくさんたくさんときめかせていただきました。
そしてあの類役をこれだけ体現出来たことは、しかも嫌味なく演じられたことは、
小栗くんの演技力の凄さを改めて感じることになりました。
小栗くんの代表的な役のひとつになったと思います。
おまけ:すりりんご類くんが忘れられません(笑)。
もう7年も前のことになるんですね(時の流れは早い・笑)。
私は「花より男子2」よりこの「花より男子1」の方の花沢類が、
好きなのですが、「2」はなんだか可哀想で、
「1」の方がわがままな感じもちゃんとあって、
より掴みどころのない感じだったかなと思います。
今は連続ドラマがなかなか大変なときなので、「花より男子」もいつか、
リメイクされるのかなあと思うですが(笑)、でもあのメンバーは最強でしたよね。
そしてあの小栗くんが演じた花沢類の雰囲気は、
ちょっとやそっとでは出ないような(ファンの贔屓目・笑)、
本人としては、自分と正反対の役だったかもしれませんけど、
でも、実は小栗くんだからこその役だったような気もします。
もう一度花沢類を演じてほしいとは思いませんが(笑)、
あの上品さ、繊細さ、甘さ、でも甘すぎないところ、優しさ、透明感、
そして細身のラインも、小栗くんの大きな武器だと思うので、
小栗くんだけが持っている魅力を手放す必要はないです、
自分の中で否定しないで、冷静に捉えて、
これからの役に投影していってほしいなあと思います。