風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

水面から反射する光、揺れるように照らして

紫陽花の花が綺麗に咲いていました。
さてこちら中部地方では、「花より男子」を全く再放送する気配がないので(笑)、
自分でDVDを見てみました。
まず「花より男子」パート1、第6話。
あのお姉様ふたりとの不本意ながらのキスシーン、
そしてつくしを非常階段で抱きしめるシーンが入っている回ですね。
このキスシーン、この大人のキスっぽいのは後にも先にも、
この「花より男子」だけですね。あ、成宮くんとはしたでしょうか。舞台上で(笑)。
投げやりの不本意ながらという感じが、切なくて、
顎の線から首筋へ、繊細で色っぽく美しく、
少し苦しそうなまどろむような、甘い綺麗なキスでした。
白シャツの左腕は、女性の背中には回されず、ソファに置かれ、
彼のその華奢な背中へ触れるもうひとりの女性の手の行き来に、ドキドキしました。
そういえば、特典映像にこのメイキングがあったなあって思って、また見てみたり。
そうそう、これは朝撮っていて、スタッフさんとかに冷やかされていましたね。
そのまま、F4のけん玉勝負を見て、小栗くんは白いタートルネックのセーターが、
細身によく似合って、何故か負けたことになって、松本くんにセーターをめくられて、
その細い白い腕にシッペが〜(笑)。可愛い4人組でした。
花より男子」パート1を見ると、どうしても舞台「偶然の音楽」を思い出します。
私は千秋楽の前の日に観劇したのですが、あのカーテンコール、最後の最後で、
両手で手を振りながら舞台を去る姿が忘れられず、
とても無邪気な可愛い笑顔だったんですよね。舞台と連続ドラマが重なって、
随分大変だったので、明日、あと1日ということで、
少しは気持ち的に楽だったのでしょうか。
そして「花より男子リターンズ」は第4話。
あの静邸のところで、静と別れるシーン。
類のところで宇多田さんの歌が流れたという(笑)、その回ですね。
何回見ても、静に「ちょっとあがってく?」と言われた後、
首を横に振る類の表情を見ると、胸がいっぱいになってしまいます。
「類!」ゆっくりと振り返る類。
きらきらと水面から反射する光、揺れるように類を照らして。
「幸せにしてあげなよ。つくしちゃん、泣かせるようなこと、
絶対しちゃ駄目だからね」
この言葉を聞いている類が、本当に胸締めつけられそうで、
そしてあんなに綺麗な笑顔で頷く人なんだなあって。
いろいろな思いを飲み込んで、でもすごく綺麗に笑える人なんだなあって。
でもこの言葉は類を後押ししているようで、考えようによっては、
残酷な言葉ですよね。この言葉にずっと類は縛られていくような気がします。
そんな繊細な美しい類とも、もうすぐお別れ。
みんな、類さえ大人になってしまうのですね〜(笑)。