風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

チョコレートとセレナーデ

朝は晴れていましたが、曇ってきました。
時計じかけのオレンジ」大阪公演、大盛況のようですね。
11日のコメント欄にも皆さん書かれていますので(ありがとうございます)、
読んでみてくださいね。素敵なオレンジチームですよね〜。
その11日のコメント欄に、shushu さんが、蜷川さん、東山くん、生田くんの、
「ボクらの時代」のことを書いてくださいました(ありがとうございます)。
読んでみてくださいね。いつも気にかけていただいて、
小栗くんも幸せですよね。ファンとしてもとても嬉しいです。
蜷川さんの言葉は、どんな言葉でも、いつもいつも愛情たっぷりですよね。
その娘さん、蜷川実花さんのブログに、先日の「いいとも」での、
小栗くんからのお花の写真がありました。

【 蜷川実花さんのブログ 】

たくさんお花が贈られてきたうちで、小栗くんのお花の写真を、
載せてくださったことが嬉しいです。


さて、右の「プロフィール」の「kurigohan」をクリックしていただけると、
過去の舞台、映画、ドラマ等の感想をリンクしてありますので、
もしよかったら、読んでみてくださいね。
こちらからも行けます。

【 風色の椅子 プロフィール 】

舞台、映画、ドラマの他に、ラジオ、DVD、お遊び、記念日、本、
お誕生日によせて、という項目に分かれています。
“お遊び”は、本当に遊んでます(笑)。
ということで、今日はバレンタインデー。
“お遊び”から、特に甘いもの(笑)、「類のセレナーデ」を、
またここに書いていこうと思います。
秋に書いているので、秋の風景になっています(笑)。


類のセレナーデ


花より男子リターンズ」の最後に小さな女の子に、類はヴァイオリンを、
渡していましたよね。
あの女の子が、今をときめく新進気鋭のヴァイオリニストになって、
花沢邸を訪問するところから始まります。


「失礼します」
「はい、どうぞ」
柔らかな声が聞こえた。その部屋は、真ん中にグランドピアノ。
大きな窓からは秋の陽ざしが降りそそぎ、どこからか金木犀の香りがした。
白いレースのカーテンが揺れる。背が高いんだ。
栗色の髪、白い肌は光に透けそう。
美しい青年は少し会釈をして、語りかけた。
「君があのヴァイオリンをもらってくれた?」
「はい、あのときヴァイオリンを花沢さんからいただかなければ、
 今の私はないと思っています」
「そう」
あれ?あのう私、このお礼を言うためにどれだけあなたを探したか、
そんな思考はすぐにさえぎられた。
「ねえ、パッヘルベルのカノン弾ける?」
ヴァイオリンケースに目を向けながら、彼は言った。
「あ、はい」
「じゃあ、僕、伴奏するよ」
慌てて音合わせをし、静かにカノンが始まった。
長い指がピアノの鍵盤を滑るように触れる。
気持ちのいい音だ。プロでもなく、拙いのだが、
私のヴァイオリンの音に合うピアノの音はこれ以上ないのではないかというくらい、
優しく包まれるような音色。
彼は微笑む。すべては融けていく。
切なかった思い、届かなかった思い、密かに思い続けていたこと。
それは彼も同じ。美しい彼の微笑みがすべてを物語っていた。
こんなカノンを弾けたことが、自分でも信じられなかった。
思いもかけず、涙が流れた。
彼は静かに立ち上がった。
その長い指で、涙はぬぐわれ、それから私たちは・・・恋に落ちた。
二人が結ばれるまでそれほどの時間はかからなかった。
そして彼女は世界的なヴァイオリニストになり、
花沢家はその財力を活かし、日本のクラシック界を支え、
後に、花沢類の呼びかけで、F4とともに世界でも最高峰の音楽院を設立。
彼女が作曲したセレナーデは、別名「類のセレナーデ」として、
その幸せな愛溢れる作品は、世界中で親しまれることとなる。


どうですか。甘かったですか(笑)。肝心のチョコレートが登場してませんが(笑)、
本当はアレックスで、考えたかったんですけど、
すごくビターな味か、とんでもないものが入っているチョコレートになりそうなので、
あ、オレンジ入りで、考えればよかったですよね〜。
時計の形をしたオレンジ入りのチョコレート。それがいいかな。
小栗アレックスは今日、たくさんチョコレートをもらうのでしょうね(笑)。