風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

彼から放たれる光

日差しは暖かです。
まだまだ魔法がとけません(笑)。
演劇って力がありますよね〜。
これはシェイクスピアのせいなのか、はてさて小栗アンティフォラスのせいなのか。
本当に小栗くんは輝いていたんですよね。
よくいう華があるというのは、こういうことなんだなあって思いました。
生来のものなのか、すごく人を引きつける力があります。
それは安っぽくなくて、品のいい、とびっきりな感じがします。
舞台に上がると、パーッとまわりが明るくなるんですよ。
彼自身から放たれる光なんですよね。反射の光ではなく。
でもより輝くためには、もちろんたくさんの周りの方々の力が働いているわけですが。
それとやっぱり彼はシェイクスピアにとても合うと思います。
小栗くんとシェイクスピアの出会いは幸せな奇跡だと思う。
本当に蜷川さんに感謝しなくては。
彼はなんとなくヨーロッパの匂いがするような気がしていたんですが、
長身で颯爽とマントを翻す姿を観て確信しました。
「こんなにマントが似合う人いるでしょうか」なんて思ってしまった。
皆さんの衣装も素敵で、照明も舞台装置も衣装も全てが、
一枚の絵のようにとても素敵な色合いで美しかったです。
「偶然の音楽」は舞台上に違う時間が淡々と流れていて、
それを観ている感覚でしたが、
「間違いの喜劇」は客席ごと、タイムスリップしたような、
ワイワイとした昔のイギリスの芝居小屋にいるような、本当に楽しい観劇でした。