風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

花沢類邸訪問

晴れました。風が強いです。
昨日は「独身貴族」の最終回を観ていました。
BGM が「ムーンリバー」になると、ついつい感動しつつ、
私は玲子さんが好きでした〜(笑)。
魚を海に投げちゃったところがよかったです。
さてバースデイウィークですが、
今日は「花沢類邸訪問」をお届けしようと思います。
映画「花より男子ファイナル」の要素を含みます。
一度訪問経験有りの設定です。


花沢類邸訪問


その駅から車で1時間ほど走ると、突然緑のざわめきと、
小鳥のさえずりしか聞こえない、静かな空間に遭遇する。
落ち着いた洋館のその家は、大きな門扉のずっと向こうに見えた。
呼び鈴を押す手が少し震えていたのは、春風のせい。
「どうぞお待ちかねですよ」
品の良い紳士に連れて行かれ、長い廊下を歩く。
それにしても天井が高い家だ。あまりキョロキョロしないように気をつけて、
彼の部屋は、南側のつきあたりにあった。
「お見えになりました」
「はい、どうぞ」
うながされるように、部屋に入ると彼は窓辺に佇んでいた。
ブルーのカーテンにペパーミントグリーンの壁。
大きな窓から陽光は降りそそぎ、白いレースのカーテンは微かな風にも揺れる。
少し大人になった?またより美しい青年になったような。
いつもように明るい茶色の髪、白い肌は光に透けそうだ。
ブルーグレーのロングカーディガン、長身の彼によく似合う。
そのレースのカーテンが揺れたことに気をとられ、
彼が私の方へ近づいてきたと認識するのに少し時間がかかった。
「どうぞ、座って」
柔らかな優しい声。この声を聞くと、会えなかった時間さえ忘れてしまう。
「紅茶でいい?僕が飲みたいから」
相変わらず、さりげなく人に気を使わせない気配りがあって、
その微笑に吸い込まれそうだ。
「元気にしてた?」
紅茶を入れながら、背中越しに聞いてきて、動悸が激しくなった。
罪な人だなとつくづく思う。
類はいい時間を過ごせたの?誰かいい人はできたの?
春は、夏は、秋は、冬は、類にとって過ぎ去った月日は素敵なものだったの?
紅茶のいい香り。
「ん?」
突然細くて長い指が私の額にのびてきて、髪をサラッとかきわける。
「これじゃ見にくくない?」
あなたに言われたくないんですけど。でもそれにはこんな理由が。
「早速で悪いんだけど、これなんだけど。ここのところが、壊れちゃったんだよね」
私は彫金師を職業としていて、前にも一度、この家に呼ばれて、
宝石を直したことがある。
「こ、これは!」
100億円のあのティアラ!あの司くんとつくしちゃんが世界を渡り歩いて、
探しているという、あの、その、あの・・・。
「あんまり綺麗だったから、持ってきちゃったんだよね」(にっこり)
にっこりって、
「類ー!!」


はい、お粗末さまでした(笑)。
でも類は犯人じゃないですよ。映画を観ればわかりますよね。
しかし類は本当に罪な人ですよね。あ、小栗くんも罪な人かな(笑)。
あんな瞳で見つめられたら・・・。
この頃は見つめられるといえば、
我が家の愛猫ニーナに見つめられることぐらい(笑)。
そうそう、猫って見るじゃなくて、見つめますよね!
「にらめっこ」じゃないですけど、
「目、そらした方が負けよ♪」と猫と勝負したりして、
「は〜い、ニーナの負け〜」とか言って、遊んで、いえいえ遊ばれています(笑)。
今は傍らで丸くなってお昼寝中です(笑)。