風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

罪の声 豪華版 Blu-ray

よく晴れました。

「罪の声」のBlu-ray が届きました!

私は映画館で1回しか観てなかったので、まず本編を観ました。

2回目なのに、涙が溢れて、やっぱりね、とても良質な映画だと思うんですよ。

重厚で熱量があって深くて考えさせられて、キャストはもちろんスタッフの方々も、

ひとつになって同じ方向を向いているのがわかって、

良い映画だなあとしみじみ思いました。

私の中では、小栗くんが出演した映画の中で、ベスト1だと改めて思います。

胸を張ってお薦めしたい映画になりました。

そして阿久津に会えてよかった。阿久津が小栗くんで本当によかったと思います。

阿久津の中の、優しさ、繊細さは、小栗くんの中にあるものが、

滲み出ていると思います。人間味のある阿久津はとても魅力的でした。

次に、特典Discを見ました。

メイキングが約41分くらいあったのですが、とてもよかったです!

ナレーションが入っていなかったので、かえってドキュメンタリーみたいで、

臨場感があって、ちょっとドキドキしました(笑)。

日本中、転々とロケをしていて、大阪のど真ん中を小栗くんが歩いたり、

凄いなあと思いましたが、やはりぴったり合う背景、景色は説得力がありますよね。

イギリス、ヨークの風景などは、泣きたくなるほど美しかったです。

いろいろな舞台挨拶も入っていましたが、あの小さな女の子が、

小栗くんを見て、目がハートになったお話とか、

公開直前イベントの丈の長い上着を着ている小栗くん、

相変わらず立ち姿が美しくて、とっても綺麗で素敵だなあと思ったり、

大ヒット御礼舞台挨拶では、登壇された望ちゃんも聡一郎さんも、

元気でよかったと思ったり(笑)。

テレビでは少ししか放送されなかったので、ゆっくり見ることができてよかったです。

ぞして本編のオーディオコメンタリーを聞きました。

これがとてもよかったです!

ではここからは、メイキングとオーディオコメンタリーの印象的な言葉等を、

書いていこうと思いますが、ネタバレになりますので読みたい方だけお願いします。

 

 

 

 

 

まずメイキング。

知り合いのスタッフさん?に満面の笑みで手を振る小栗くんが可愛い。

中華料理店の店主役の沼田さんから、「立派になられてね」と声をかけられ、

「いえいえ」という小栗くん、「初めてお会いしたときは15才でした」と、

言っていて、あ、沼田さんという俳優さん、

GTOのとき、気弱な教師役を演じた方だと思い出しました。

小栗くんも、オーディオコメンタリーで、この出会いが嬉しかったと言っていましたが、

本当に嬉しいだろうなあと思いました。

今回、たくさんの俳優さんと出会う役でしたね。

星野さんのクランクアップ、二人で抱き合う感じがよかったです。

イギリスヨークでのメイキングは写真のみでしたが、

主題歌をバックに、美しいヨークの街並みと(駅も凄く素敵)、

役柄ではない宇崎さんと小栗くんの笑い合う様子がとても素敵でした。

 

オーディオコメンタリーは、土井監督、脚本の野木さん、星野さん、小栗くんの4人で、

なんだか穏やかさが似通っていて、とても心地よかったです。

ヨークのシーンでは、ソフィ役の女優さんが、とっても素敵な方でした!と、

小栗くん、力を込めて言っていました(笑)。ものすごく清潔な感じがしたそうです。

麻雀店の正司照枝さんが面白かったと小栗くんと星野さん、

声を合わせて言っていました(そうだろうなと思います  笑)。

聡一郎がスーツを作ってもらうシーンで、宇野さんは数々の賞をもらったのですが、

このスーツで授賞式に出席したときもあったそうで、監督が嬉しかったと言っていて、

小栗くんがいいエピソードと言っていました。

小栗くんと源さんもいろいろ賞をもらってますねと野木さんに言われて、

ありがとうございますというやりとりもありました。

ではここからはちょっと会話形式で書いていきますね。

 

開始50分くらい、小料理屋「し乃」の板長に話を聞くシーンを見ながら。

野木「小栗くんも阿久津もずーっと受けの芝居だから、なんか大変ですよね」

小栗「そうですね。でも楽しかったですね。阿久津って役は」

土井「なんかでも主役でここまでこう、ずーっと受け続けるっていう

          あんまりないと思う。最後の最後、イギリスでちょっとね。

          以外のところじゃないですか。でも受けることで、まわりの俳優さんたちが、

          逆に引き立って、そのことによって、なんか主役も立っていくっていう、

          そういう映画になってるなあと思いましたね。本当にありがとうございます」

小栗「いいえ、こちらこそです!」

野木「でも本当になんか」

小栗「なんなんですかね。でも凄く阿久津に対してはシンパシーを持てることが、

          いっぱいあったんですよね。ちょっとゆるいところもあるじゃないですか、

          阿久津って。そういうところが自分としては凄く好きなキャラクター。

          とても人間っぽいというか」

 

ヨークにて。阿久津と達雄との最後のシーン。

野木「このへん、ほんとこの抑えた芝居が素晴らしいと思って、小栗くんの」

小栗「これはもうほんと宇野さんにいただいたものですね。目の当たりにして、

          あそこでそれまで一緒に来た俊也さんとそして聡一郎くんの思いを持って、

          ここに会いに行かなければいけないなあというふうに、阿久津としても思うし、

          自分もこんな宇野さんがこんだけこの役っていうものを作ってきたとなると、

          ちゃんと終わらせないといけないよなあというふうには思いましたね」

野木「ラッシュで観たとき、あそこで泣いてしまったんですよ、私は」

 

土井「撮影の途中でも小栗くんと喋ったけど、本当にいろんな俳優さんたちと毎日毎日、

           違う俳優たちに会って、そこから本当に話を聞き出してというシーンを、

           毎日毎日撮ってて。

           なんだろ、阿久津が事件のことを調べていくというのもあるけれども、

           小栗旬という俳優が日本の俳優さんに会っていろんなものを、

           受け取っていくような感じもあって」

小栗「そういう感じがありましたね。それを経て、最終的には源ちゃんとの、

          俊也との二人で事件を追っていく、ああいうのもあって、凄く長い旅を、

          させてもらったって感じがしましたけどね。この映画をやりながら、

          最終地点がヨークだったっていう」

 

最後の最後のテーラーでの阿久津と俊也のシーン。

小栗「阿久津、社会部戻って大丈夫なのかな」

皆    「あはははは」

土井「ちょっと繊細過ぎるよね」

野木「でもこういう記者がひとりぐらいいてもいいんじゃないかな」

 

エンドロール

小栗「この作品に参加できて、本当によかったなあと改めて思います。

          本当にいろんな経験をさせてもらいましたし、

          凄く好きなキャラクターなんで、僕は阿久津というキャラが。

          こういう役をこのタイミングでやらせてもらえたことを非常に感謝していますし、

          やれてよかったなあと思っています」

 

この阿久津英士という役で、小栗くんは複数の映画賞で評価されましたが、

その理由が、土井監督や野木さんの言葉の中にあると思います。

聞いていて、こちらもとても嬉しかったです。

阿久津にとって、小栗くんにとっての長い旅は、

見る側にとって、心揺さぶられた旅でした。ありがとう。

私も阿久津、大好きです。

小栗くんが阿久津を演じてくれて、本当によかったです。

「罪の声」という映画に出会えたことに感謝します。