風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

ヤングフランケンシュタイン 感想

よく晴れた一日でした。
舞台「ヤングフランケンシュタイン」の感想を、mayu さん、山りんさんが、
【 BBS 】に書いてくださいました。ありがとうございます。読んでみてくださいね。
本当に笑いの絶えない拍手の絶えないミュージカルでしたよね。


ということで、私も今日、舞台「ヤングフランケンシュタイン」を観てきました!
本当に本当に楽しく、たくさん笑って気持ち良くパワーがもらえる作品でした。
私としては、舞台観劇は、2014年の「カッコーの巣の上で」以来、3年ぶり。
その間、名古屋での映画の舞台挨拶や、静岡でのアフタートークのゲスト等で、
生の小栗くんは見ていたのですが、やっぱり舞台の小栗くんは格別です!
板の上の小栗くんは100倍素敵というのは健在でした!
小栗くんは可愛くて相変わらず美しかった。
今回、いつもの隅の席ではなくて(笑)、センターブロックの通路側で、
結構前の方の席だったので、しっかり小栗くんを観ることができました。
青いスーツは動きやすいようになのか、少しゆったり作られていて、
足であろう部分と揺れる部分があって、やはり細身だなあと思いました。
背中のタックも可愛かったです。
長い指も甘く色っぽく、お顔がですね。アメリカのミュージカルなんですけど、
イギリスの男の子みたいでした(笑)。
ちょっとお髭はありましたが、巻き毛が可愛かったです。
本当にスラリとしていて、長身で手足が長く姿勢よく、立ち姿が美しい。
華があるなあと改めて思いました。
トレンチコートも白衣も丈が長くて、
スタイルの良い彼によく似合っていました。
そして注目の小栗くんの歌ですが、やはり地声がいいので、
そこに音を乗せていくだけなんですよね。
だからとても耳障りの良い声で、しかもとてものびやかに、
思いっきりよく歌っているので、凄くよかったと思います。
当然、何十年も歌や踊りのレッスンをした人と比べたらという、
話になりますが、でも今日、聴いていて、
なんかミュージカルの歌はいわゆる歌ではないような、
やはり台詞の続きという気がします。
そうなると、フレデリックが歌っているので、
それですんなりと聴くことができるんですよね。
フレデリックの変に素直な甘い部分が、甘い声と合っていたと思います。
それから小栗くん、今更ながら、台詞が凄く聞き取りやすいというか、
滑舌が良いですよね。こんなに滑舌よかったかな?(笑)
本当に堂々としていて、初ミュージカルで、主役って、
でもみんなの中心になって、歌って踊っていても違和感ないんですよ。
それはフレデリックとして居るから。
ここで演技力があることが活きてくると思います。
初めてって、当然、誰にでもあって、そこを乗り越えなくてはいけない。
でも初ミュージカルがこの作品でよかったなあと思いました。
コメディ作品で、お祭りみたいな作品ですよね。
生のオーケストラの音は本当に素敵で、
まわりの方々が皆さん、プロフェショナルで、かつ温かくて、
元宝塚の方、元劇団四季の方等々は、圧倒的な歌唱力を、
聴かせてくださるのですが、全然嫌味がなく、
本当に楽しんでいて、かつ主役の小栗くんを支えてくださっているのが、
よく伝わってきました。
ムロくん、賀来くん、美織ちゃんもとてもよかったです。
笑いはほぼ、ムロくんと賀来くんで持っていっちゃった感じです(笑)。
二人とも凄かったです。
皆さん、生き生きとしてエネルギッシュでした。
福田さん演出なので、まあ、小ネタや皮肉やパロディが満載で、
ミュージカルって、ちょっとわざとらしい部分がある場合もあるので、
その小ネタ、皮肉、パロディにより、緩和作用があるのかなと思いました。
なんだか下ネタもさわやかでした(笑)。
カーテンコールは、ふざけた歩き方で、小栗くんと賀来くん、
小栗くん、賀来くん、ムロくんが揃って、ムロくんを置き去りにしたかと思うと、
そのムロくんは服をちょっとはだけて誘う感じで、喝采を受けていました。
オーケストラに拍手を送るシーンでは、小栗くん、指笛を吹いていて、
それが凄く上手かったです。
そしてそして小栗くん、胸に手を当てたお辞儀をしてくれたんですよ。
またこのお辞儀を見ることができて、胸がいっぱいになりました。
あっという間にアナウンスが入ってしまって、もっと拍手を送りたかったです。
好きな歌がたくさんあったのですが、1回しか観ていないので、
ほとんど覚えていないです(笑)。
ゲネプロの動画でちょっと思い出しますが、
あの動画より、小栗くん、はるかに上手くなっていました。
実はこの「ヤングフランケンシュタイン」で、
私としては、新たに扉が開いた瞬間と、夢が叶った瞬間がありました。
(ネタバレのある感想を読まなくてよかった。驚きました。)
ということで、ネタバレになりますので、
ここからはネタバレを含む感想を書きたいと思いますので、
読みたい方だけお願いします。




ヤングフランケンシュタイン       福田雄一演出
                        フレデリック 小栗旬
                        アイゴール  賀来賢人
                        インガ     瀧本美織
                        ケンプ警部他 ムロツヨシ


カラフルで楽しくてイカレた人々が愛おしい、
大騒動も思わぬ展開でハートフルに終わった、
楽しい楽しいミュージカル。
愛しいフレデリック、ずっと歌っていてね。踊っていてね。
素直な可愛い博士でいてね。


はい、では私の新たな扉が開いた瞬間はですね。
最初に席に着いたとき、「あれ、舞台に階段がある」と思ったんですね。
先ほども書きましたが、席が結構前で通路側だったので、
これは何に使うのだろうかと思っていたら、
フレデリックはその通路から現れました。
私の反対側だったんですけど(笑)。
でもこっち側にも来てくれたんですよ。
だから突然近くに小栗くんが、フレデリックがいる!という状態で、
驚いて、扉が開いてしまいました(なんの扉?笑)
これからも舞台の小栗くんを観るぞー!という扉です(笑)。
そんな感じで始まった「ヤングフランケンシュタイン」、
ミュージカルって、こんなにも歌って踊るんだなあと本当に圧倒されました。
ソロもいいですけど、皆で歌って踊るところは圧巻です。
それでですね。もうひとつ夢が叶った瞬間は、
フレデリック、シルクハットと燕尾服で歌って踊るシーンがあったのです!
「アナザーカントリー」という映画を観て、早数十年、
映画のモデルになったイギリスのイートン校に心酔し、
いつかいつか、あのイートン校の制服、シルクハットと燕尾服を、
小栗くんに着てほしいと願っていました。
こんなところで、叶うなんて、しかも髪は栗色の巻き毛です。
やっぱり似合うわ〜。思ったとおり!
足の長い長身の人にしか似合わない服装です。
踊るだびにひらひら舞う燕尾服の裾と長い足に見惚れました。
小栗くん、不思議と日本の物語を演じれば、
やはり日本的な面長な顔だからと思い、
西洋の物語を演じれば、整ったお顔に栗色の髪が似合って、
どこの国の貴族って思いますよね。
両方しっくりくるって凄いと思います。
そんなフレデリック、今日は途中でモノマネをやらされて、
藤原くんのマネをしてましたが(結構似てました・笑)、
毎回、こうなのでしょうか。
小栗くんは歌に踊りはもちろん、くるくる表情も変わって、
押し倒されたり、気を失って抱きかかえられたり、
いろいろ楽しめました(笑)。
そういえば、出てくれば笑いを取っていたムロくん。
あの目の見えない孤独な老人役の歌のとき、実は吹き替えでやっていると、
懺悔していまして(笑)、それが千秋楽は、
自分で歌いますと宣言していました。こうご期待です!(笑)
そして最後のフレデリックとインガのキスも可愛かったです。


帰りの新幹線、日に沈む雲の中の青い富士山を見ながら、
久々に感想を一言一言、メモに書いて、帰ってきました。
特別なとても楽しい愛おしい一日でした。