風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

今週のこの人

晴れました。暖かい日になりました。
3月12日(火)に日本テレビ系列で「ビートたけし超訳ルーヴル」が、
放送されますが、その前に、2013年3月10日(日) 14時00分〜14時55分
「パリ発!旬美食ツアー 超食ルーヴル」という番組が放送されます。
【 Yahoo テレビ番組表 パリ発!旬美食ツアー『超食ルーヴル』】
新しいルーヴル美術館の楽しみ方を見つけに来た有名人がパリの旬な美食スポットを巡る▼菅野美穂ミシュランシェフの秘密部屋レストランへ▼小栗旬×シャンパンに合う餃子
“中身すべてがフランス最高食材!パリで噂の日本人シェフが提案するシャンパンにあう餃子に小栗旬桐谷健太が絶句”


この番組はこちらの地方では放送されないようなので、
日本テレビだけかな?見られる地域の方、見てみてくださいね。
シャンパンにあう餃子ってどんな餃子でしょう(笑)。


「チケットぴあ」の「今週のこの人!」に小栗くんが取り上げられています。
舞台について詳しく語っています。
【 チケットぴあ 今週のこの人!】
映像においても舞台においても、情熱を持って疾走するイメージが強く浮かび上がる人気俳優、小栗旬。2年ぶりの舞台となる『あかいくらやみ』で、作・演出の長塚圭史と待望の初顔合わせが実現することとなった。作品ごとに名前どおりの“旬の舞台”を構築してきた彼が、残虐な復讐の史実をモチーフとした舞台で、また新たな表現を生み出そうとしている。今あらためて尋ねる小栗旬の軌跡について、笑顔で振り返りながら一つひとつ丁寧に、飾らない言葉で語ってくれた。


11歳の時に児童劇団に入ったので、今年の9月で20年目になるのかな。でも実質的なデビューからいったらまだ10年ちょっとですから。


ーー蜷川さんとの出会いについて
ちょっとしたカルチャーショックでしたよ(笑)。白井さんの稽古場は午後1時から9時までみっちり、休憩時間もほとんどない稽古場だったのに、蜷川さんの稽古場に行ったら夜まで稽古と決まっていても、だいたい早くに終わっちゃう。“とにかくやってみろ”から始まって、やってみたら意外といい感じにできたようで、とくに芝居について言われることもなく“もうここの稽古はいいや”って。あれ? 白井さんはあんなに細かくうるさかったのに(笑)、この違いは何だろう?と。でもそこから、蜷川さんとの長い長い歴史が始まっていくんですけど。


この最初の『ハムレット』(2003年)では何も言われなかったけど、2度目の『お気に召すまま』(2004年)では蜷川さんに“次こそはお前をメチャクチャにしてやるぞ”と言われて稽古に入りました。それで“ヨッシャー! 今回はいろいろ言われるんだ!”と心して入ったのに、蜷川さんは他の俳優につきっきりになってて僕にはとくにダメ出しもなく、本番を迎えることに。でもその時に、僕の第二のお師匠さんである吉田鋼太郎という人に出会ったんです。鋼太郎さんが毎回稽古終わりにシェイクスピアの台詞のしゃべり方などを教えてくれたことで、芝居の面白さをどんどん感じていったんです。


その次の蜷川さんとの舞台は『間違いの喜劇』(2006年)かな。そこで初めて蜷川さんに“ヘタクソ”“ カス”“ 死んじまえ”と言われるようになって(笑)。で、続いての舞台『タイタス・アンドロニカス』(2006年)では、ちょっと調子に乗ってしまいまして。ノドの調子がヤバいな…と思っていたのに飲みに行っちゃって、翌日に声がまったく出なくなったことがあったんです。しかもその夜に蜷川さんに電話して“俺、やりますから!”なんて宣言しておいて(笑)。蜷川さんに“ホントに死ね。お前となんか二度と口をききたくない”と言われ、僕のせいで3日間、稽古が休みになったんですよね。ああ〜やってしまった!と思って、その3日目の夜にまた蜷川さんに電話して謝ったら、“別にいいんだよ”って言われました。“お前らみたいな若いヤツらは、失敗しちゃいけない状況でばかり仕事をさせられて収まっていこうとしている。こういうことをしたらダメなんだってことを深く反省して、次のステップにしてくれればいいから。明日、稽古場で待ってます”と。


ーーなんと懐の深い、愛ですね!
そうですね〜。『タイタス〜』はいろんな地方を回って、イギリスにも一ヶ月行って、本当に面白くて貴重な時間でした。僕の中での蜷川舞台のお気に入りランクで、かなりトップのほうに初演の『タイタス・アンドロニカス』があるんですよ。初演での、吉田鋼太郎のエネルギーに圧倒されちゃって。こんなすごい人がいるんだ!と。その人を今度は自分が陥れていく。演じていて、やっぱり快感で面白かったですよね。今では多くの知り合いの俳優たちも鋼太郎さんとつき合いがあるけれど、僕としては“俺らの世代で一番最初に鋼太郎を見つけたのは、俺だ”という自負があるので(笑)。


ーー要所要所で大事なお師匠さんに出会っているんですね。蜷川さんからの愛ある暴言もたっぷり浴びるようになって(笑)。
はい。その後『お気に召すまま』の再演があって、『カリギュラ』(2007年)になりますね。やっぱり『カリギュラ』は、これまで自分がやってきた中でナンバー1の舞台だと思っています。当時の自分の肉体と精神的な部分とが、カリギュラという人物にすごくリンクしたんですよ。今から思えばホントに稚拙で、エネルギーだけで走りきったなとは思うんですけど、あの芝居に出られたことは大きな財産だと。ただ、財産であるだけに“あの頃の自分はあんなにパワーがあったのに”と過去の栄光を振り返る瞬間が時々あって、早くそれはなくさないといけないなと思っているんですけどね。


その後の『ムサシ』(2009年)で、やっと藤原竜也と肩を並べて演じられる時がきた。僕としては蜷川さんとやってきたことの集大成のように感じています。同い年の竜也の舞台はいつも“すげえな”と思って、ずっと観てきたんですね。それこそ『ハムレット』の時の竜也はカッコ良くて、神々しいものを感じていて。いつか彼と対等な役で芝居がしたいと思っていたので、それが叶った『ムサシ』は嬉しかったですね。同じ舞台に立ち、しかも相手役をやっているというのはとても感慨深いものがありました。


もう芸歴は長いんだなあとか、蜷川さんについては、そうそうと頷きながら、
いろいろと思い出し感慨深かったです。
小栗くんにとっても「カリギュラ」はナンバー1の舞台だったのですね。
蜷川さんも本当にくれぐれもお身体にお気をつけて、
また演出される舞台に小栗くんを呼んでいただきたいなあと思います。
そして「あかいくらやみ」も楽しみにしています!
写真は昨日の「キョードー大阪」の動画と同じときですね。
とても素敵です!このままでお願いしたいです(笑)。