風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

どこか乾いていて、しかし叙情的

曇り空です。
おはスタ」見ました。最後の「お母さん!映画館で待ってるよ」が、
ぐっときました(笑)。
めざましテレビ」では、山田優ちゃんと出ていました。
お正月休みは?という質問に、
「多少は正月休みがもらえると思うので、親父と熱燗でも飲みますよ」と、
言っていて、よかったねって思いました。
サーフズ・アップ」明日から公開ですね。
舞台挨拶に行かれる方、またお話を聞かせてもらえると嬉しいです。


さて小栗くんは、「カリギュラ」が終わって、なんだかさっぱりしたみたいですが(笑)、
受け止めた私の方が、抜けられなくて困っています。
家事の最中に、突然思い出して涙ぐんでみたり、
日常生活に支障をきたしています(笑)。
やっぱりね。小栗くんが、いつも、小栗旬が演じています、どうだろうみたいに、
演じなくて、ひたむきに真摯に、その役を生きようとするので、
それも押しつげがましくなく、それでかえって、心の中に、
染み渡るように、入ってきてしまうのです。
声がもう聞こえてきてしまう。
マイクとか人工的なものを通さず、ただ空気の中を伝わってきた、彼自身の声。
シピオンに詩作について尋ねる優しい声、
最後の最後になって、エリコンを呼ぶ声。
そしてその美しい姿。
立つ、歩くってこんなに美しい。気高く、まっすぐで綺麗で、
そうかと思うと、うづくまったときの手首の細さ、
セゾニアにしがみつく、細くて長い指。
傲慢で、残酷で、知的で、繊細で、脆くて、
小栗くん自身が持つ、痛々しいのだけど、生々しくない、
どこか乾いていて、しかし叙情的なもの。
そこへ青年期特有の、ゆらめき、怒り、切なさが加わって、
突き放たれた短編の詩のようなカリギュラだったなあって、
今更ながらに思っています。
これからペンギンさんと探偵さんに会って、
現実に引き戻してもらわなければいけません(笑)。