風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

NINAGAWA×SHAKESPEAREⅢ 感想 第一弾

昨日より暖かいですね。
DVD「NINAGAWA×SHAKESPEAREⅢ」届きました!
装丁も格調高くて、素敵ですよ。
もうなんだかDVDを手にしただけで胸がいっぱいになってしまいます。
小栗ファンとしては、ものすごく思い入れがある、
「間違いの喜劇」「タイタス・アンドロニカス」ですよね。
まず特典DISCの「間違いの喜劇」バックステージとインタビュー。
「タイタス・アンドロニカス」のバックステージを見てみました。
その感想を書きたいと思いますが、内容に触れますので、
読みたい方だけお願いします。
この感想を書き終わったら、「タイタス・アンドロニカス」をゆっくり観ます(笑)。















NINAGAWA×SHAKESPEAREⅢ  「間違いの喜劇」バックステージ・インタビュー


さいたま芸術劇場の千秋楽の様子が映っています。
舞台の始まる前と終わった後ですね。その間にインタビューが入っています。
舞台裏の臨場感が伝わってきます。
楽屋の暖簾からゆっくり出てくる小栗アンティフォラス。
アンティフォラスの小栗くんは、その抜けるような白い肌と編みこんだ茶色の髪と、
ものすごく綺麗ですよね〜。
本当にはっとするような美しさで、心奪われてしまいます。
始まる前の皆さんの気合の入れ方がすごく陽気で、楽しい雰囲気が伝わってきます。
インタビューは、高橋洋さん、吉田鋼太郎さん、瑳川哲朗さん、月川悠貴さん、
内田滋さん、鶴見辰吾さん、蜷川幸雄さん、小栗旬くんの順です。
この順番凄いですよね(笑)。
さすが座長公演だなあって思いました。
皆さんのインタビューがとても興味深いものでした。
鶴見さんが、若い役者さんたちの共演について、
「よかったと思いますよ。それはね、小栗がね、へこたれないでね、
一所懸命頑張っていたからね、それですごくいい雰囲気が、
座組の中に出来たんじゃないですかね。
彼が若い主役としての責任を、全うしていたところに、
この「間違いの喜劇」の成功の一端があったんじゃないかと思いますよ。」と、
言ってくださって、もうこれですでに胸がいっぱいでした。
嬉しいですよね。小栗くんの様子も思い浮かぶし、
まわりの皆さんの思いも感じられる言葉ですよね。
そして蜷川さんもインタビューで、
「小栗も大変でしたよ。もう千本ノックくらい、
台詞、がんがんがんがん、違う違う違う・・。
登校拒否になりそうだって言ってましたけどね。
ざまーみろ、いい気味ですよね。若いうち苦労した方がいいですからね。
でもよかったですよね。本番はね。
明るいしね、みんなを若い座長として引っ張っていくにはよかったし、
演技も一所懸命やってましたよ。」と仰ってました。
蜷川さんのあの早口な、ざまーみろとか、いい気味とか、が、
いつもすごくあったかいなあって思います。
「カットしちゃだめだよ、ここは」のお話も面白かったです。
小栗くんのインタビューは、シェイクスピアの言葉に対しての思いが、
小栗くんらしい、素直で、謙虚で、
こうやって向き合っているから伸びていくのかなって、なんとなく思いました。
お兄さん了さんとの共演のことについて話すときが、可愛いです。
いつも小栗くんは家族の話をするときは、優しくていいですよね。
そして千秋楽のカーテンコールが終わったあと、
まわりの役者さんたちに握手を求められながら、
心地よい疲れとともに、ゆっくりと舞台の袖に引き上げてくる小栗くん。
蜷川さんをみつけて、やはりゆっくり近寄って、
その小栗くんを蜷川さんがそっと抱きしめながら、
「よかったよかった。上手くなった上手くなった。」と、
笑顔で、いつもの早口で仰っていて、それを見たら涙が出てきてしまいました。
優しくて、温かくて、小さな子をあやすように、
でも真実で、小栗くんがもらいたかった言葉で、
本当に本当によかったなあって思いました。
「間違いの喜劇」がとても幸せにしてくれる作品だったので、
いろいろと思いが重なって、なんだか胸がいっぱいになってしまいました。


「タイタス・アンドロニカス」バックステージ


やはりさいたま芸術劇場、千秋楽の舞台が始まる前。
誰もいない舞台に、寝そべって発声練習をしている小栗くん。
舞台が磨かれているので、影が映って、上体を起こしただけで、
あまりにもエアロンでドキッとしてしまいました。
それから鋼太郎さんと小栗くんと、あの駐車場での、ジョギングでの様子が映ります。
なんだか懐かしいですね。
鋼太郎「どうも、小栗の付き人の吉田です。」
小栗「吉田の付き人の小栗です。」と、二人言い合って、仲良く走ってました。
それからいよいよ幕が開く前(あの白い舞台にどきどきします)と、
熱狂的なカーテンコールを終えたあとの様子が映ります。
興奮気味にみなさんが引き上げてきて、乾杯の音頭を鋼太郎さんがとって、
みなさんが感激しているところへ、
小栗くんのいたずらっぽい一言があって、笑いを誘っていました。
はい、タイタスではこういう位置づけですね(笑)。
小栗くんはもう表情から自信が見えて、舞台人として溶け込んでいる感じで、
余裕さえ、垣間見られます。鋼太郎さんの言葉も感動的で、
蜷川さんの留守をいいことに、それに対しての言葉も可笑しかったです。
タイタスもとてもいいチームだったなあって思いました。