風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

さりげなく助けてくれて、髪にキスしてくれる

晴れました。風が冷たく寒いです。
2005年の今日、12月16日は「花より男子」パート1の最終回の日でした。
その日に書いたブログです。


ドラマとしては少女漫画を臆することなくストレートに表現し、
しかし美術には本物を使い、安っぽい画面にならずに映像もとても綺麗でした。
そして中心となる、つくし、司、類が、
三人とも演技力があったことが成功の要因だと思います。
第1話を見たときは、小栗くん、大変な役だなあって思いましたが、
第2話の静さんを迎える空港のシーン。
あの恋する男の子の瞳に、すっかり射抜かれて、
それからはしっかり小栗類くんの魅力に参ってしまいました。
舞台と重なって、本当にハードスケジュールでしたが、
どちらも手を抜くことなく(プロですものね)、
丁寧に思いを込めて演じられていて、感動しました。
花沢類くんを見て、舞台に行きたいと思ってくださる方々も、
たくさんいらっしゃるようなので、報われてよかったなあって思いました。
ゆっくり休んで、リフレッシュしてほしいなあって思います。
本当は類から開放されて、ん〜!って背伸びをしているような、
小栗くんも目に浮かぶのですが(笑)。


そうなんですよね。なんといってもこういう役、初めてだったので、
その当時、すでに小栗くんをある程度知っているものとしては、
“本当は類から開放されて、ん〜!って背伸びをしているような”
こんな感じも受けました(笑)。
でも素敵な類でしたよね。


小栗類くんには、たくさんたくさん夢見させてもらいました。
今乙女の人も昔乙女だった人も虜になりました。
格好良くて、可愛くて、繊細で、ふわっとしてて、
いつも突然現れてさりげなく助けてくれて、髪にキスしてくれて、
時には抱きしめられたり、頭を撫でてくれたり、本当にビー玉の瞳の王子様でした。
この現実にいるわけないような類は、小栗くんによって綺麗に体現されて、
「きっといるに違いないわ!」と、錯覚に陥る現実感で、
まさに小栗マジックでした。


《類の雰囲気》


小栗くんはいつもその役の空気というか雰囲気作りが、
とても上手い人だなあって思うのですが、
この類の少し物憂げでふわふわした感じ。
ずっと一緒にいたいなあって思わせるような、
そこだけいい匂いがしてそうな透明感のある甘い雰囲気。素敵でしたね。
歩き方、座り方、目線の配り方、呼吸までが違うような、
繊細で優しい雰囲気がとてもよく伝わってきました。


《類の瞳》


もう小栗くんの目はですね。本当に力のある目だと思います。
それは強い光もほんの弱い光もきちんとこちらに届くというか。
空港で静さんを迎えるときの、恋する男の子の瞳に射抜かれたように、
ここっていうときの、相手の心のとらえかたといったら、
吸い込まれそうで、特別大きい目ではないのですが、その目の表情が素晴らしい。
優しいときだけじゃなくて、冷たいときもわがままなときも、
諦めたような寂しさも哀しさも、その繊細な気持ちが心に響きます。
つい自分の気持ちを飲み込んでしまう類が切ないなあとか、
類としては遠くをみつめるような、うっすらと涙ぐむような場面も多かったのですが、
その綺麗な目と綺麗な横顔に心奪われました。


《類の声》


彼のあの優しい声が、とてもとても活かされる役でしたよね。
それと話し方がなんとも言えず素敵で、やわらかくて、まどろむような、
ひとつテンポが違うような、類らしいなあって思いました。
「牧野」呼びかける声がとてもとても優しかった。
「ありがと」語尾を少し上げる言い方が、宝物のように心に届きました。


《類の白のイメージ》


このドラマ、冬でよかったなあって思いました。
白いタートルネックセーター、白いコート(何種類も!)
いかにも生地がよさそうな白いシャツ、白いマフラーも。
なんて白がよく似合っていたでしょう。
清潔感があって、上品で、良家のお坊っちゃんって感じがよく伝わってきました。
小栗くんは長身で身体の線がとても綺麗なので、
何を着ても、格好良くて、そして可愛かったですよね。
彼の体型がどこか少年っぽさと、その細さと足の長さと、本当に少女漫画のようで、
誰もが振り返るような美しい類くんでした。
白といえば、小栗類くんは色白でしたね。
回を重ねるごとに、その茶色の髪の色とも相まって、
透きとおるような白い肌でした。


冷たい風が吹く寒い中、類を思い出してほっこり温まるのもいいですよね(笑)。