風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

僕らの音楽 土曜スタジオパーク

暑い日になりました。
キノピーさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
明日20日(日)の「おしゃれイズム」のゲストが藤原竜也くんということで、
小栗くんのコメントも観られそうです。見てみてくださいね。
東京DOGS」新情報がUPされています。
http://tv.yahoo.co.jp/tv_show/drama/autumn/00000079drama.html
スーツ姿、素敵です。


そして「僕らの音楽」「土曜スタジオパーク」見ました。
まず「僕らの音楽」から。
花沢類もカリギュラも映って、なにより「東京DOGS」のシーンが、
見られてとても嬉しかったです。
はじめまして同士で少しぎこちないながらも、サクサク話は進んで、
舞台で寝ている人の話が面白かったり、
舞台は人とキャッチボールをしている感じがする。
舞台で感動する瞬間は、
小栗「カリギュラっていう芝居をやっているときなんかは、もう泣いちゃって、
    立ち上がれない人とかいて、そういうのを見ると、ああ自分は、
    この人の人生に何かを与えることができたかもしれないというふうには、
    思えたなあ」
この言葉は嬉しかったですね。
そして今回「僕らの音楽」の一押しは、「蜷川さんの言われたこと。
俳優もちょっと不幸せぐらいが一番いい。その感覚、面白い。
ものを生み出す人って、きっとどこかでいつも、足りてないことが、
とても大事なんだと思います。」〜これは凄く共感します。
プレゼント告知のときに映った感じが素敵でしたね。
そして「僕らの音楽」を見るといつも思うのですが、
椅子が近すぎるような気がします(笑)。


それから「土曜スタジオパーク
生放送の小栗くん。少し大人しめバージョンかな(笑)。
幼い佐吉のまた違う場面が見られたり、
三成の髪型、座り方についてのお話があったり、
妻夫木くんが「いつもストレートパンチ、小手先で芝居をしない人」と言ってくれて、
嬉しかったり、妻夫木くんも家に泊まったんだあ(笑)とか、
アンケートの結果は、熱血漢、まじめ、王子、ダメ男の順だったとか、
いろいろあって、私が一番興味深く見たのは、
「旬が愛したオジサマたち」
正直、このタイトルはどうなの?って思いましたが(笑)、
でも内容はとてもよかったです。松方さんが、
「磨けばいくらでも光るダイヤモンド、いい本、いい演出家に巡り会ってほしい。
ちょっと不良、人間的にも魅力がある。」と言ってくださって、
とても嬉しくて、“いい本、いい演出家”〜やっぱり皆さん、
そう思うんだなあと思いました。
そして蜷川さん。「間違いの喜劇」の映像が流れて、
そういえば、NHK BS で放送されたものでしたからね。
小栗くん、長い指を組み口元にあてて、その映像を見て恥ずかしそうでしたが、
高熱が出たときに、芝居がよかったと言われて、
雑念とかないといいのかもしれないと思った。
蜷川さんについて、十代の頃から、絶対にもっといい役をやるべき俳優なんだから、
自信を持って頑張りなさいと言い続けてくれた人。
ありがたい。叱ってくれることは大事なこと。
そして今回「土曜スタジオパーク」の一押しは、
コメントをくださった蜷川さんのこの言葉です。
小栗旬ってどんな人?
蜷川「努力家ではあるけれど、まあ、斜に構えているところがあるね。
    生意気だよね。あはは。まあ適当な不良で、適当にいい子で、
    適当が小栗の限界なんだね。あいつがね、なんかのときにね、
    稽古場で喋ってたときに、僕はトップにならないで、
    2番手 3番手のとこにいるのが一番いいって発言をしてたの。
    そりゃないだろ!と。おまえねえ、そんなところで満足してちゃ、
    おまえは中心になるべき俳優なんだから、欲望をもっと大きく持って。
    誰が中心にくるんだよ、おまえみたいに才能があって、
    キャラクターにも恵まれてる、それが中心にくるべき、
    2番手 3番手なんて、楽なこと言うな」
小栗旬に一言!
蜷川「本当に自分に飢えてるんなら、もっと本を選べと。不良高校生なんて、
    誰がやったって上手いですよ。日本の俳優は。不良高校生をやって、
    下手だって言われた俳優、ひとりもいないですよ。
    そういうものをやって上手いと思ってないと思うけど、それから、
    イケメンの俳優がいっぱい出てきて、いろんなもの競ったって、
    たかがしれてるでしょ。そんなもんよりさ、世界のトップクラスの、
    20代の俳優はさ、もっと凄い仕事いっぱいやってるわけだから、
    そういう仕事の中に頭突っ込んで、互角の勝負ができるような、
    仕事をしてほしい。小栗にはそれだけの肉体的な魅力も、
    それから知性だってあるわけで、もっともっと欲望がね、尖がってね。
    たかがちっちゃいところで、ちっちゃい不良になったってしょうがないでしょ。
    いい子になったって。それよりもっと欲望の、
    巨大な欲望の持ち主である俳優になってほしいと思っているんです。
    是非、また一緒に仕事をしましょう、ととりあえず、言っときます。小栗。
    蜷川幸雄でした」
その蜷川さんの映像を見る小栗くん、笑顔を見せながらも、
なんともいえない表情でしたね。
スタジオでは「みるからに愛情たっぷり」「ものすごい叱咤激励でしたね」と、
言われていて、小栗くんは、
「頑張らないとなあと思いました。また誘ってもらえるように、
 頑張ります」と言っていました。
私はファンだから、小栗くんの才能はものすごく買っているのですが、
それよりももっともっと蜷川さんは小栗くんの才能を買っているんだなあと、
今日、あらためて思いました。とても嬉しい言葉でした。
本当に、愛の感じられる、胸にズシンとくる言葉でした。
昨日のブログには、“きっと素晴らしい作品に巡りあえることを信じています。”と、
書きましたが、そんなのんびりした感じじゃいけないんですよね。
“世界のトップクラスの20代の俳優はさ、もっと凄い仕事いっぱい、
 やってるわけだから、そういう仕事の中に頭突っ込んで、
 互角の勝負ができるような仕事をしてほしい。”
それこそ「間違いの喜劇」の稽古中、罵倒のエネルギーの話になり、
「そこんとこちゃんと勝負しないと、世界レベルにいかないって俺は考えてる。
 だから小栗にはそこまでいってほしいわけだ」と蜷川さんは仰っていて、
そのときと変わらず、いいえ、もっと確信して、
彼の才能を信じて、言葉をかけてくださって、なんだか胸がいっぱいになりました。
本当に叱咤激励でしたね。力強い言葉でした。感謝、感謝です。
松方さんも“いい本、いい演出家”と仰っていましたが、
小栗くんの才能がもっともっと開花しますように。
“小栗にはそれだけの肉体的な魅力も、それから知性だってある”
やっぱり今の小栗くん、もったいないですよね
もっと小栗くん自身が動くべきなのか、こちらとしては見守ることしかできませんが、
どうか彼が才能を充分に発揮する役に巡りあえますよう、切実に願っています。
最後に、もし三成に会ったら、「小早川秀秋は裏切るよ」は可笑しかったです(笑)。