風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

DVD 情熱大陸×小栗旬 その3

暑さが続きます。
このところ「情熱大陸」で頭も心もいっぱいなのですが(笑)、
「DVD 情熱大陸×小栗旬」最後は特典ディスクについて、
書こうと思います。特典ディスク、とっても素敵でした!
内容に触れますので、読みたい方だけお願いします。










DVD 情熱大陸×小栗旬 プレミアム・エディション     小栗旬


特典ディスク 小栗旬×情熱大陸 再延長戦 50分


特典ディスクは三部構成になっています。
まず、《Editor's choices words》
小栗くんらしい言葉が並びます。切ない言葉もありますが、
正直な言葉、いろんなことをよく考えている言葉です。


クローズの現場より。
「芝居してるの、好きなんで、どんなに忙しくても、
 お芝居してると楽しくなっちゃうんですよね。」
「俺はそっちには行けないですね。
 そっちに行くぐらいだったら細々と役者やってた方がいい。」
「役者としては、もっともっと凄くなりたい。」
「有名人にはなりたくない。」
ひとなつっこい笑顔で語っています。


お気に召すままの稽古後。
「蜷川さんを僕が怒らせまして。」
「でもそのおかげで初めて集中して稽古が出来ました。」
「雑念だらけ最近。」
「どれだけストイックな場に身を置けるかという精神力。」
疲れた様子ですが、今その状態で、最善を模索していく感じ。


舞台お気に召すまま開演前、楽屋にて。
「結構もうどうでもよくなってきたかも。」
「見る人がそう見るなら、それはそれで。」
「カッコつけてる場合じゃない。」
王子と呼ばれることに関して等、ちょっと吹っ切れた感じ。


舞台カリギュラ稽古場にて。
「泣くのが発散。もうあえて出そうと思って。そんで台本投げつけて、
そのへんにあるものを叩きつけて、それからゆっくり台本読み始めます。あはは」
(どうやって自分を慰めてるんですか?)
「もう最近泣きます。」
そう言いながらも、稽古が始まると聞いて、ペットボトルの水を飲みながら、
カツカツと、稽古場へ向かう後姿が、とても格好よかったです。


カリギュラ稽古後、居酒屋にて。
「自分の中から例えようもない何かが登ってくるのを感じる。」
長い指で煙草を挟んで、カリギュラへどんどん向かっていく。


《Shiraishi selection snapshot》
白石さんが撮ったスナップショットが、クラッシック曲3曲が流れる中、
映されていきます。それがものすごくいいショットなんですよね。
美しいもの格好いいものもたくさんありますが、
そればかり集めたわけじゃないんですよ。
でもとても愛しく、はっとするほど惹かれるもので、白石さんの愛を感じます。
ちょっと一度お話したいくらい(笑)、共鳴しました。
曲も好きな曲ばかりで、私は常々、小栗くんには、
クラッシックか、洋楽のロックが似合いそうと思っていたので、とても嬉しかったです。
では、その曲名とともに。愛すべき小栗くんを。


G線上のアリア バッハ


先頭に佇む源治。思いがけない笑顔。
降りしきる雨を仰向けに飲み込む。
雨でぬかるんだ地面に長い指をそえて、しゃがんだ姿、俯く横顔。
はじけるような笑顔。微かに風になびく髪、眠る源治。
寒さで震える身体、黄色のタオル。ベッドの上でのラジオ、笑顔。
ポスター撮影、源治ここにあり。怒る源治。水槽を覗き込むなんでもない後ろ姿。
青い空の下、ハイジャンシーン。ひとなつっこい笑顔。
お気に召すまま稽古場のストレッチ。戯れ。笑顔。「やだ」の一言。


ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調(悲愴) 第2楽章 ベートーヴェン


射抜くような佐野の瞳。ガラス越しの意味なく遊んでほしそうな様子。
ファッション誌の撮影、フードから覗く繊細で綺麗な瞳。
カリギュラポスター撮影、美しく美しくどこまでも美しい皇帝。
拒絶したでも色っぽい目線。綺麗な背中。
オーランドーになる。楽屋から出る。帰ってくる。
惚れ惚れするほど凛々しく美しいオーランドー。
メガネ美男子。女装もあります。


ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K.467 第2楽章 モーツァルト


蜷川さんとふたり、信頼関係に裏打ちされた綺麗な笑顔。
細身にブレザー、新一の目線。俯く睫毛、真剣な瞳。
ガラズ越しのラジオ。逆立ち。笑顔の新一、クランクアップ。
カリギュラ稽古突入。カリギュラになろうとする、どんどん美しくなる。
惹き込まれる台詞をつぶやく表情。
ちょっぴりふざけてダンスシーン、振り付け。真剣な横顔。
居酒屋での大笑い。甘えた笑顔。人垣の中からのVサイン。
乾杯の挨拶、清々しい笑顔。
最後は初日後のオールナイトニッポン、心地よい疲労の中の可愛い笑顔。


特に、ベートーヴェンのピアノ・ソナタが始まるときの佐野の瞳の美しさ。
モーツァルトのピアノ協奏曲が始まるときの、蜷川さんに寄り添う、
顔を見合わせて笑う、本当に綺麗な笑顔が、その曲が始まる印象ともあいまって、
凄く素敵で、もうこの曲を聴いたら、その映像が浮かんでくるようになりました(笑)。
他にもたくさんたくさん、とてもとても素敵でした。
そして小栗くんの私が凄く好きなところ、どんな状況にあっても軽やかであること。
甘えたりおちゃめだったり、そんな小栗くんの良さが充分伝わってくるショットでした。
何より心を許しているショットなので、こちらの心にも響いてきますよね。
白石さん、ありがとう。
参考までに曲はこちらで試聴できます。
G線上のアリア http://www.hmv.co.jp/product/detail/1975107 
ピアノ・ソナタ 第8番 第2楽章 http://www.hmv.co.jp/product/detail/1273749
ピアノ協奏曲 第21番 第2楽章 http://www.hmv.co.jp/product/detail/2619011


《Shun Oguri brand-new interview》
スタジオでインタビューという感じでなく、居酒屋?で飲みながら、食べながらの、
おしゃべりという感じだったので、普段の雰囲気で、
構えずに小栗くんも話してくれていて、とてもいいインタビューでした。
ひさしぶりに、その担当のディレクターさん、白石さんと会うということで、
小栗くんもとても嬉しそう。
「そのヘアスタイル、可愛く見えます」「顔変わってます」と言われながら。
自分のやりたいことと、現実との距離ができた。
休みがリフレッシュではなくて、自分の可能性とか、自分にできることを、
みつけたいから、時間が欲しかった。
海外へ行って語学の勉強をしたい。
他にも、日本人の主張に関して〜世界を見て〜一表現者でありたい。
そういう今の気持ちを鋼太郎さんへ話したら、鋼太郎さんには否定された。
その後、いいことを言ってくれて、大号泣。
映画「クラッシュ」に対して、余計な芝居をしないこと。
シンプルでありたい。気持ちは前向き。今一番面白いのはラジオ。
理想は意見を言い合う現場。人と話をすることは大事なこと等、
たくさん今の気持ち、考えを聞くことができました。
そして“うれしかった一言”
家で松本くんとふたりで朝8時まで飲んでいて。
「潤がやっぱり30こえたあたりで、俺らの世代で、
面白いことやりたいと思う。たぶんその中心にいるのは、
おまえだと思うんだよね」
今頑張っている人たちと、全員繋がって仲良くなっているのは、
おまえしかいないので。
「そのみんなを集める架け橋になるのは、おまえだと思うよ。
だからこそ、おまえは絶対に俺が消させないって潤が言ってくれたんですよ。
ああ、この人、なんか優しいなあと思いましたね」
本当に松本くん、ありがとうっていう感じで、嬉しいですよね〜。
小栗くんも嬉しそうでした。
そしてその世代の前向きさというか、アツさというか、
そういうものも伝わってきて、とても聞いていて気持ち良かったです。
そして小栗くんの数々の言葉を聞いていると、
芸術に携わることは、深いなあと思うし、どんどん追求できる、
そういう立場であることに対して、羨ましいし、まだまだ私たちに、
夢を見させてくれる期待感でいっぱいになりました。
最後は“小栗くんとAD白石くん”
カバンの中をまさぐって、白石さんへクローズ関係のグッズをあげたりして。
「もう、ぼちぼちいいんじゃない。ごはん食べなよ、白石くん」
「じゃあ、いただきます」
“ごはん食べなよ、白石くん”の言い方がとっても優しくて、
その後の笑顔が、もうなんて言ったらいいのか、
ものすごく愛情に満ちた可愛らしい笑顔で、白石くん愛されているなあって、
思いました(笑)。
その後、ピアノの音で、ドシド♪
あのよく幼稚園等で終わりのときに使うメロディですよね。
そして“owari”って出たのですが、この終わり方がなんとなく可愛くて、
小栗くんらしいなあって思いました。
あ、話しているとき、ついついひらひらする綺麗な手を目で追ったことは、
いつものことです(笑)。
本当に本当に大事なDVDになりました。大切なものをたくさんいただきました。
24歳の愛すべき小栗くんへ、携わったすべての方々へ感謝の気持ちでいっぱいです。