風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

走れ、走れ、オーランドー

晴れたり曇ったりしています。
mutsumi さんから教えていただきました(ありがとうございます)。
14日「シューイチ」で蜷川さんのインタビューがありました。
私も見ました。お元気そうでにこやかにインタビューに答えていらっしゃいました。
反抗的でひねくれているような、時代の空気を吸っているような俳優に、
興味があるというお話をされていて、
小栗くんについては、以前も話に出ましたが、テレビを見ていて、
不機嫌そうにしていると本人に電話をかける等、話されていました。
小栗くんの映像は「ムサシ」「カリギュラ」が映りました。
今公演中の「盲導犬」の稽古が映り、
古田さん、小出くんのインタビューがちょっと面白かったです。
小出くんは蜷川作品4作品目だそうで、
蜷川さんは今まで一番元気。うるさい(笑)。
粘り、愛情を非常に感じると言っていました。
小出くんは相変わらず小出くんの感じで(笑)、でもとても楽しそうでした。
そして蜷川さんは今年77歳で年間8作品を演出されるそうで、
しかも80歳までスケジュールは決まっているそうです。凄いですよね!
きっときっとその中に、小栗くんとのお仕事も含まれていると信じています!
早く蜷川さんとお仕事をしてほしいなあと、より思ったインタビューでした。
そうそう、小出くんも蜷川作品は、もはや4作品目なんですね。
小栗くんは今までで7作品。


2003年 「ハムレット」 フォーティンブラス役
2004年 「お気に召すまま」(初演) オーランドー役
2006年 「間違いの喜劇」 アンティフォラス役
2006年 「タイタス・アンドロニカス」 エアロン役
2007年 「お気に召すまま」(再演) オーランドー役
2007年 「カリギュラ」 カリギュラ
2009年 「ムサシ」 佐々木小次郎


もう「ムサシ」から随分経ってしまったので、
早くまた蜷川さんの舞台に立つ小栗くんが観たいです。
なにしろ2004年「お気に召すまま」初演のオーランドーを観て、
すっかり虜になってしまい、まさに心奪われました。
その後ずっと小栗くんが蜷川さんの舞台に立つ姿を、
生で観ることができたことは、本当に幸運だったと思っています。
また切なくなるほど美しく気品のある素敵な役で出会いたいです。
あの素敵な声で古典の台詞を聞きたいです。


オーランドー「ここに懸かってろ、俺の歌、俺の恋の証人だ。
        三つの冠を戴く夜の女王よ、見ていてくれ、
        その清らかな目で、蒼ざめた天の高みから、
        あなたに仕える美しい狩人、俺の運命を支配する人の名を。
        ああ、ロザリンド、この木々が俺の手帳だ、
        その幹に思いの丈を彫りつけておこう、
        そうすれば、この森に住むすべての者の目が、
        いたるところであの人の美徳の証を見ることになる。
        走れ、走れ、オーランドー、木という木に刻みつけるのだ、
        たとえようもなく美しく清らかなあの人の名を。」