朝から太陽が眩しいです。
さあ、今日から新潟公演ですね。
どうぞ、その美しい「タイタス・アンドロニカス」の世界を、
圧倒的な力で魅せてあげてください。
今はもう新潟の文化会館の前にいるような、気持ちだけは新潟です(笑)。
無事にやり遂げられますよう、応援しています。
そういえば、私が「タイタス・アンドロニカス」を最初に観た、
4月23日の日に、不思議な感覚があったことを思い出しました。
座席に座って、小栗エアロンをその目に見たとき、
「ああ、これだわ」っていう感覚があって、何故でしょうか。
もう心の中に、舞台の小栗くん用の部屋のような箇所が作られていて、
その扉が開くような、またこの空間に連れて来てくれて、
ありがとう!みたいな・・・。
本当に舞台の小栗くんは素敵なんですよ。
例えば、ひとつの舞台に30公演あるとして、
生の声で演じられるため、そんなに大きな会館では行なわれないので、
千人入るとして、1作品、3万人くらい、彼を観ることになりますが、
それもリピーターの方もいらっしゃるので、延べ3万人。やっぱり少ないですよね。
人気のロックコンサートなら、1回分の人数くらい。
もっともっと彼の素敵なところを、皆に観てほしいんですが、
でも蜷川シェイクスピアが好きだし、今のクオリティも下げないでほしいし、
あまり広い会場も嫌だし、難しいところですね。
まだ23歳だし、これからどんどん舞台に出て、
よりたくさんの人に観てもらえばいいですよね。
「間違いの喜劇」のように、TVで放送されて、観てもらうことも出来ますし、
本当に本当に素敵なんです。
シェイクスピア作品に身を置く彼の、なんと生き生きと美しいことか。