風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

警視庁刑事部捜査一課 管理補佐官

朝、少し雪が残っていましたが、晴れて融けてきました。
katochan さんから教えていただきました(ありがとうございます)。
【 岳 HP 】にて、「特報2」が見られます。
それこそ雪景色、「岳」も楽しみですね。
kei さんが【 BBS 】にて、「時計じかけのオレンジ」の感想を、
書いてくださいました。ありがとうございます。読んでみてくださいね。
そうですよね。どんな役でも繊細さを失わないところ、私も好きなところです。
身体をケアしながら、頑張っていただきたいですね。


その「時計じかけのオレンジ」、今日が大阪公演楽日ですね。
たいへん盛り上がったようで、よかったですね。
このあと北九州公演、そして愛知公演です!
本当に小栗くんはじめ皆さん、お身体に気をつけて、無事に大千秋楽まで、
やり遂げられますよう、願っています。
さあ、その愛知公演、だんだん近づいてきて、ちょっとドキドキなのですが、
その前に鳥飼くんについて、まだ書きたいことがあったので、
アレックスに再び溺れる前に(笑)、書いておこうと思います。
題して、“鳥飼くんのこのシーンが好き”(笑)。
本編の中で、鳥飼くんについて、独断と偏見の(笑)私の好きなシーンを、
書いていきますね。読みたい方だけお願いします。







踊る大捜査線 THE MOVIE 3
鳥飼誠一 警視庁刑事部捜査一課 管理補佐官


大会議室の登場シーンはすべて好きです。音楽も。
お辞儀した足が長い!(笑)
小栗くんもインタビューの中で、この冒頭のシーンに、
一番思い入れがあると言っていましたね。
オーディオ・コメンタリーでも、この小栗くんの柔らかいお芝居を、
正しい選択と褒められていました。


青島さんと一緒に車で、被害者の部屋に入ったときの、
パソコンを見ながら、説明するときの、睫毛の愛らしさと顎の線のシャープさ。
メガネをかけているのに、レンズの奥の睫毛が愛らしいんです(笑)。


医療刑務所での日向真奈美に、とりこまれそうになるとき、
青島さんがさえぎってくれて、ふと見上げる子供のような瞳。
曇り空の夕闇、異質なシーンでもあり、
青島さんから守られている感じが好きです。


犯人との交渉シーンは、エリート然としていて、すべて好きです。
そしてインカムをつけるところ。なんだか可愛くて綺麗。
次々と指示を出すところ、そのインカムを外して、
ムロくん(笑)に投げるところ。格好いい。


怪我をするシーンは何度見てもドキドキします。
倒れて、顔を覆う白い手袋が赤く染まっていきます。


初めての包帯姿。まず細く長い足から映って、
「大丈夫ですよ。僕は」
「なら、こうしたら」
「どうでしょう。皆さんの立場に添ったプランだと思います」
「命令をくだすものは、素早い判断力に長けているか、残酷な心を持っていないと、
やれませんよ。室井さん」
等々の台詞、ドキッとしてその言い方に惹きこまれます。
このときのひんやりした鳥飼はゾクゾクします。


室井さんに日向真奈美を青島さんに説得させるように言われ、
電話を切ったときの表情。少し悔しそうでもあり、
鳥飼の若さを感じさせる表情でもあると思います。


青島さんへ室井さんの伝言を伝えると、管理官に、
「本庁の人間ひとり守れない奴にまかせられるか」
「所轄と組むから、君はこんなことになったんだろうが」
「君」と呼ばれているところが、好きなんです(笑)。


青島さんにその説得をやらせてくれと言われ、
青島さんを見る、少し首をかしげた鳥飼。
この鳥飼の表情が、なんともいえず、
幼いような、可愛く繊細で、鳥飼は意識をしていなくても、
青島さんへ助けを求めているようにも思えます。


爆発して飛び散るガラスを浴びる直前の鳥飼の表情。
どこか諦めているようでもあり、青島さんのことを心配しているようでもあり、
冷徹な人間になりきれない、優しさもふと感じる表情に心掴まれます。
そして爆発したガラスを浴びたところ。


携帯で話しながら、パトカーから降りるところ。
普通に格好いい。携帯の持ち方も好きです。


日向真奈美を青島さんから引きとり、管理官に渡し、
青島さんへ振りかえる表情。
ここも、青島さんへ助けを求めているようにも思えるんですよね。
繊細さ、不安定さが垣間見られる表情です。


最後、青島さんと対峙する場面。
細身のスーツがビシッと決まって、凛として美しい。
ここではもう、青島さんとの対決姿勢になっています。
次回が楽しみという場面です(笑)。


鳥飼くんは、とてもとても魅力的でした。
声が甘く優しく、でもときには冷たく、
やはり声ってとても重要だなあと思いました。
そしていつも書いていますが、小栗くんのお芝居の特徴でもある、
押しつけがましくない演技、そして繊細さ。
大げさに表情を作るわけではないのに、彼の心持ち、感情が、
ちゃんと心に届いてきます。
全身を映してくれるシーンも多々あったので、
長身で細身で、立ち姿、歩く姿の美しさがよくわかり、
スーツ男子、メガネ男子、包帯男子、
知的で、上品さも甘い繊細さも持ち合わせ、
その上、屈折した思想とプライド、清潔感、
青さ、脆さ、色っぽさ、残酷さ、
しかも傷ついてなお増していく美しさ。
青年期の複雑さを要求される役、
立場も、本庁と所轄の間を行き来するニュータイプの役という、
柳葉さんも難しい役と仰っていましたが、見事に演じていたと思いました。
プロデューサーさん、監督さんも、小栗くんの良さを、
よくわかった上で、鳥飼誠一を撮ってくださっていたので、
本当に魅力的な鳥飼くんになったのだと思います。
それに対して、青島さんはやっぱり人間くさいところ、
ちゃんと赤い血が流れてるんだという感じが魅力だと思いました。
それは何でも出来て、いい人でという、超人的な人間ではなくて、
悩みもし弱さもあり、でも熱さ、真っ直ぐさ、大きさが、
人の心に響くというか、鳥飼が血の通った人間になるのか、
しっかりダークサイドに落ちるのか、
次回是非、青島さんとのがっつりした対決が、観てみたいなあと思いました。
とにかく鳥飼誠一、小栗くんの魅力が満喫できる大好きな役でした。