風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

真理に近づいてしまった者だけに見える荒野

薄曇りです。
昨日からO.Aされた味の素のたまごかけご飯のCMは、よく流れていますよね。
見るたびに微笑ましいです(笑)。
ままりんさん、森の妖精さん、璃佳さんから、
教えていただきました(ありがとうございます)。
小栗くんの公式にも書いてありましたが、今日から、小栗くんの、
ソニーエリクソンW62S」のCMがO.Aされているようです。
私は見ていないのですが、早く見てみたいです。楽しみですね。
ゆっきー星さんから教えていただきました(ありがとうございます)。
味の素のCMで、小栗くんが扮した池田菊苗博士。
こちらに写真があります。
http://www.civic.ninohe.iwate.jp/100W/03/021/index.htm
やはりお髭が似てますね(笑)。立派な博士ですね。


そして輝ける日々さんから教えていただきました(ありがとうございます)。
「ぴあ」3月13日号に、2007年のぴあテンというランキングが掲載されていて、
STAGE部門で「カリギュラ」が、MOVIE部門で「キサラギ」が、
第1位だったそうです。詳しく点数などを、BBSに書いてくださいましたので、
No.1311です。読んでみてくださいね。
そしてその「カリギュラ」の1位に対しての文章がとてもよかったので、
ここに書かせていただきますね。
“ー07年の顔、小栗旬が見せた意欲的な取り組みに視線集中ー
過熱する自らの人気をいぶかしがり、あえてテレビのわかりやすさとは、
真逆の世界を選んだはずが、この賞賛ぶりである。
カリギュラ」の1位に誰よりも意味を感じるのは、主演の小栗旬かもしれない。
妹を亡くした悲しみから大量虐殺に走った皇帝の心理は、常人には理解できない。
そこに狂気を介在させれば多少の道筋はつくが、
小栗と演出の蜷川は安易なアプローチを選ばなかった。
人より余計に真理に近づいてしまった者だけに見える荒野。
おそらく小栗にとっても他人事でないその景色を描くことで、
カミュの哲学的な記述に切実な痛みが重なったのだ。”
この「人より余計に真理に近づいてしまった者だけに見える荒野」
この言葉が核心ですよね。
そうなんですよ。カリギュラが言っていることは真理で、
でもそれはみんなが目をつぶって見ないようにしてきた真理なんですよね。
この間、また「カリギュラ」を観ていて、
ラストへ向かっていくカリギュラの背中が、あまりにも悲しみに満ちていて、
まだ24歳の細身の身体に、こんなにも悲しみを苦しみを背負っていたんだって、
胸引き裂かれるようで、ただただカリギュラを愛おしく思いました。
そして役者さんってなんていう職業なんだろうって、つくづく思ってしまいました。