風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

オールナイトニッポン第51回

とても風が強いです。冷たいです。
映画「キサラギ」ブログ(アンテナに入っています)に、
ブルーリボン賞作品賞のことが書かれています。監督さん、いい顔してますね〜。
pantonさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
その「キサラギ」、再上映される劇場が、
映画「キサラギ」HP(アンテナに入っています)にUPされています。
また劇場で、観たいですよね。
ウルタロウさん、あこさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
「ポポロ」「JUNON」に、小栗くんのことが載っているそうです。
見てみてくださいね。
Makikoさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
「ボンビーメン」のHP(アンテナに入っています)に、
壁紙がUPされました。一美くんちがよくわかります(笑)。


さて「オールナイトニッポン」第51回、聞きました。
東京は雪だったという話から始まって、「ボンビーメン」の撮影時の空き時間に、
八嶋さん、マネ2号さん(小栗くんはミートボールと呼んでいました・笑)と、
秋葉原へ行ってきた話。
せっかくだから、“メイドカフェ”に行こうという話になって、1つ目は、
混んでいたので、次に見つけたのが、“妹系カフェ”。
小栗くんも八嶋さんもメイドカフェと変わらないと思っていたら、
「ガチャっと開けた瞬間に、あ、おかえり、お兄ちゃんって言われて。あはは。
女の子に。びっくりしてさあ。なんて馴れ馴れしいんだろうって思って。
そしたらね。どうやら妹系カフェというのはね。
兄妹のような、接し方をするっていうお店なんだよね。
で、お帰り、お兄ちゃん、お姉ちゃんって言われて。
女性にもちゃんとね、お姉ちゃんという向き合い方をしてくれるんだけど。
あ、あのう、ここ座って。で、なに、お兄ちゃんたち、煙草吸うわけ?って言われて。
あはは。あ、煙草吸う〜みたいな感じでさ、そうなんだとかって言って。
じゃあ、これメニュー、決まったら教えてって行っちゃうわけですよ。
八嶋さんと、なんか凄いとこに来たなあって。ちょっと予定のメイドカフェとちがくねぇ」
そして「お帰りなさいませ、ご主人さま」と言ってもらえると思って入ったので、
あのテンションにびっくりしたと言っていましたが、
それはお店の人もびっくりしたでしょうね(笑)。
お店には常連さんたち、行ってみようぜという流れで来てる子たち、
その中で、ここはどうしたらいいんだろうと、
小栗くん曰く、ここ3年くらいで一番緊張したそうです(笑)。
どんな振る舞いをしたらいいのか、相手も芝居をしてくるからって言ってましたが、
これは俳優さんだなあって思いました。
真剣に芝居を受け止めようとしちゃう?みたいな(笑)。
八嶋さんは完全にそれに乗って、そのお店の“むらさき”ちゃん、
“ひなた”ちゃんのお兄ちゃんのふりをして、話しかけてたそうです。
そして妹特製ドリンクを頼んだ八嶋さん、マネ2号さん。
小栗くんは安全にアイスココア(笑)。その妹特製ドリンク。
八嶋さんの方はブルーハワイの行き過ぎたバージョン(笑)。マネ2号さんの方は、
苺ミルクのような感じ。八嶋さんの方、意外と好きな味だったそうです。
とにかくあの世界に驚いたと言っていました。
雀荘みたいって言ってました(どんな感じ?笑)。
帰るときには、「行ってらっしゃい、お兄ちゃん」と言われて出たそうです(笑)。
いろいろなところがあるんですね〜(笑)。
そして今回のゲスト、小栗くんが崇拝する、シェイクスピアの怪物といわれる、
吉田鋼太郎さん、登場。
小栗くんが言うには、面白いぐらいに緊張している鋼太郎さん(笑)。
小栗くんが会ったのは、初演の「タイタス」、これはちら見くらい。
そして初演の「お気に召すまま」のときに、
鋼太郎さんに一からいろいろ教えてもらったと言っていました。
そんな鋼太郎さんへ、10の質問。全てYESかNOで答えてもらい、
それについて話していくというもの。


1.プライベートの吉田鋼太郎は舞台の上より恐いオッサンである・・・YES
  舞台の上で恐くないじゃんという鋼太郎さんに、完全否定の小栗くん(笑)。
  初演の「お気に召すまま」のとき、鋼太郎さんと一緒に出たくないと思った。
  劇場を支配できる声、空気を持っている。役に入るとフルパワーだから、
  蜷川さんから「頼むから、役者は殺さないでくれ」と言われてた。
  この言葉は「カリギュラ」のとき、小栗くんも言われてたと、
  確か雑誌で、読んだような気がするのですが(笑)。
  鋼太郎さんが、居酒屋で飲んでたら、マフィアみたいとも言っていました。


2.主役、脇役なら脇役の方が好きだ・・・NO
  それは主役の方がいい。そうだねと言いつつ、脇役も楽しみもあるという小栗くん。
  俺だったら、こうするのになあって思うのは、やっぱり主役に対して。


3.ここだけの話、世界の蜷川に勝った・・・NO
  質問の意味がわからない。これは小栗くんが「カリギュラ」をやっているときに、
  言ってしまった言葉。あのとき精神的に不安定だったので、
  こういう台詞が出た(そうなんだ・笑)。バカなこと言ったなあって思っている。
  鋼太郎さんに「とんでもないことだよ」と言われて大笑いしてました。


4.小栗は変わっちまった・・・NO
  変わってない、全然。関係性も変わってない。
  小栗旬の最初の印象は?と聞かれて、
  「だからやっぱりお気に召すままで、初めて一緒にやったときの、お芝居やって、
  凄いなコイツと思った瞬間だよね。小栗にも何回も言ってるけど。    
  うわ〜、ピュアだ、ピュアがものすごいこっちきたもんね。
  泣きそうになったもん、俺。泣きそうになるようなシーンでもあったんだけどさ。
  そこさ。びっくりしましたね」
  それから「お気に召すまま」再演の話になって、小栗くんは、年齢によって、
  同じ役をやっても、変わるんだなあって、初演は体当たり、次のときは、
  こんなこともしてみよう、あんなこともしてみようって入る。
  失ったもの、手に入れたもの、そのときにしか出せなかったものがいっぱいある。
  お芝居って上手い下手じゃない部分でもいっぱいあるんだなあと思った。
  (これは凄く思います。そのときにしか出せなかったものってありますよね。
  そして鋼太郎さんの「ピュアがものすごいこっちきたもんね」の言葉が嬉しい。
  私も小栗くんのお芝居で、感じることがあるので。
  ピュアについてのお話は、ここでももう少し詳しく読めます。)
  「タイタス・アンドロニカス」のときの、
  小栗くん、鋼太郎さん、訳者の松岡さんのインタビュー
http://i-toyama.com/uniqd.phtml?s=600.html&z=6900e3b8cc84211eeff1615a460fda63


5.舞台とお酒、やめるなら舞台だ・・・NO
  当たり前。酒を取りますって言ったら大変だ。飲むのは好き。
  小栗くんの年の頃はもっと飲んでいた。
  小栗くんはもう仕事を考えて、お酒をセーブしたりしている。
  それについては、小栗くんの今のスケジュールとは違いすぎる。


6.舞台で思い出したくもない大失敗がある・・・YES
  「タイタス」の初演の初日、切られて、なくなったはずの腕を、次の幕で、
  フル活用してしまった。蜷川さんに舞台を止められた。伝説的なエピソード(笑)。
  そのとき一緒に舞台に立っていた義太夫さん、
  自分が怒られるのかと思って真っ青になっていたそうです。
  小栗くんは、舞台から落ちて、
  瞼の上を切ったくらい(「間違いの喜劇」のときですね。心配しました)。
  

7.今、眠い・・・NO
8.役者を目指すきっかけになった人がいる・・・YES
  きっかけは高校2年のときに初めて見たシェイクスピア。「十二夜」劇団雲の公演。
  学校の英語の先生に、チケットがたまたまあるからと言われて、
  なかばいやいや観にいったそうです(笑)。
  そして上智大学へ行く(中退したそうですが)。

  
9.人に言われた忘れらない言葉がある・・・YES
  「コリオレイナス」のとき、共演した勝村さんに、鋼太郎さんは、頭が絶壁だそうで、
  「ウチワエビ」みたいと言われた言葉。これが忘れらない言葉?(笑)


10.俳優以外で、やってみたいことがある・・・YES
   やってみたいことがあると言ってみたものの、なんだろう。
   料理を作ることは好きだそうです。
   小栗くんから、自分も飲めて、お客さんにも振る舞えるというのを、
   作ったらと言われていました。そのうちに。今はお金がないから(笑)。
   吉田「お金、ないんだよ」
   小栗「お金がないとか、言わないの」
   吉田「金、貸してくれよ」
   小栗「貸さないよ!あはははは」


他にはメールに答えながら、高橋洋さんは小栗くんとメル友。
高橋さんを飲みに連れ出したのは小栗くん。
リア王」に出演している池内博之くんは、お母さん、スペイン人。
俳優をやめたいと思ったことはないという鋼太郎さん。
最近しょっちゅう思っているという小栗くん。鋼太郎さんに贅沢だと言われていました。
台本は半身浴しながら、覚える鋼太郎さん。
ときどき浴槽に落としたりするので、鋼太郎さんの台本は、ふくらんでいる(笑)。
でも小栗くんも「カリギュラ」の台本はボロボロになった。
吉田「俺、オセロの本番やってるときにさ、稽古場行ったらさ、
   すっごいあれじゃん。テンパッてたんじゃんね」
小栗「情熱大陸で使われちゃって」
吉田「なんかすごくいい加減な先輩、みたいな」
小栗「あはははは。くくっ、ウケるっなんて、鋼太郎さんがさ」
吉田「適当にやってりゃいいんだよ、みたいなアドバイスしてて」
小栗「あははは。いやいやあれは俺に対する愛っていうのを感じましたよ」
私も感じました(笑)。そしてこんなメールが、
「今日はカリギュラで共演された横田さんはいらっしゃらないのですか」
横田「います!」
小栗・吉田「あはははは!」
ということで、ここで横田さんも合流(横田さん、2回目ですね・笑)。
今、横田さんは「リア王」で鋼太郎さんと共演中。
鋼太郎さんの特技は、大阪弁(昔、住んでいた)という話から、
小栗くんは、「趣味・特技」に、サッカーと書いて、サッカーが出来る役で、
キャスティングされてしまい、困った話。
横田さんの特技は、モーパイ(麻雀で、触っただけでなんのハイか判る)だそうです。
シェイクスピアの魅力とは?というメールに対して。
鋼太郎さんは、世界が大きい。演じる方も体力、気力をマックスで、
使っていかないと表現できない。大変なんだけど、魅力。
それに対して小栗くんが、「カリギュラ」をやったときには、
シェイクピアのときのようなエネルギーの放出の仕方は、
蜷川さんから求められなかった。
カリギュラ理論武装対決だったが、それでもシェイクスピアのときのように、
もっと押せ、もっと押せというのはなかった。そこがシェイクスピアとの違い。
そのシェイクスピアとの違いは何なんだろう。
シェイクスピアのように、エネルギーを抱えた人が何人も出てくる芝居は、
あまりないかもという鋼太郎さんの意見。これは興味深い話ですよね。
シェイクスピアカミュの違いですね。
以前、小栗くんは、何かひとつ手に入れられるのなら、
鋼太郎さんの強い喉がほしいと言っていたが、
鋼太郎さんは、小栗くんの、何がほしい?と聞かれて、
「お金」と答えて、大爆笑されてました(笑)。
横田さんが大きな声を手に入れたのは、おじいちゃんが耳が遠くて、
一生懸命、話しかけてたから(笑)。
それから小栗くんも声が凄く出るようになったという話になって、
小栗「この間のカリギュラで、やっぱりちゃんとその人間を、
   自分の中にちゃんと腑に落とせるように、なったときには、
   出さなきゃいけないんじゃなくて、出るようになるんだなっていうのは感じました」
吉田「そうだね。腑に落ちてないときって、声、枯れるもんね」
小栗「今までやっぱり理解してるつもりでも、腑に落ちてないところがいっぱいあって、
   俺は結構、それがわかりやすい人っていうか、全然腑に落ちてないと、
   芝居もぶれるし、声も出ない。
   カリギュラに関しては、自分の中でどんどんのってったから、
   そのおかげで、声を出すのは辛いって思わなくなったっていうか」
吉田「それ、一番いい状態だよね」
小栗「それを知ったときに、これからはなるべくこういうところへ持っていけるように、
   しなければいけないんだなあって思ったんですけどね」
これも深くていい話ですよね。
カリギュラ」はいろいろなことを得たお芝居だったんですね。
芝居はどこに惹かれるか?という質問には、お客さんがいるところ、ライブなところ。
小栗くんは、もうすぐ開演します、という時間になったときの、客席の音、
ガサガサとかザワザワとか、その音を聞くと、妙な高揚感と、ドキドキと、
ああ、お客さん、入ってくれてるんだなあという空気を感じながら、出るというのは、
なんともいえないもの、と言っていました。これも素敵な言葉ですね。
鋼太郎さん、お客さんと1センチのところで芝居をしたことがあるそうです。
こんな感じで、明日昼公演があるので、ここで、鋼太郎さん、横田さんとはお別れ。
役者さんは、不器用、こんな不器用な人が、板の上に立つとあんなにはじけるんだと、
思うと、面白いなあと思うと、小栗くんは言っていました。
とてもいい時間でした。いいお話、たくさん聞けました。
鋼太郎さん、思ったとおりの方でした。
こうやって、舞台の話を聞くと、やっぱり小栗くんの舞台が観たいですよね。
今年は無理かな〜。ちょっと切望しちゃいます(笑)。
そして来週のゲストは、古田新太さん、また楽しみですね!
他に「貧乏道」とかのコーナーがあって、生電話がエンディングに入り込んだり、
そんなこんなで、「今日はとにかく楽しかった」と言っていて、
最後の「バイバイ」が元気が良かった小栗くんでした(笑)。
横田さんのブログに、三人の写真が載っています。
http://yokotaei.blog29.fc2.com/