風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

オールナイトニッポン第126回

今日は晴れました。
tomtomgoさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
10月22日の「vs嵐
東京DOGS」のメンバーで出演するそうです。
これは楽しみですね!嵐は仲良しさん、たくさんいますから、
小栗くんも楽しんだでしょうね。
昨日、「ザテレビジョン」を買ってきました。
「おしゃれイズム」の4人が1ページ、載っていたのと、
東京DOGS」がほんの少し載っていたので(笑)。
そしてその「タレントスケジュール」のページ、小栗くんの欄。
10月8日(木)「5LDK」夜11:20〜
唐沢寿明さんと多部未華子さんがゲストなのですが、
唐沢さんへ、小栗くん、藤原くんからコメントが届くそうです。
見てみてくださいね。


さて「オールナイトニッポン」第126回、聞きました。
水嶋くんは、生の魚は食べれるが、調理された魚が食べれないとか、
そんなこんなで、早速、聞きたいことが山ほどあるという、
是枝監督登場。
是枝監督とお会いするのは2度目。最初は「BARFOUT」という雑誌の対談。
是枝「会いたい人が誰かいないかと言われて、名前を出させていただきました」
小栗「俺もう、ほんとびっくりしました」
是枝「あはは」
小栗「是枝監督とかから名前があがるような俳優さんだと思ってなかったんで、
    すごい光栄でした」
是枝「とんでもないですよ」
「BARFOUT」のときはこんな感じです。
http://blogs.yahoo.co.jp/aruitemo_movie/12105706.html
是枝監督が会いたい人と名前を出してくれた理由は、
2008年2月7日、毎日新聞のサイト、まいまい映画部での、
この言葉でわかります。


是枝「勝新勝新太郎)もそうですし、(萬屋)錦之介もそうですけど、
   体の動き自体のスピード感や肉体の持っている躍動感が、
   素晴らしく高いですよね。この間僕、「クローズ・ゼロ」っていう学園ものの、
   ずーっと喧嘩してる映画を観たんですけど、これがとても面白くって。
   小栗旬くんっていう今すごい人気の彼が主役なんですけど、
   久しぶりによかったです。非常に、その肉体がきれいなんです。
   殴ったあとの形とか、蹴ったあとの決めのポーズとか。
   監督の三池さんが、すごく丁寧に撮られてるって分もあったんですけど、
   久しぶりに映画の役者をみたなって感じが正直しました。
   とっても魅力的でした」


これを読んだときとても嬉しくて、それからこうやって、
ラジオに是枝監督がゲストに来てくれて、小栗くんとしても、
とても嬉しいことだと思います。
是枝監督は、20代の終わりくらいに、深夜のドキュメンタリー番組で、
ディレクターになり、今でもテレビの仕事はやっている。
テレビからステップアップして映画というよりも、
映画とテレビ、並行してやっている。
最新作「空気人形」HPはこちら。
http://www.kuuki-ningyo.com/index.html
この作品、ペ・ドゥナさんがすごく可愛くて魅力的、かつ役者としての、
能力が高かったので、彼女を見ていく映画だと気付き、
彼女のシーンをどんどん増やしていった。台本からはみ出していった。
「空気人形」原作(漫画)がある。是枝監督作品としては珍しい。14年ぶり。
やりたいと思って、8年越し。やりたいと思った理由は、
その漫画のあるシーンが、映画にしてくれというような、官能的な場面だった。
生々しくなく、エロチックなシーンが撮れるのでないかと思いついた。
そこから人間ってなんだろうとか、心ってなんだろうという方へ話は広がった。
小栗くんから質問。冒頭から作品に入っていくまでの間、リアルに見るのか、
ファンタジーとして見るのか悩む出だし。途中からは彼女が空気人形ということを、
忘れて見てしまったり、やっぱり空気人形なんだと思い出したり、
そこのバランスは監督としてはどういうふうに考えていったのか?
今までの監督の映画はリアリティがあるものが多かった。
今回は、ビニールの人形が心を持って動くという大きな嘘を、
納得してもらわなくてはいけないので、
最初はフィクションの枠組みとかを作ってあげて、
動き始めてからの彼女の心の動きについては、徹底的にリアルにやろうとした。
小栗「でもなんだろう。いつも監督が映画を作るときに、もちろん作品によって、
    全然思いは違うと思うんですけど、何故、映画を撮ろうと思い、
    そして例えば今回の作品においては、ま、もちろん現場で、
    発見していくこともたぶんいっぱいあると思うんですけど、
    そこの一歩踏み出す瞬間の何かっていうのは、どういうことかなあっていう」
是枝「あ、これを撮ろうって思う?」
小栗「撮ろうと思う瞬間っていう」
是枝「何なんだろうね〜。難しいね。あのう、撮り始めて何本かは、
    映画ってなんだろうなっていう感心がすごく強かった気がするんですよね。
    その後、たぶんね、あの、これはテレビのドキュメンタリー、
    作っているときに思ってることと、かなり近いんだけれども、
    人間ってなんだろうとか、世界ってどういうふうに出来てるんだろうとか、
    なんかそういう自分がわからないことを知りたいっていう欲求で、
    作るっていうことも結構あります」
ここ1、2本は、映画を撮ることで自分の個人的な問題を見つめなおしたり。
背中を押してもらったり〜
ただそれをやってしまうと、自分と映画が絡まってしまう。
毎日暮らしていることが映画を撮ることに反映していって、
映画ってなんだろう、ということが根っこにはあるが、
自分が生きていくってこういうことなんだなって発見したことが、
自分の映画を変えていくということが、もしかすると一番強い。
そういうこともあって、テレビ(ドキュメンタリー)もやりたい。
映画ばかりやっていると、見えなくなるものがあるような気がするので、
問い続けながらという、そういう方が自分には向いている。
小栗くんが質問した、“そこの一歩踏み出す瞬間の何か”って、はっとしました。
作り手としての質問だなあと思って聞いていました。
次の質問。作っていくということは監督にとって、どういうことだったのか?
こういう人だと思っていたのに、壊される〜そこからドキュメンタリーは始まる。
生身の人間にぶつかったとき、壊されることが、不安に感じるか、
快感に感じるかによって、ドキュメンタリーを撮るのに、向いてるか、
向いてないかが分かれる。役者がどう動くのか、見てたいタイプ。
小栗くんは監督をやってみて、まずはプレッシャーに押しつぶされそうになり、
途中で2回くらい、走りきれないじゃないかって思ったり、
最後の方には、どうにかしょう、いいものにしようと思ったが、途中で、
俺はいったいこれで何をしたかったんだろうかと思ってしまった瞬間もあった。
是枝監督は、それは誰でもある。2回くらいって少ない方。1本目、2本目は、
朝起きると、今日、撮影なくならないかなと思った。
そこで小栗くん、2回は嘘(笑)、ほんとはもっといっぱい思ってた。
こんなに毎日不安で、誰に目を合わせて会話をすればいいのか、
わからないみたいな状況になりながらも、
でもまわりの人間は僕の一言を待ってくれている〜
その状況が途中から恐怖になってきた。
是枝「その経験はたぶん役者をやっていく上では凄い財産だと思うよ」
小栗「そうなんですかね。今はまだちょっとやっぱり自分では全然自覚は、
    出来ないんですけど。経験としてすごくいいことをしたっていうのは、
    わかってるんです。これがはたして役者にとって、どういう作用を、
    及ぼしていくのかなんてことは、全然まだわからなくて、
    それがまたちょっと楽しみなんですけど」
是枝「そうですね」
是枝監督の言葉も、小栗くんの言葉もとても嬉しかったです。
私も楽しみにしています!
ここでありがちな5つの質問。
1 映画を撮り続けているが、今回の「空気人形」を撮って、
   初めて気付いたことがある・・・YES
2 どんなジャンル、どんな作品であっても譲れない自分なりのルールがある・・・NO
3 若い頃は優秀なADだった・・・NO
4 映画監督に挑戦している小栗旬に言っておきたいことがある・・・YES
5 今好きなだけ時間がもらえて何かを追いかけていいと言われたら、
   ドキュメンタリーで追いかけたいものがある・・・YES
小栗くんから6問目。是枝監督のこれから先の夢を聞いてみたい。
1について、移動撮影が嫌じゃなかった。台湾のカメラマン、素晴らしかった。
2について、ルールは持たないようにしている。まず対象がどう動くか、
そこからしか始めない。
3について、ADは3年ちょっとやった。使えないADだった(笑)。
4について、食べて寝てくださいって言おうと思った(笑)。
5について。
是枝「小栗旬!って言ったらすごくいいまとめになるよね」
小栗「あはははは。そうですね」
是枝「いやでもね。でもな、ドキュメンタリー、でも撮りたいなあと、
    思ってるんですよ。ほんとに。小栗さんを」
小栗「ありがとうございます」
是枝「何かの形で」
小栗「そんな是非、やらせていただきたいです。僕も。
    いいこと言われちゃった。んふふ」
是枝「あははは」
“いいこと言われちゃった。んふふ”が可愛かったんですけど(笑)。
本当に本当に実現してほしいですね!できたら映画がいいです。
是枝監督の作品の中の小栗くんを見てみたいです。
6について、目標はずっと妥協せず、撮り続けること。どこまで戦えるか。
日本の映画を巡る状況を良くしていきたい。
是枝監督の助監督をやりたいと言っていた小栗くんでした。
編集が好きな是枝監督。撮影中に編集をスタートさせる。
ドキュメンタリーを撮る場合、常識を持つこと。しつこさは大事。
ここで是枝監督とはお別れ。
とにかく小栗くんが聞きたいことが溢れ出る感じで、お会いできて、
すごく嬉しそうでした。是枝監督も、自然な優しい雰囲気が伝わってくる監督さんで、
小栗くんの質問にも丁寧に答えてくれて、
本当に、是非是非、一緒にお仕事してほしいですよね。
そしてここからは、ノンスタイルのお二人が来てくれました。
ここへ来る前、麒麟さん(以前、ゲストに来てくれました)に会って、
小栗くんってどんな方?と聞いたら、「気のいい後輩」と言っていた。
格好いい役たくさんやっているが、気さくな気のいい兄ちゃん。
でもまわりのスタッフ全員は、
つくりからして違う、同じ人間とは思えないと言っていた(笑)。
それからはCD発売の宣伝をしたい二人と、なかなか曲をかけない小栗くんという、
攻防が続き(笑)、ありがちな5つの質問。
1 コンビを結成した経緯はかなりドラマチックだった・・・NO
2 M1 出場前と出場後は本当に人生が変わった・・・YES
3 ぶっちゃけS1 の年間王者も狙っている・・・YES(石田) NO(井上)
4 正直今後役者としてもやっているけるかなと思っている・・・
   YES(井上) NO(石田)
5 実はオールナイトニッポンがやりたくて仕方ない・・・YES
1について、中学、高校の同級生。
2について、本当に変わった。
3について、年間チャンピオンは賞金1億円。番組、作ってみたい。
4について、井上さんはやってみたい。石田さんは向いていない。
5について、やりたくない人いない。
それからコーナーに付き合っていただいて、
またまたCD発売の宣伝をしたい二人と、なかなか曲をかけない小栗くんという、
攻防が続き(笑)、結局、曲はかかりました(笑)。ここでお二人とはお別れ。
ノンスタイルのお二人、あのままの楽しいお二人でした。
小栗くん、よく笑っていました。
そしてエンディング。
是枝監督、やっぱり素敵です。今日は緩急の効いた2時間でした。
小栗「ほんとにね、よかったですね。なんだか今日は、いい話が聞けて、
    いい笑いがあって、盛り沢山な2時間、お楽しみいただけましたね。
    それでは今夜はこのへんでお別れしたいと思います。
    良い夜明けをお迎えください。小栗旬でした。バイバイ」
たっぷりお話が聞けたような、そんな感じの2時間でしたね。
ノンスタイルのお二人との掛け合いも楽しかったですし、
とにかく是枝監督へ、小栗くんがすごく自分の思いを正直に話していて、
是枝監督が微笑ましく彼を見守る雰囲気がとても伝わってきた放送でした。