風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

神聖で演劇的

晴れました。10月に入ったのにまだ暑いですね。
明日発売の【 アクチュール 11月号 】
ツイッターにて、小栗旬報のことが書かれています。
【 キネマ旬報 ツイッター 】
“『アクチュール』好評連載、小栗旬さんの「小栗旬報」。10/4発売の最新号では、今年の夏休みにNYへ行った話、そしていよいよ10月から始まる噂の主演映画の撮影を前に、その準備についてなど語って頂いてます。最新刊『小栗旬 Next Stage』も好評発売中。”


これはここに発表されているのかな?いないのかな?
よくわかりませんが、以前「お気に召すまま」再演の話は、
「アクチュール」にサラッと書いてあって、
そこで初めて知って驚いた記憶があります。
まだタイトルとか、監督、共演者等々は、きっと正式発表がありますよね。
いろいろネット上での噂は耳にしますが、とにかく正式発表を待ちたいです。


さて昨日、今日、こちらの地方は式年遷宮の話題で持ち切りです。
【 ご神体、新社殿へ=20年に1度「式年遷宮」―伊勢神宮で遷御の儀 】
三重県伊勢市伊勢神宮内宮で2日、これまでの正殿から新しく造営した正殿にご神体八咫鏡(やたのかがみ)を移す「遷御の儀」が行われた。1300年以上の歴史を持つ伝統的な祭りで、20年ごとに社殿を造り替える「式年遷宮」は、クライマックスを迎えた。
 午後8時前、すべての照明が消され、天の岩戸が開いた故事にならい、神職が夜明けを告げる鶏の鳴き声を模した「カケコー」の声を3度上げて儀式が始まった。
 同8時ちょうどに天皇陛下の使いである勅使が「出御(しゅつぎょ)」と3回唱える。これを合図に、ご神体をささげ持った大宮司らが白い絹布で囲った「絹垣(きんがい)」の中に。
 たいまつの火が暗闇を照らす中、百数十人の神職らからなる遷御の列は楽師の演奏に合わせ、約40分かけて旧正殿の西隣に建てられた新正殿へと移動した。神社関係者ら約3000人の奉拝者は、絹垣の中をご神体が移り行くシルエットを静かに見守った。


神聖で幻想的な儀式でしたね。
20年ごとに新しくするということが、特徴的というか、
繋いでいく永遠という感じがします。しかもいつも瑞々しく。
人が繋いでいくということにまた価値がありますよね。
昨日、NHK のその関連番組を見ていたら、
「人・もの・心」を繋いでいくと仰っていて、なるほどなあと思いました。
そしてご神体は「八咫鏡」ですが、
この行事自体がその時代の映し鏡のようになっていて、
まず平和でないと出来ない。そして大きな柱が必要なので、
森が茂り自然豊かでないと出来ない等々。
その時代が試されているのではないかという解釈をしていて、
とても共感しました。
古くて新しいもの、尊いですよね。
今日の中日新聞にはドナルド・キーンさんが寄稿されています。
“とても素晴らしい儀式でした。四回も拝観できて、九十一歳まで生きていて本当に良かったと思います。
私が昨年、日本国籍を取ってから初めての遷御でしたが、国籍という枠組みを超越した神事です。私は神道信者でありませんが、神聖な気分になりました。
ご神体をお運びする行列が小石を「ジャッ、ジャッ」と踏みしめる足音が遠くから聞こえ始め、近づいてくる。そして遠ざかっていく。それは、どんな芝居より演劇的で、非常に印象的でした。”
ドナルド・キーンさん、私は三島作品への寄稿で初めて知りました。
その後、お名前が出るたびに、お元気で、
なおも日本を愛してくださっているのだなあと思っていました。
去年、日本国籍を取得されたときも感激しました。
日本文学、日本文化を愛してくださる素晴らしい方だと思います。
1300年も続く厳かで伝統的な儀式「式年遷宮」「遷御の儀」、
日本文化は素晴らしいなあと改めて思いました。