風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

王子ハムレット様

朝は寒かったのですが、暖かい日になりました。
昨日の「ウーノ フォグバー」の500万本達成記念イベント、
ご覧になられたでしょうか。記事はこちら。

【瑛太、小栗、妻夫木、春馬 “イケメン4人衆”が再集結!】

「スッキリ」「NEWS リアルタイム」で、結構長く取り上げてくれました。
「スッキリ」では、4人で「スッキリ」にかけて、
「シュッキリ」と言うところも映ったり、テリーさんが「最強の4人だね」と、
言ってくださいました。嬉しいです。本当に麗しの4人組ですよね(笑)。
「NEWS リアルタイム」では、4人でインタビューに応じていました。
仲良しでしたよ。
そしてあの髪型は新しい作品のため?黒髪でしたね。
mikimiki さんから教えていただきました(ありがとうございます)。
新CM 、uno のHP(アンテナに入っています)で見ることができます。
このCM の小栗くん、好きなので、また見られて嬉しいです。


さて、なかなか次のお仕事の発表もなく、
舞台も、今年の夏くらいまでに、情報が出てこない場合、
もう今年の舞台はないのかなあとか、そんなことを思いながら、
横田さんのブログを読んでいましたら、1月20日のところ、
シェイクスピアについて、3冊、本を紹介されていました。

【 横田栄司さんのブログ 】

横田さんが紹介された本はこちら。

成美堂出版 刊 出口典雄 監修

【 amazon.co.jp 一冊でわかるシェイクスピア作品ガイド37 】

河合隼雄・松岡和子 著

【 amazon.co.jp 快読シェイクスピア 】

小田島雄志 著

【 amazon.co.jp 気分はいつもシェイクスピア 】


それを読んで、そういえば、「お気に召すまま」再演を観に行ったときに、
私もシェイクスピア関連の本を買っていました。私が買った本はこちら。

関口篤 訳編

【 amazon.co.jp シェイクスピア名詩名句100選〜永遠に生きることば 】


やっぱりシェイクスピア、素敵ですよね。
ではいつもシェイクスピア作品は「お気に召すまま」「間違いの喜劇」、
ロミオとジュリエット」から、台詞を書き出しているので、
今回はその「シェイクスピア名詩名句100選」から、関口さんの訳で、
ハムレット」を少し書き出してみたいと思います。
ハムレット」は「ロミオとジュリエット」より、
実現しそうな気がするので、というか実現してほしい(笑)。


ハムレット」      シェイクスピア作 関口篤訳


ハムレット「ああ、この忌まわしくも汚れた肉体が
       崩れ溶けて露と消えればよいものを!
       せめて自殺を罪として禁じたもう
       神の掟さえなければ、ああ、どうすればいいのだ!」


ポローニアス「陛下、ならびにお妃さま。申し上げます。
        そも国王の主権とは、はたまた臣下の務めとは、いかにあるべきか、
        何ゆえに昼は昼、夜は夜、時は時なるかを論ずることは、
        夜を、昼を、また時をいたずらに浪費することにほかなりませぬ。
        したがいまして、簡潔こそ話術の魂、
        冗談はその手足、飾りにすぎませぬゆえ、
        手っ取り早く申し上げますが、王子ハムレット様は狂っておられます。」


ハムレット「事態を放置するか、あるいはこれに断固介入するか、それが問題だ。
       どちらが気高い生き方か、このまま心のうちに、
       暴虐な運命が射かける石と矢をじっと耐えることか、
       それとも、海のように押し寄せる苦難に武器をとって立ち向かい、
       敢然と戦ってこれに終止符を打つことか。」


ハムレット「尼寺へ行け、なぜ罪深き子の母親になりたがる?」


ハムレット「剣よ、鞘に入り、じっと次なる時を待て。
       やつが飲んだくれ、眠りほうけている時、怒り狂っている時、
       あるいは邪淫のベッドで快楽をむさぼる時、
       賭博にわれを忘れ罵りわめていている時、いや、なんでもいい、
       なにか救いのない悪業に耽っている時、
       やつを斬り捨てる。やつの踵が天を蹴り、魂は地獄へとまっさかさま、
       たちまち地獄のどす黒さに染まるがいい。」


王妃   「この私を忘れたのですか?」
ハムレット「いや、いや、とんでもない。
       あなたは王妃、ご自分の夫の弟の妻、
       その上、遺憾ながら私の母親。」


オフィーリア「おやすみなさい、ご婦人がた、おやすみなさい。お優しい皆様、
        さようなら、さようなら。」


ハムレット「その必要はない。前兆など気にしてどうなる。
       雀一羽落ちるのも神の摂理。もし今ならば、あとには来ない。
       今でなくとも、いつかは来る。あとで来ないならば、今来るだろう。
       肝腎なのは覚悟だ。人間、捨てるべき命について何が分かっている?
       それを少し早く捨てたとして、どうというのだ。」


レアティーズ「犯人はこの中におります、ハムレット様。あなたもおしまいだ。
        もうどんな薬も役に立たない。あと半時間のお命です。
        謀反の道具はそのお手に、先のとがった、毒を塗った剣。
        卑劣な企みがこのわが身にも。もうこのとおり、
        二度と立つことはできません。お母上様は毒殺、
        もうものが言えない。罪は王に、王こそ・・・。」


ハムレット「もう、何も言わぬ。」


少し書き出しただけでも、シェイクスピアの魅力満載ですよね。
ハムレット」も格好いい台詞、多いです。
ハムレットはオフィーリアとの関係も惹かれるのですが、
王妃との関係も好きなんですよね。藤原くんのとき、wowowで観たのですが、
王妃は、高橋恵子さんで、とても美しくて魅力的でした。
To be, or not to be,
有名なこの台詞、「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」 関口さんは、
「事態を放置するか、あるいはこれに断固介入するか、それが問題だ。」と、
訳されていますが、小栗くんが演じるときは、やはり、
生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」でお願いしたい(笑)。
実は、「オールナイトニッポン」の第1回のオープニングの台詞は、
この「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」〜だったんですよね。
そして蜷川さんとの初めてのお仕事も「ハムレット」、フォーティンブラス役でした。
その稽古風景の動画が、BunkamuraのHPで、
見られたのですが(もう消えてしまいました)、とても好きな動画でした。
蜷川さんが「小栗登場」と言って、小栗くんをその稽古場へ招き入れます。
その蜷川さんの本当に嬉しそうな笑顔と、手招きと、
後髪を手で束ねながら現れる小栗くんの、背の高い、まだ華奢な背中が好きで、
大股の歩き方が好きで、ここから小栗くんとのシェイクスピアとの出会い、
蜷川さんとの出会いは始まったんだなあって、いつもその動画を見ると思いました。
やはり「ハムレット」とは縁を感じますよね(笑)。
藤原くんのときは、松岡さんの訳なのかな?
そうなると、小栗くんのときは、違う訳者がいいでしょうか。
松岡さんの訳も、わかりやすくて好きです。
カリギュラ」の岩切正一郎さんの訳もとても好きでした。
でも、こうやって「ハムレット」の台詞等、書いていくと、
なんだかもう小栗くんがその台詞を言っている様子が、
目に浮かんできそうで、声が聞こえてきそうで、
胸がいっぱいになりそうなので、今日はこのへんでお別れしたいと思います(笑)。