風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

人間失格 予告編

よく晴れました。

映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」の予告編が公開されました。

映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』の予告編が公開された。
9月13日から公開される同作は、『人間失格』の誕生秘話を、太宰治と彼を愛した3人の女性たちの目線から事実をもとにしたフィクションとして描く作品。恋の噂が絶えず、自殺未遂を繰り返す太宰治役を小栗旬、3人目の子供を身ごもりながら奔放な夫を支える太宰の正妻・津島美知子役を宮沢りえ、弟子で作家志望の太田静子役を沢尻エリカ、最後の愛人・山崎富栄役を二階堂ふみが演じる。
予告編では小栗演じる太宰が二階堂ふみ演じる富栄に「大丈夫、君は僕が好きだよ」と囁くシーンや、宮沢りえ演じる美知子が「お父さんは天才」と子供たちに語りかける様子、沢尻エリカ演じる静子の「愛されない妻より、ずっと恋される愛人でいたい」というセリフ、富栄が「死にたいんです、一緒に」と笑顔で太宰に迫る場面などが確認できる。また成田凌演じる編集者・佐倉が太宰に詰め寄る姿や、藤原竜也演じる坂口安吾が太宰を挑発する様も映し出されている。
あわせて同作の主題歌が東京スカパラダイスオーケストラの2001年の楽曲“カナリヤ鳴く空 feat.チバユウスケ”になることが発表。構想初期から同曲をイメージしていたという蜷川監督のオファーにより起用が決定したという。

 

もう「人間失格」は期待しかない!(笑)

小栗太宰がひたすら美しくて格好よくて怠惰で魅惑的で、そして色っぽい。

短い予告編を観るだけで心惹かれます(声も素敵・笑)。

さらにスカパラの主題歌も格好いいですよね。

この主題歌に乗せた映像を観ると、まさにこういう「人間失格」なんだなあ、

監督はこういう太宰を描きたいのだなあと伝わってきます。

私は個人的には、小栗くんのやっぱりこの細さが好きなんですよね~。

細身の小栗くんを観ると、そのしなやかさとか特有のラインに、

うっとりして心奪われます。

その彼が太宰として、生きるんですよ。魅力的でないわけがないと思うのです。

脚本も「紙の月」(とても印象的な映画でした)の方ですし、

映像はもう蜷川監督の真骨頂ですし、

当然キャストは申し分ないですし、本当に期待しかないです。

太宰の繊細さ、複雑さにも翻弄されたい・・・。

夏は「天気の子」を観て、秋になったら「人間失格」に通い詰めたいです(笑)。

 

♪ カリギュラ 台詞より ♪

セゾニア(礼拝の言葉)「この世に真実はないというこの世の真実を…」

 

カリギュラ「エリコン。」
エリコン 「何です。」
カリギュラ「仕事ははかどっているか。」
エリコン 「仕事って何のことです。」
カリギュラ「ん。月だ。」
エリコン 「滞りなく、辛抱が肝心です。ときにお話があるのですが。」

 

カリギュラ「去年の夏だった。じっとみつめて、庭の柱の上にいる彼女を愛撫した。
      そうするうちに彼女もやっとわかってくれた。」
エリコン 「こんな芝居は止めましょう。カイユス。耳ざわりであろうと私の役目は、
      喋ること。あなたには聞こえなくても仕方ありません。」

カリギュラ「8月の美しい夜だった。彼女は少し気取っていた。俺はもう寝ていた。
      月ははじめのうち、地平線の上で血まみれだった。
      それからしだいに軽やかに、すいすいと昇りはじめた。
      昇れば昇るほど明るくなった。星のさやぎでいっぱいの夜のまん中に、
      彼女は乳色の水をたたえる湖のようになった。」

 

カリギュラ「どこへ行く。」
エリコン 「月を探しに。」

 

カリギュラ「同じ魂と誇り高さを持つふたりの男が、

      生きているうちに少なくとも一度、
      心の底から話をすることは可能だと思うか。」

ケレア  「それはあなたの中に愛すべきものが何もないからです。カイユス。
      愛は命令されるものではありません。それに私はあなたのことを、
      わかりすぎてもいるし、その上人は自分の中にいろいろとある顔のうち、
      できれば仮面をつけて隠しておきたいと思う顔と、
      同じ顔をしている人間を愛することはできません。」
カリギュラ「どうして俺を憎む。」
ケレア  「その点は間違っています。カイユス。私は憎んではいません。
      あなたを有害で残酷でエゴイストの虚栄の人と判断してはいます。
      けれども憎むことはできません。なぜならあなたは幸福ではない、
      そう私は思っているからです。あなたを軽蔑することもできません。
      なぜならあなたは卑怯な方ではないと知っているからです。」
カリギュラ「ではどうして俺を殺したい。」
ケレア  「今、申し上げました。あなたを有害だと判断するからです。
      私には安全への好みと欲求があります。おおかたの人間は、
      私と同じ考えです。

      世にも奇妙な考えが一瞬にして現実の中に入ってくる、
      そんな世界に生きることは誰にもできません。
      しかもたいていの場合その考えは、ナイフが心臓に入ってくるように、
      入ってくるのです。私だってそんな世界に生きることはできません。
      私は自分自身をきちんと掌握していたいのです。」
カリギュラ「安全と論理は両立しない。」

 

カリギュラ「おまえは頭がいい。頭の良さは高くつくか、それとも自らを否認するか、
      そのどちらかだ。俺は代償を払う。どうしておまえは否認せず、
      代償を払おうとしない。」
ケレア  「どうしてかといえば、生きたいからです。幸福でありたいからです。
      不条理をありとあらゆる結末へ推し進めるのは、

      人は生きることもできず、幸福にもなりえません。」

カリギュラ「わかっている。ケレア。おまえは健全な男だ。
      常軌を逸したことは何ひとつ望もうとしない。おまえは生きていたい。
      そして幸福でありたい。単にそれだけだ。」

 

カリギュラ「いいか、おまえは陰謀を企んだ。よく見ろ、こいつは融ける。
      この証拠が消えるにつき、無罪の夜明けがおまえの顔に広がっていく。
      清い素晴らしい額をしているな。ケレア。実に美しい。
      罪のない人間。実に美しい。俺の力を賛美しろ。
      たとえ神々でも罰をくださないうちは罪の許しを与えることはできない。
      だがおまえの皇帝はおまえの罪を許し、さらには勇気づけるために、
      炎がたったひとつあればいい。
      続けるがいい。俺に聞かせた素晴らしい論法を最後までやりとげるんだ。
      おまえの皇帝は休息を待っている。
      それが彼にとって幸福になるやり方だ。」

君の詩を聞かせてくれ

雨が降っています。

小栗くん、明日(6月16日)にラジオ出演だそうです。

TBSラジオの特番枠「ラジオワールド」。
6月16日(日)午後8時からは、アメリカを拠点に活動しているという謎のプロデューサー、風野又二朗がパーソナリティをつとめ、旧知の仲であるという俳優の小栗旬をゲストに迎える。
ふたりの関係性が伺える昔話から、仕事の話、そして、俳優である小栗旬とプロデューサーである風野又二朗が将来一緒にどんな作品を手がけたいか、などを語る。

 

ラジオ、久々ですね。こちらの地方では聞くことができないかな?

聞くことができる地域の方、聞いてみてくださいね。

そして昨日は「モンキー・パンチ先生を偲ぶ会」に参列されたそうで、

記事になっています。

小栗は2014年に公開された実写映画『ルパン三世』でルパン三世役を演じたことで知られている。このオファーが来た時のことについて、「先生が作った大切なキャラクターですから、正直に言うとそこには手を出したくはなかったんです」と苦笑いだったが、「ありがたいことに先生がやってみようかと言ってくださって。今となってはいい思い出です」と、振り返る。

モンキーさんから作品について「怖くてあまり聞けなかった記憶があります」という小栗だが、撮影現場ではモンキーさんから「『ルパンがいるじゃないか!』と入っていらして。1言1言が自分にとって大切な宝物で勇気と力になりました。とてもチャーミングな方でした」と、温かい気持ちをもらったよう。

 

小栗くんは漫画実写化の作品に主演することが多いのですが、

そのキャラクターが、本当に世界中が知っているような確固たるキャラクターが、

多いので、とても大変だったと思います。まさにルパンもそのひとりで、

でも原作者の方に、こうやって背中を押してもらうような言葉をいただけたことは、

本当に嬉しかったでしょうね。たくさん勇気をもらえましたね。

それからあの、小栗くん、髪の色が不思議な色ですよね?

茶色にグレーが混じっているような、役作りだと嬉しいなあ。

ちょっと期待しちゃいます(笑)。

 

二つCM が新しいバージョンになりました。

三井住友カードはテレビで見ましたが、arrowsは記事になっています。

俳優の山田孝之さん、小栗旬さんが6月7日、東京都内で行われた富士通コネクテッドテクノロジーズ「arrows」シリーズの2019年夏モデル新商品・新CM発表会に出席。2人が共演するCMシリーズ「割れない刑事(デカ)」の撮影は役柄上、全力疾走など体を張る場面が多いが、山田さんは「毎回年齢を痛感させられる。年取ったね、俺らって。しょっちゅうその話になる」と苦笑いで明かした。

さらに小栗さんは高所恐怖症で「撮影場所は10階くらいのらせん階段。下が見えていて思った以上にすごく怖くて」といい、「最近お仕事で高い所を登ることが多かったので克服したと思ったのですが。早く終わってほしいと思いながら撮影していました」と回想した。山田さんは「高所恐怖症だって知らなくて。さっき聞いた。山岳救助していたし」と小栗さんの出演作「岳-ガク-」を引き合いに笑わせ、「確かに思い返すとあの日テンション低かった」と納得していた。

 

いつもどおり仲良しな二人ですね。

動画では最初の記者さんたちを覗くような仕草が可愛かったです。

あの螺旋階段は怖いですよね。

ZIP でも少し取り上げられていて、そのときは二人のアドリブの場面が、

流されていました。続けよう、続けようとする二人が可愛かったです。

 

♪ カリギュラ 台詞より ♪

カリギュラ「権力は不可能なものにチャンスを与える。
      今日を境に我が自由にもはや限界はない。」

 

カリギュラ「俺がおまえたちを憎むのはお前たちが自由ではないからだ。
      このローマ帝国にあって、自由なのは俺ひとりだ。喜べ。

      ついにおまえたちのもとへ自由を教えてくれる皇帝がやってきた。」

 

カリギュラ「ほっといてくれ。セゾニア!・・・そばにいてくれ。」
セゾニア 「いうとおりにする。この年になると人生なんて、
      それほどいいもんじゃなってわかってる。
      でもこの世に悪があるのに、わざわざそれを増やすことはないでしょ。」

セゾニア 「眠らなくちゃだめよ。ぐっすり眠るの。身をまかせきって。
      何も考えてはだめ。私があなたの眠りを見張っていてあげるわ。
      あなたが目を覚ましたとき、世界はまたもとの味を取り戻している。」

 

カリギュラ「しっかりした力など俺にとって何になる。
      万物のありようを変えることができないのなら、太陽を東に沈ませ、
      苦しみを減らし、人を不死にする、それができないのなら、
      驚くべきこの権力がなんになる。」

 

ケレア  「彼は自分の権力をもっと高尚で致命的な情念のために役立てている。
      我々の心の一番深いところを脅かしている。ひとりの男が権力を、
      限りなく所有することは、今までにもあっただろう。
      だが限りなく欲しいままにそれを使い、人間を世界を否定するに至る。
      こんなことは初めてだ。あの人の恐ろしいのはそこだ。」

ケレア  「人は理由なくして生きることはできない。」

 

カリギュラ「恐怖を前にしてすべては消えうせた。恐怖、セゾニア。
      混じりけのない外連味のない美しいこの感情。
      その気高さをはらわたからひいている稀な感情のひとつだ。」

 

カリギュラ「やあ、君か。久しぶりだな。どうしてる?今も書いているのか。

      最近の作品があったら、見せてほしいな。」
シピオン 「詩を書きました。陛下。」
カリギュラ「何についての。」
シピオン 「何というか、陛下。自然についてだと思います。」

カリギュラ「君の詩を聞かせてくれ」
シピオン 「そういわれても無理です。陛下。」
カリギュラ「何故。」
シピオン 「持ち合わせていません。」
カリギュラ「思い出せないのか。」
シピオン 「思い出せません。」
カリギュラ「じゃあ、せめて内容だけでも聞かせてくれ。」
シピオン 「内容は。」
カリギュラ「何だ。」
シピオン 「いいえ、わかりません!」
カリギュラ「がんばってみろ。」
シピオン 「大地の調和と。」
カリギュラ「大地と足との。」
シピオン 「ええ、そんな感じの。」
カリギュラ「続けろ。」
シピオン 「ローマの丘。そこに夕暮れが連れてくる、
      つかの間の茫然とするような静まり。」
カリギュラ「緑の空に鳴き騒ぐつばめたち。」
シピオン 「えぇ、そうです。」
カリギュラ「そして。」
シピオン 「なおも金色に満ちた空が、にわかによろめくと、

      一瞬のうちに面差しを変え、
      輝く星でいっぱいの顔を僕らに見せる。あの微妙なひととき。」
カリギュラ「大地から夜へとのぼっていく、煙と樹々と水の海。」
シピオン 「かまびすしい蝉の声。暑さ、収まっていき、
      最後の荷車のガラガラと転がる音。農夫たちの声。」
カリギュラ「そして、影に浸されゆく道は、乳香とオリーブの樹々を縫え。」
シピオン 「そう、そうです、そのとおりです!どうやってこれを。」
カリギュラ「わからない。たぶん君と俺が同じ真実を愛しているからだ。」
シピオン 「ああ、もうどうでもいい。僕の中で何もかもが愛の姿になっていく。」

期待しています

薄曇りの空です。

昨日(6月4日)のZIP を見ていたら、「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」に、

出演されている渡辺謙さんがインタビューを受けていて、

小栗くんのことを話してくれました。

ゴジラ最新作の続編として、来年公開される映画「ゴジラVSコング(仮)」で、

ハリウッドデビューを果たす小栗旬さん)

渡辺「飯を食いながら、結構長い時間話しましたよ。どうだった?ってきいたら、

   “凄い楽しかった”って言ってたから、あ、よかったなと思って。

   年代的にもキャリア的にもね。あと彼も結構たっぱあるんで、

   期待してます。うん。

   海外で仕事する後輩達にはよく言うんだけど、

   これは絶対曲げないっていう強い意志みたいなものも、

   片っぽには必要なんだけど、

   まあいっか、そっちいってみようと思う気持ちとか、

   うまく両方を使いわけないと、

   どっちかだけでもダメなような気がするんだよね。」

 

謙さんと一緒に食事して、話を聞いてもらえてよかったですよね。

そして小栗くんの「凄い楽しかった」という言葉がとても嬉しいです!

「年代的にもキャリア的にも」~そうですよね。良いタイミングだと思います。

「彼も結構たっぱあるんで」~そうなんですよ。やはり身長が高いことは、

海外の俳優さんたちと並び立っても引けを取らないと思うので、

私も小栗くんが高身長なのは凄く有利だと思います。

そして謙さんの「期待してます」という言葉、嬉しいですよね。

「絶対曲げない~まあいっか」は、よくわかる気がします。

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」は大ヒットスタートを切っていて、

これは「ゴジラVSコング(仮)」へ繋がる何かがあるのかな?

ちょっと観てみたいです。

ゴジラシリーズは、子供達が小さいとき、よくレンタルして観ていたので、

結構好きです(笑)。

シン・ゴジラ」も映画館で観ました(笑)。

来年の「ゴジラVSコング(仮)」、楽しみにしています。

 

♪ カリギュラ 台詞より ♪

貴族   「まだ何も。」

 

エリコン 「何です?欲しかったものって。」
カリギュラ「月だ。」
エリコン 「え?」
カリギュラ「月が欲しかった。」

 

カリギュラ「俺のまわりのものは何もかも欺瞞だ。
      俺は人が真実の中に生きることを望む。
      そうやって生きるように俺がさせてやる。その方法ならちゃんとある。
      俺はみんなに欠けているものを知っているんだ。エリコン。」

 

カリギュラ「すまないが、今後は俺を手伝ってほしい。」
エリコン 「断る理由はありません。カイユス。」

エリコン 「何を手伝ってほしいのです。」
カリギュラ「不可能なこと。」
エリコン 「出来るだけのことはしましょう。」

 

セゾニア 「カリギュラは、ローマ中から見られているのよ。
      なのにあの人は、自分の考えしか目に入っていない。」

 

セゾニア 「あの人が好きなのね。」
シピオン 「好きです。僕に優しくしてくれました。励ましてくれました。
      あの人の言葉のいつくかは今でもそらんじることができます。」

映画 天気の子 声優 須賀圭介役

晴れたり曇ったりしています。

小栗くん、新海誠監督のアニメーション映画「天気の子」に、

声優として参加していることが発表されました。

新海誠監督の新作アニメーション映画『天気の子』(7月19日公開)に、小栗旬や本田翼、倍賞千恵子、吉柳咲良、平泉成梶裕貴が声優として参加していることが明らかになった。

メガヒットを記録した『君の名は。』(2016)以来、およそ3年ぶりに公開される新海監督の最新作。天候の調和が狂っていく時代を舞台に、運命に翻弄されながらも自らの生き方を選択する少年と少女の物語が紡ぎ出される。
主人公・帆高役とヒロイン・陽菜役には、新進気鋭の俳優・醍醐虎汰朗と森七菜が約2,000人の中からオーディションで抜てきされたことも話題となったが、今回新たに小栗、本田ら豪華キャストが発表に。東京行きのフェリーで出会った帆高を住み込みで雇うライター・須賀圭介役の小栗は、「そのままで演じられるような、僕の等身大にとても近いキャラクターで、彼には共感できる部分がいっぱいあるので、この出会いはとても嬉しいです」とコメント。

 

新海誠監督
人間がどうしても取り繕えないものが、声だと思います。喋る内容はもちろん、声質、息づかい、言い淀み、語尾、すべてにその人そのものが避けようもなく滲み出てしまう。須賀役を小栗さんに、夏美役を翼さんにお願いしたのは、だからです。彼らの声がキャラクターにはっきりとした血肉と心を与えてくれているアフレコの過程を、わくわくしながら楽しんでいます。『天気の子』はRADWIMPSの音楽、透子さんの歌声、醍醐くんや七菜ちゃん、小栗さんや翼さんたちの声、そして雨音、さまざまな音に満ちた映画です。劇場でその音に身を浸していただけるように、スタッフ全員で今も制作に奮闘しています。楽しみにお待ちいただけますように。
小栗旬(須賀圭介役)
『天気の子』に参加できること、とても光栄です。新海監督の作品は、美しい色彩の世界観はもちろん、普段僕たちが見ているような風景や、手にするようなアイテムが作品を彩っていて、そこに生きる人間たちの物語が、自分に近いものに感じられるのが凄いところ。前作の『君の名は。』も大好きで、映画館で号泣しました(笑)。今回の『天気の子』はすごくストレートな話で、そこが魅力だと思います。“須賀圭介”という役は、そのままで演じられるような、僕の等身大にとても近いキャラクターで、彼には共感できる部分がいっぱいあるので、この出会いはとても嬉しいです。『天気の子』、期待を裏切らない素敵な作品なので、ぜひ楽しみにしていて欲しいです。

 

小栗らの声は、あわせて公開された最新映像で確認することができる。また、新映像ではすでに発表された主題歌の一つである「愛にできることはまだあるかい」に加え、新たに主題歌「グランドエスケープ(Movie edit)feat.三浦透子」が初公開に。新海監督おなじみの美しい映像を、RADWIMPSの軽快な音楽と三浦の透明感あふれる歌声が彩っている。

 

こちらに予告と画像があります。

 

小栗くんが「天気の子」に声優として参加すること、とても嬉しいです!

 新海監督と談笑する写真、アフレコの様子も素敵ですよね。

予告映像(題名に合わせて予報②となっていますが)も、凄く凄く素敵です!

監督が仰るように、本当に、さまざまの音に満ちた映像で、

あの美しく疾走感のある映像に、三浦透子さんの声がさらに美しく心地よく、

RADWIMPSの「愛にできることはまだあるかい」の声とその言葉に、

ぐっと心を持っていかれます。

須賀圭介役の小栗くんのナチュラルなでも影響力のある声にも、

惹き込まれ、なんだか重要人物のようで、本当に楽しみです!

私は新海監督の作品は初期の頃からよく観ていますが、

本当に圧倒的な美しい映像で、素晴らしいですよね。

私としては「君の名は。」より「言の葉の庭」の方が好きなのですが、

この「天気の子」も凄く楽しみにしています。

絶対観にいきたいです。そのとき「人間失格」のチラシも欲しいです(笑)。

これは完成披露試写会とか初日舞台挨拶にも登壇するでしょうか。

7月19日が本当に楽しみですね!

 

♪ カリギュラ 感想 大千秋楽   2007年12月11日のブログより ♪

 

大阪からの帰りの夜空に、月はありませんでした。
きっとカリギュラが手に入れたのだと思います。
カリギュラ」大阪、大千秋楽、観に行ってきました!
カリギュラ」無事、最後までやり遂げましたよ。素晴らしい千秋楽でした。
私はよく覚えていないのですが、カーテンコールは5回?6回?
早いうちから、オールスタンディングで、
拍手、拍手、拍手の中、皆さん、心をこめて、ゆったりとお辞儀をされていました。
勝地くんは、左手で目をぬぐい、子供のように泣いていて、
隣で、小栗くんが優しく頭をぽんぽんってしていました。
今までは、小栗くんがぽんぽんってしてもらう方だったのにね。
横田さんは、大きく両手をあげていました。
蜷川さんは小栗くんが、引っ張って連れてきました。
にこやかな笑顔だったと思います。
小栗くんの肩にねぎらうように手をまわしていました。
そして小栗くんは、深々と深々とお辞儀をしていて、
この劇場に来ている方々はもちろん、今まで「カリギュラ」を観てくれた、
すべての人たちへ、感謝の気持ちを伝えているようでした。
そしてその笑顔が、あまりにも綺麗で、思わず、涙がこぼれました。
やり遂げた充実感と、優しく穏やかな心の波の音が聞こえてくるような、
清々しい美しい笑顔でした。
本当に本当に、よかったなあって、この1年が、あの夏が、いいえ24年間の、
すべてをかけた「カリギュラ」が、あんなに綺麗な笑顔で終われたなんて、
これがやり遂げられなくては、すべてが無になってしまう、
でもね、とてもとても美しい笑顔で、それは幕を閉じることが出来たのです。
いつものあの袖での、小栗くんは、丁寧なお辞儀があったり、
にこって首をかしげる笑顔があったり、
最後は「ありがとうございました」と言って、その舞台から去っていきました。
あの胸に手をあてたお辞儀、とてもとても好きでしたよ。
これはたとえ小栗くんで、再演があったとしても、
もしかしたら、大御所と言われる人が演じる機会があったとしても、
この24歳の小栗くんが演じた、あの青年のゆらめきとともに演じた、
この「カリギュラ」を私は忘れることはできません。
胸締め付けられるように、苦しく、繊細で、がむしゃらで、脆くて、
そして研ぎ澄まされるように美しかったカリギュラ、愛しいカリギュラを。
カリギュラ」に関わった皆様へ、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
そして小栗くん、本当にありがとう、ありがとう・・・。

人間失格 新キャスト発表

晴れました。陽射しが夏のようです。

ネットをウロウロしていたら、小栗くん、映画「コンフィデンスマンJP」に、

ちらりと出演しているそうです。観に行かれる方、探してみてくださいね。

そして映画「人間失格」の新キャストが発表になりました。

小栗旬主演、蜷川実花監督の映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』(9月13日公開)の新キャストが23日、発表され、小栗演じる太宰治を取り巻く面々に成田凌千葉雄大瀬戸康史高良健吾藤原竜也がふんすることが明らかになった。太宰の弟子・太田薫に千葉、親友の作家・伊馬春部に瀬戸、三島由紀夫に高良、坂口安吾に藤原、そして映画オリジナルのキャラクターで太宰を崇拝する編集者・佐倉潤一に成田が決定。併せてキャラクタービジュアルも公開となった。

太宰の友人で「堕落論」など過激な思想で戦後一躍時代の寵児となった無頼派(ぶらいは)を代表する作家・坂口安吾役に、主演作『Diner ダイナー』に続き2作目の蜷川作品となる藤原竜也。酒と薬を手放さない破天荒な作家で、太宰を堕落へと誘う悪魔的な魅力を持つ人物として描かれる。かつて互いに蜷川監督の父・蜷川幸雄さんの舞台で厳しい稽古に耐え、切磋琢磨した“盟友”でもある小栗と肩を並べる。

 

成田凌(佐倉潤一役)
蜷川実花さんの作品で、主演は小栗旬さんと聞いた時点で、迷いは全くなく、そのような作品に自分も参加できることが嬉しかったです。僕が演じた太宰の担当編集者・佐倉潤一は、太宰の嫌な部分を沢山見ていて、様々な問題に巻き込まれるのですが、何よりもまず学生時代からの太宰の大ファンで敬意が前提にあるということを大切に演じました。驚くほど映像が綺麗で、どのシーンも凄く印象的で鮮明に残っています。どんな作品になるのか誰も想像できないから、完成した作品を観るのが本当に楽しみです。

千葉雄大(太田薫役)
沢尻さんの弟役は実は2回目なのですが、映画としては初めてで、光栄な時間でした。薫はある意味堅物だと思いますが、常に姉のことを思っている。それを根底にもって演じました。蜷川監督作品は、お客さんとしてファンだったので、自分が出演させて頂きすごく嬉しいですし、もっとこの世界観に浸っていたかったです。蜷川監督が描く太宰の人物像、末路がとても気になります。完成が楽しみです。

瀬戸康史伊馬春部役)
僕は太宰の友人・伊馬春部という役を演じました。2人は本当に仲が良かったそうなので、距離感の近さを表現したかったのですが、初共演の小栗さんに非常に優しく接して頂いて、楽しく演じることができました。また、伊馬が北九州出身ということで、僕も福岡で生まれ育ったので、福岡弁をやらせてもらっています。とても大切な印象に残るシーンになったと思います。

高良健吾三島由紀夫役)
三島由紀夫さんの本には個人的にも影響を受けているので、プレッシャーはもちろんありましたが、演じられて光栄でした。今回自分が演じた三島は、21歳の学生の頃なので、みんなが持っている三島像とは差をつけたいという思いで探りながら演じていました。蜷川監督の三島への思い、演出も非常に的確で分かりやすく、若い時に鍛えていただいた小栗さんとの共演も、緊張感がありつつも本当に楽しかったです。

藤原竜也坂口安吾役)
蜷川監督とは『Diner ダイナー』でもご一緒させて頂きましたが、小栗くん主演の本作に出演できるということは、非常に光栄で嬉しかったです。坂口安吾という重要な役どころを頂き、実際に太宰と安吾が通っていたバー“ルパン”での撮影はまるでタイムスリップしたようにすごく素敵な空間で、大変貴重な経験をさせて頂きました。

 

凄いメンバーですね。いい男揃い踏みというか、また実花さんにかかると、

皆美しい男になって、ここに主役の小栗太宰が加われば、

美しい男たちマックス状態だと思います(笑)。

藤原くんは、小栗くんが「ダイナー」に出ているので、お互い出演し合うような、

なんだか律儀で、仲良しですね(笑)。

「かつて互いに蜷川監督の父・蜷川幸雄さんの舞台で厳しい稽古に耐え、

切磋琢磨した“盟友”でもある小栗と肩を並べる。」

この一文が好きです。

個人的には、三島さんの作品は戯曲以外、すべて読んだので、

三島役の高良くんも楽しみです。三島は太宰のこと、嫌いだったろうなあと思うので、

そういうやりとりも期待しています。

「若い時に鍛えていただいた小栗さんとの共演も、

緊張感がありつつも本当に楽しかったです。」

これは「時計じかけのオレンジ」の時でしょうか?小栗くん、鍛えたのかな?(笑)

さらに、「初共演の小栗さんに非常に優しく接して頂いて、

楽しく演じることができました。」と言ってくれた瀬戸康史くん、

最近注目していて、ときどき「グレーテルのかまど」を観ています。可愛いですよ。

でも本当に、男優キャストも女優キャストも皆美しくて、さらに時代背景も、

浪漫と退廃が入り混じるような時代なので、ビジュアル的にも凄く惹かれますよね。

映画「人間失格」、本当に楽しみです!

できたら、写真集も出してほしいです(笑)。

 

♪ カリギュラ 感想 2回目   2007年11月29日のブログより ♪

私が、とても美しいなあって思うのは、会食のシーンです。
これは、貴族達が、カリギュラのあまりの暴君ぶりに、陰謀を企てているところへ、
カリギュラが入ってきて、その凍りつくような雰囲気の中、会食になるというシーン。
なので、カリギュラの、嘲り、挑発、悪ふざけ、
そして恐怖が描かれるところなんですが、
これがものすごく美しいカリギュラなのです。
あの白い衣装の長い裾を引きずりながら、髪は綺麗に整えられ、
美しい横顔、繊細な顎の線、首には豪華な首飾り、
気品漂うまっすぐで綺麗な立ち姿。
怯える貴族ひとりひとりに、薄ら笑いを浮かべながら、無造作に抱きしめてみたり、
顔を近づけてみたり、挑発してみたり。
ケレアには、お構いなしによりかかって、
セゾニアの側に寄り、壁に手をつく姿がまた格好よく、色っぽく。
そうかと思うと、並べられた椅子の上を、
ピョンピョンと、こばかにしたように、両手を大きく広げて、歩く、
逆上して、テーブルの上を、食器を足で蹴散らしながら、大股で歩く。
その上、無作法で、下品な振る舞いの数々を、繰り広げます。
しかし、こういうシーンでさえ、上品さが失われないのです。
卑しい雰囲気がないんですね。
「タイタス・アンドロニカス」のエアロンを演じた最初の頃は、
生来の品の良さが、かえって仇とも言われましたが、
今回はそれが充分に活きる役で、
蜷川さんが「イギリスでも通用するある種の品の良さを持っているよね」と、
雑誌の中で仰っていましたが、本当にそう思いました。
また小栗くんは所作がとても綺麗ですよね。歩き方、立ち方、座り方。
動きにスピード感があるし、軽やかだし、そのテーブルの上から、
ただ降りるだけでも、それはふわっとその衣装が跳ね上がり、
羽がはえているようで、より美しく、恐ろしさも増していました。
この会食シーンは、とても自由に小栗くんが演じているようで、
ある意味、恐いシーンなんですが、観ていて、気持ちがいいです。
それからあの長い指が、遠くから見てもよくわかって、
とても色っぽいですね。
セゾニアの指にからませながら、自分の身体に這わせるように、
持っていくところ、シピオンを抱きしめながらその髪へ、背中へまわされた指、
最後の最後、夥しい剣に倒れながらも、
ケレアにその身を預けるように、そしてその頬を触れにいった、
血まみれの綺麗な長い指・・・。
このあたりは、もう涙、涙でした。
今回は、シピオンの別れの場面、セゾニアとの場面から、
ラストにかけて涙が止まらなくて。
カリギュラがずっとずっと傷ついていて、出口のない悲しみ、
本当に本当に孤独なんだという思いが、痛いほど伝わってきました。
いろいろごまかして、騙して、目をつぶって、みんな生きていくんだよ。
でも彼には出来ない、その頭の良さ、神経の繊細さ、純粋さが邪魔をするのです。
「まだ子供だ」の台詞が虚しく響く。
「あなたはすでに選んでいる」シピオンの言葉、辛かった。
滑稽な女装をしながら、ペディキュアを塗るシーン、切なくて・・・。
身の危険をどうにか知らせようと必死なエリコンに、
月の話を、愛した女の話を夢のように聞かせます。
そして詩人たちに詩を語らせ、笛を吹くシーン、
いろいろな思いが最後へ向かって、加速していきます。
「不可能!おれはそれを世界の果てまで探しにいった。おれ自身の果てまで」
美しく畳み掛ける台詞の数々は、
小栗くんの肉体を通して、カリギュラの言葉として、
突き刺さるように、伝わってきました。
シピオンとの、ケレアとの、エリコンとの、セゾニアとのシーン、
それぞれが美しく切なかった。
どの思いも届かない、いいえ、届かないふりをしていたのだろうか。
演劇の力、それを伝える人間の力をまざまざと思い知らされました。
深く深く豊かな時間をいただきました。