風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

優しい声のナレーション

雨が降っています。
2018年、今年は小栗くん、年男なんですね!
小栗くんが戌年ってあまり意識したことはなかったのですが、
そうか、戌年だったのねと思って、ますますの活躍、期待しています!
そして「風色の椅子」は私のペースでのんびりと書いていきたいと、
思っていますので、もう随分と年季が入った椅子ですが(笑)、
よかったら、腰かけてみてくださいね。
今年もよろしくお願いいたします。


さて昨日「八代目市川染五郎 密着3650日」を観ました。
小栗くんのナレーションは、穏やかな優しい声で、
邪魔にならずわきまえていて、とてもよかったです。
松さんが語りだったので、小栗くんはそれほど話さないのかなと、
思っていたら、全編、ほぼナレーションをしていて、
番組を担う一人だったのだなあと思いました。
それにしても、凄い世界でしたよね。
名門の家に生まれるということは、簡単に宿命とは言えないほどの、
重責があって、でも、金太郎くんが、芝居が好きでよかったなあと、
それがとても嬉しくて、少しほっとしました。
それは血がそうさせるのか、環境がそうさせるのか、
しかし、お爺様、お父様、叔母様等、超一流の方々が、
まわりにいらっしゃるので、愛ある素晴らしい環境の中、
彼はきっと成長できると思います。
ちょっとやんちゃで物作りの好きなちっちゃな男の子が、美しい少年へ。
彼自身は、弁慶に憧れていましたが、美しい女形も観てみたいです。
18歳頃になったら、シェイクスピアも現代劇にも進出してほしいです。
お爺様、お父様は、歌舞伎だけでなく、ミュージカル等々、
いろいろな方面で、才能を発揮された方々なので、
そういう姿も観てみたいですね。
でもまだ12歳、すべてはこれからですよね。


そして君・・・。この日から、金太郎改め、八代目市川染五郎だ。
きっと将来、祖父や父が背負ってきた名の重さが、
何度となくのしかかることだろう。
乗り越えるべき壁は高ければ高いほどいい。
歌舞伎を愛する人たちが君の成長を見守り続けるはずだ。
今ここに、新たな芽を吹かせた高麗屋
若武者が羽ばたく先には、広く果てしない空が広がっている。


小栗くんの優しい声は、美しい少年が、
真っすぐにひたむきに進んでいく姿を、やわらかく包み込むように、
そしてそっと背中を押すように、とても心地よく聞こえてきました。
素直に、八代目市川染五郎くんを応援したくなる番組だったと思います。