風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

時計じかけのオレンジ 大千秋楽

晴れた一日でした。
【 BBS 】に、サファイアさん、og さんが「時計じかけのオレンジ」の感想を、
書いてくださいました。ありがとうございます。読んでみてくださいね。
進化していく舞台でしたよね。光る汗が色っぽかったですよね〜。
そして「時計じかけのオレンジ」大千秋楽、行ってきました!
すごく楽しく華やかな素晴らしい大千秋楽でしたよ。
これから書くことは、ちょっと記憶違いなところもあるかと思いますが、
そこは少しご容赦願って(笑)、書いていきたいと思います。
開演前、ちょっとした「キサラギ」のように(笑)、ブログを読んでくださる数人の、
方々にお会いして、とても嬉しかったです。ありがとうございました。
家を出る前に【 高良くんのブログ 】を見てもう胸がいっぱいになりつつ、
大音響とともに、幕があがりました。
このシーンもあのシーンもこれで見納めと思いながら、
やはりアレックスはエレガントですよね。
暴力とエレガントが共存ずるのは、小栗くんが演じるからこそだと思いました。
なんでもない所作の場面でも、指先まで美しく、
白いシャツに白いサスペンダー、黒い山高帽に黒いステッキ、
踊るようにしなやかに、今日も舞台を駆けめぐります。
細身の銀髪の美しい彼は、スポットライトを浴びて、
狂乱の第九のメロディに、なんと似合っていたことでしょう。
舞台は、休憩時間に入る前に、橋本さん、キムラさんの、
ちょっとした漫才のような掛け合いがあったり、
アフロのカツラがとれてしまって、アレックスへ、はてはムロくん演じる、
警官がかぶることになったり、
「セイ」「ソウ」はとうとう言ってもらえなかったり(笑)。
大合唱のシーンは、終るたびに拍手が起こり、
そして「シーンは続く」
スタンドマイクを振りまわし、歌うアレックス。
私、思うんですけど、オリジナル曲、結構音の取りにくいメロディのものが、
多いですよね。小栗くん、上手く歌っています。
小栗くんのいい声が、メロディに乗るという、
もともと踊るように歩く人が、踊りを踊るという、
また小栗くんの魔法がもうひとつ増えましたよね。
なんて素敵な「時計じかけのオレンジ」だったのでしょう。
パンクな第九、もっともっと聴いていたい!
そしてカーテンコール。
また曲が違っていました。桜木さんのときは「柔道一直線」(笑)、
鋼太郎さんは上着を脱ぎながら登場、出演者の方々が本当に楽しそうで、
拍手、拍手で、次の出演者を迎え入れます。
キムラさんのマリリンモンローはとっても素敵、
武田さん、山内さん、石川さん、橋本さん、
跳ねるように、満面の笑顔と少しのおふざけとともに(笑)、
そして本当にジャンプして舞台ぎりぎりで止まった小栗くん、登場!
ここですでに観客、総立ち!
橋本さんと小栗くん、しっかり抱き合います。
どちらともなく「ありがとう」
このとき、ちょうど抱き合う小栗くんの表情が見えて、
なんかもう、よかったなあって、胸がいっぱいになってしまいました。
その後、武田さんとも抱き合っていました。
皆さん、退場、その隙をねらって、小栗くんに抱きつくムロくん(笑)。
LEDには「A CLOCKWORK ORANGE」・・・
暗くなった場内、拍手は鳴りやまず、また登場アレックス、
皆さんを呼んで(手の動きが綺麗)、また皆さん、弾むように登場。
手を上にあげて精一杯、この気持ち届くように、拍手をしましたよ。
アレンジされた「第九」に乗せて、ステッキをブンブン振り回しながら、
退場した小栗くん。凄い勢いで回していて、目が釘付け、格好よかったです。
一層盛り上がって、3回目のカーテンコール。
パーンという音とともに、キャノン砲で、銀色のテープが舞い落ちます!
ドサッという音が似合うくらいの(笑)、大量の紙吹雪が舞い降ります!
そしてオレンジ色のたくさんの小さなボールが一緒に落ちてきて、
それをキャストの皆さんが客席に投げてくれました!
まさに狂乱の会場内(笑)、前にも、端にも、遠くへも、
楽しそうに、でも一生懸命投げてくれた皆さん。
小栗くんも遠くへ飛ばそうと頑張って投げていました。
つい通路に降りて投げようとしたら、お客さんが寄ってきてしまい、
また舞台に戻った小栗くん。
私は結構前の方の席だったので、いっぱい飛んできましたが、
なんだかボーッとして、拍手をしていたら、
隣の席の方がくださいました(ありがとうございます)。
優しい隣の方でよかったです。感激しました(笑)。
結局、2個、手にして、
1個は、クリスマスのときにツリーに飾るような少しモフモフした、
小さなオレンジのボール。
もう1個は、オレンジのピンポン玉で、
青のマジックで、「彼氏ほしい マーティ」と書かれていて、
あの最後、アレックスが告白する相手役がマーティですよね。
で、マーティ役は、上地春奈さんなので、
春奈さんが、彼氏がほしいのでしょうか(笑)。
大胆な字で、ほしいの「い」の字が伸びていたので、
本当に欲しそうです(笑)。マーティのように、アレックスのような、
素敵な彼氏が出来ることを祈っています(笑)。
そしてその狂乱の会場を、皆さん退場して、
もう1回、出てきてくれました。今度はバンドの皆さんも一緒です。
小栗くん、バンドの方へ、拍手をうながしていて、
支えてくれたすべての皆さんへの気遣いが感じられました。
相変わらず、拍手は鳴りやまず、すると、山内さんが、
「今回は劇団新感線、鋼鉄番長の舞台に来ていただき〜」等々、
話し始め、皆さんに制され、座長の言葉へ。
小栗「皆さん、本当にありがとうございました。では初舞台の高良から一言」
すぐ高良くんへ振る小栗くん。
高良くん、とても真面目に、あのブログにあったように、
「こんなに3ヶ月も一緒に仕事をしたことがなかった、仲よくしてくれて」などと、
話してくれて、会場中、シーンと聞いていました。
とても真摯な感じで、感動しました。
でも「こんなにベソかきながら言ってる奴初めてだ」と(泣いていたのかな)、
またまわりに言われたりして、ふたたび座長の言葉へ。
小栗「ではここで橋本さとしが1曲、歌います」
今度は橋本さんへ振る小栗くん。
「ムチャブリー」と言いながらも、実は石川さんと、
影でコーラスをやっている歌があると、今度は石川さんも巻き込んで、
二人で、ノリノリでコーラス、会場は手拍子。
この二人の様子を見る小栗くんがまた眩しいほどの笑顔で、
本当に、いいオレンジカンパニーだったのだなあと思いました。
そしていよいよ小栗くんの言葉。
「本当にありがとうございました。でも東京に帰らないといけないんでね(会場・笑)。
 皆さんと三本締めで、締めたいと思います」
会場、ちょっと嬉しさでざわめきつつ、小栗くんのかけ声で、
「イヨー、パンパンパン、パンパンパン、パンパンパン、パ、
 ハイ!パンパンパン、パンパンパン、パンパンパン、パ
 ハイ!パンパンパン、パンパンパン、パンパンパン、パ、」
拍手の音を「パ」で表現してみました(笑)。
もう小栗くんと三本締めをする機会はないと思うので(笑)、
書き残しておきますね。
でも小栗くんとキャストの皆さん、超満員の会場の皆さんと、
心ひとつにして、三本締めが出来て、本当に幸せでした。
会場中に響き渡る三本締めの拍手は、
やりきったキャストの皆さんの清々しさと感謝と、
私たちの感謝の思いが重なった音だと思いました。
小栗くんの言葉をもっと聞きたかった気もしますが、
皆に振るところが小栗くんらしいですよね。
でもその輝くような笑顔がすべてを語っていました。
最後はバンドのリーダーと手をつないで(笑)、
礼をしながら、あの中央の扉の向こうへ去って行きました。
私は定番の端っこの席だったのですが(笑)、
このとき暗闇に消えていく、白いシャツとサスペンダーの、
細い背中がちょうど見えて、賑やかさに忘れていた、
アレックスとお別れする寂しさを感じました。
あんなに悪い子なのに、何故か愛しかったアレックス。
それは悪夢としてもいい夢としても、綺麗で夢のようなアレックスでした。
椅子の下に落ちていた銀のテープをこれもまた記念に拾って、
優しい隣の方と笑い合って(笑)、会場をあとにしました。
【 山内圭哉さんのブログ 】、“小栗という奴は、大した男だ”という、
言葉をかみしめながら、
座長公演を立派にやり遂げた小栗くんへ乾杯!
パワフルな素晴らしい公演を魅せてくれたオレンジカンパニーに乾杯!
本当にありがとうございました!