風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

映画 信長協奏曲 感想

朝、雪が降っていましたが、晴れてきました。
信長協奏曲」、公開になりましたね。
感想は、コメント欄、【 BBS 】にてお待ちしていますね。
ただ隠せないので、ネタバレはなしでお願いします。


ソレイユさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
信長協奏曲 大ヒット舞台挨拶」が地方で行われます!
【 信長協奏曲 大ヒット舞台挨拶 】
名古屋でもあるので、激戦必至ですが、挑戦してみようと思っています(笑)。


さて「おじゃMAP」はインターホンを押す指が長くて素敵でした。
TOKIO カケル」は犬の絵、上手でしたよね。
「サボテン団子」の絵から随分上達しました(笑)。
21日に行われた「カップル試写会」ではなんと金髪姿。
役づくりで、金髪ということで、久しぶりの金髪なので、
どんな役でしょう。ワクワクしますね。
21日深夜の「すぽると」では、その金髪姿で動く小栗くんを見ましたが、
すっきりしていて、本当に格好よかったですね〜。
世界で活躍するサッカー選手みたいで、
足が速く知的な選手のイメージかな(笑)、
素敵だなあと思って見てました。


すぽると」から数時間後、22日5時25分からの「めざましテレビ」に、
またも生出演、本当にご苦労さまです。
「めざまし」「とくダネ」では、服装が上着の丈が短くて、
一見燕尾服のようなラインで素敵でしたね。
「とくダネ」でパネルで説明するときに、白シャツの釦のところの隙間から、
チラッと素肌が見えて、ドキッとしました(笑)。
新しい役、色っぽい役だといいなあ。
「グッディ」のプレゼンもちょっと恥ずかしそうでしたが、素敵でした。


そして「信長協奏曲」初日舞台挨拶の記事が出ています。
【 小栗旬、映画「信長協奏曲」初日に安ど「長い旅が終わったな」】
俳優の小栗旬(33)が主演する映画「信長協奏曲」が23日、封切り初日を迎え、都内の映画館で初日舞台あいさつが行われ、小栗のほか、柴咲コウ(34)、向井理(33)、Kis―My―Ft2の藤ヶ谷太輔(28)、高嶋政宏(50)、山田孝之(32)らが登壇した。
主演の小栗は仕上がった作品を見て、「面白かったです。やっぱりホッとしました」と安どの表情。「2年近く過ごしてきたので、あっ良かった、サブローの長い旅が終わったなと」としみじみ。信長の妻を演じた柴咲は「長い期間だったかなと。ようやく映画として皆さんに届けることができて、少しホッとしています」と初日を喜んだ。
印象的なシーンとして向井らと挑んだ合戦シーンを挙げ、「馬で駆け抜けるところは理くんと2人で行きたくないね、行きたくないねって。本当に怖かったです。かなりの打ち身はあったけど、怪我しなくて良かった」。クライマックスの「本能寺の変」のシーンは「すごい煙が充満していて、大変でしたね。信長とサブローが対峙するシーンは、自分で見ても不思議だった。よくわからなかったですね」と振り返った。
14年10月クールにフジテレビ“月9”初の時代劇として放送された連続ドラマの続編。現代の高校生であるサブロー(小栗)が戦国時代にタイムスリップし、うりふたつの織田信長となって生きていく姿を描く物語。映画版では、サブロー信長の最終章となる“本能寺の変”が描かれる。
イベントでは、ドラマ版から劇場版の撮影、宣伝活動を通して約1年半にも及ぶプロジェクトのクライマックスとなる初日を祝して鏡開きを実施。小栗の持つ大金盃に共演者たちがどんどん酒を注ぐと、あまりの量に小栗も思わず苦笑。乾杯で酒を口に含むと「これヤバイ。いってやろうと思ったけど、これいったら2回目の舞台あいさつに立てなくなる」と話し、会場の笑いを誘っていた。


大きなプロジェクトのしかも主演、しかも二役だったので、
小栗くん、本当に大変だったと思います。
でも素敵なサブロー信長と光秀でしたよ。
小栗くんはじめ、携わった皆さん、
長い間楽しませていただき、本当にありがとうございました。
素晴らしい映画で完結して、よかったですよね。


その「信長協奏曲」、私は初日に観てきました!
なんだかとってもよかったです。たくさん泣いてしまいました(笑)。
高校生がタイムスリップして、織田信長になるなんて、
ファンタジーで奇想天外な物語なのですが、
そこに流れる思いが真実なら、感動するんですよね。
「平和な世の中へ」「前を向き生きていく」等、
これらの言葉がいまや氾濫していて、
それゆえ却って軽々しく思うときもあるのですが、
でも物語の中で、ちゃんとした役者さんによって語られるとき、
どんなにか胸を打つ台詞になるのか、思い知らされました。
小栗くんのサブロー信長、光秀の二役、素晴らしかった!
対峙するシーンの話の間とか、全く違和感なく、
鮮やかな演じ分けをしていて、感動しました。しかも二人ともが愛しい。
柴咲さんの帰蝶も、山田くんの秀吉も、向井くんの恒興も、
高嶋さんら家臣の皆さんも、熱い思いが伝わってきました。
古田さんの松永弾正もさすがでした。
もともと、織田信長ジャンヌダルクや、時代を変えるために、
神様がその歴史上につかわしたのではないかという人物っていますよね。
その当時の常識から外れ、思いもつかない行動とパワー、
だから未来から来たと言われれば、そうかなと思うところもある。
そこは説得力があると思います。
でもやはり時代に翻弄されるところは、未来から来たとしても、
来たからこそ、とても切なかったです。
サブローのキャラは、映画になっても、どんなに戦い方が上手くなろうとも、
芯の部分がブレていなくて、よかったです。
決して超人的ではなく、悩むことも多く、ちょっとおバカで(笑)、
でも朗らかでとても優しく、自分が盾になって人にために動く。
彼のまわりに人が集まるのは当たり前ですよね。
笑いどころもあり、悲しいシーンもあり、迫力の合戦シーンと、
約2時間飽きさせず、あっという間の時間でした。


ではここからは凄く凄くネタバレ!になりますので、
読みたい方だけお願いします。
1回観ただけなので、台詞は正しく覚えていませんし、
受け取り方としての言葉として書きますので、実際とは違っていると思いますが、
ご容赦願います(笑)。








信長協奏曲         松山博昭監督作品
                 サブロー(織田信長)/明智光秀・・・小栗旬
                 帰蝶・・・柴咲コウ


とにかくサブロー信長、元信長の光秀がとても魅力的でした。
光秀が、サブローが太陽、自分は月だ、
このくらいの輝きしか放てない旨の話を、
サブローにするシーンがあるのですが、
サブローはでも(天文学的にも)月もなくてはならないものと言ってくれましたが、
そんなやりとりを見ながら、私は今、小栗くんの太陽の演技と月の演技を、
同時に観ているのだなあと思いました。
本当にただ明るいだけでなく分け隔てなく暖かく照らす、
サブローは太陽そのものでした。
優しくて朗らかで人間臭く、みんながその光に集まっていくのが、
無理なくわかる素敵なサブローでした。
対照的に光秀は、静かで聡明で品が良く、
映画になって、心の動きがよくわかって、
小さな頃からの生い立ちから今の状態が繋がって、
とても深みが増しました。
彼のやるせなさ、切なさは痛いほど伝わってきました。
最後、本能寺でサブローと光秀が対峙したとき、
サブローに信長を託すことが自分の天命だったと言った光秀。
サブローを逃がした後、秀吉に何度も刺され、瀕死になりながら、
サブローに「ありがとね。ミッチー」と言われたことが、
せめてもの心の拠り所のように、哀れな姿で、
でもひどく美しくて、すごく悲しかった・・・。
光秀はこう生きるしかなかったのかなあと、
涙が止まりませんでした。
そして帰蝶とのシーンはどれも心に響きました。
サブローはなんと優しく帰蝶を抱きしめるのでしょう。
あの時代の姫としての帰蝶の覚悟もまた切なかったです。
最後、サブローは現代に戻って来ることができましたが、
(ドキドキしました。よかった〜)
あんな恋愛をしたら、もう帰蝶が忘れられなくて、
一生、独身を通しそうです(笑)。
タイムスリップした河童の外国人は、最初、あれだけのために出てきたのかって、
思いましたが、最後にいい役目がありましたね。
なにげに松永さんもちゃんと現代に、
戻ってこれてよかったです(現代でも相変わらずでしたが・笑)。
いつもタイムスリップものは切ないのですが、
ラストシーン、「殿!殿!」という声に振り向いたサブロー。
そこには誰もいないのに、愛嬌のある家臣たちが目に浮かんで、
胸が詰まりました。
でもまた現代でも、前を向いて歩んでいくのだなあと、
彼の表情を見て思いました。
奇想天外な「信長協奏曲」でしたが、
作り手の思いはちゃんと伝わってきた「信長協奏曲」でした。