風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

志を高いところで維持し続ける

晴れました。風が冷たいです。
昨日まで行われていたフィギュアスケートNHK杯
アイスダンスがとても素晴らしく感動しました。
最高峰の組が、集結した今大会、
もちろん、歴代最高得点を出した、バーチュー、モイヤー組も、
凄く雰囲気のあるパパギタス、シゼロン組も、
とても素晴らしかったのですが、なんといっても、
3位に入った、カッペリーニ、ラノッテ組。
チャップリン・メドレーに乗せて、軽やかにロマンチックに、
まるで映画を見ているような、凄くストーリーが感じられて、
本当に本当に素敵で、涙が滲みました。
グランプリシリーズ、すべての大会で、アイスダンスもペアも、
行われているのに、放送されるのは、NHK杯だけなので、他の大会も、
せめて、グランプリファイナル、世界選手権は、
すべての種目を放送してほしいです。
そしてそしてもうひとつ、一際目を引いたのは、ランビエールコーチ!
こんなにも素敵なコーチになられて、上品さとインテリジェンスと、
でも教え子の演技に一喜一憂することに恥ずかしがったり、
そんな先生の姿を見ると、ついつい教え子のヴァシリエフスくん、
応援しようかなと思ってしまいました。
実は「ユーリ・オン・アイス」というアニメも見てます(笑)。
ランビエール先生とよく似たコーチが出てきます。
私はユーリ・プリセツキーが贔屓です(笑)。


小栗くん、ほんだしの新しいCM です。
【 ほんだし 野菜のだし煮 CM 】
そうそう、茶色のものばかり並ぶときがありますよね(笑)。
相変わらず、美味しそうに食べています。


さて「ミュージアム」の番宣、もうひとつ、17日の<アメトーク>の、
感想を書いていなかったので、少し書きますね。
小栗くんの「情熱大陸」をもう一度観たくなるような内容で、
面白かったです。
皆さんの「情熱大陸」も「プロフェッショナル」もとても面白くて、
大久保さんへの小栗くんのナレーションもよかったですよね。
「そんな綺麗な声で」って言われてました(笑)。
そしてその当時の小栗くんの思いが聞けたことが、凄くよかったです。


Q 史上初の2週連続放送について。
小栗「もともとは1週分の予定だったんですけど、ある時、完成したものを今度持ってきますと、舞台の楽屋に、そのときのディレクターさんが持ってきてくれたんですけど。で、30分のオンエアをみんなで見て、ブツッと切れるんですよ、オンエアが。で、いろいろ会議をした結果、こんだけ面白いんだったら、30分伸ばせって言われたと」


Q 意識して良いコメントを言う?
小栗「最初の頃なんかは、ちょっと考えることもありました。やっぱり。かっこつけようとか、こんなこと言った方がいいのかなとか、あったんですけど。僕、ほんとその1年目長かったんで、一緒にやってたディレクターさんが、かなり年上の方だったんですけど、僕の愚痴を聞いてくれる人みたいな。だから彼が来てくれた方がほっとするみたいな」


Q 喋ってる時に、手応え感じる?
小栗「それはあんまりなかったです、正直。ほんとに仕事をひたすらずーっと撮り続けているじゃないですか。ほんとに僕からすると、これの何が面白くなっていくんだろうなという感じ」


そうだったんだあって思います。
愚痴を聞いてくれてた、というのがいいですね(笑)。
笑顔もいっぱいで、細身でスラッとして、スーツ姿もとても素敵な小栗くんでした。
ということで、当時の「情熱大陸」また観てしまいました。
いつもDVD を観るのですが、編集の仕方がもっとドキドキした、
放送時のものを観てみました。


やっぱり今観ても感動します。
よく体を壊さず、舞台にも穴を開けず、やり切ったなあと改めて思います。
それは、志を高いところで維持し続ける精神力があったからだと思いました。
当時、壮大な「カリギュラ」への役作りと思ったこと、
今でもやはりそう思いますし、向かうゴールが「カリギュラ」だったことは、
大変な高い壁でしたが、幸いでもあったかなあと思います。
だって蜷川さんがついていてくれたから。
カリギュラ」を観劇後、感動と涙で、席から立ち上がれなかったことを、
思い出します。
私は「カリギュラ」と出会って、演劇の凄さを目の当たりにしました。
蜷川さん演出の、あの当時の美しい美しい小栗くんを、
劇場の同じ空気の中で、観劇できたこと、本当に感謝です。
心揺さぶられ、心締め付けられ、心奪われました。
それから、この後の小栗くんを考えると、
ブームになった人は、凄くそこからが難しいと思うのですが、
よく頑張って、その後も乗り切って、かつ成長して、
役者さんとしての地位も確立して、立派だったなあと思います。
しかも結婚してお父さんにもなりましたね。
やはり芯の部分がブレてないから、
その芯の部分が、ずっと純粋で綺麗なままだから、
いろいろ生きにくい部分もあったと思うのですが、
彼を理解してくれる信頼できる人もまわりにできて、
今があるのだなあと思います。
でもやっぱり蜷川さん演出で、「ハムレット」を観たかった。
やるせない思いにかられます。
それから私の好みとしては(笑)、このころの細身の華奢な彼も、
凄く好きでした。