風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

踊る大捜査線 THE MOVIE 3 感想

雨になりました。
踊る大捜査線 THE MOVIE 3」、観に行ってきました!
本当は明日の予定だったのですが、今日、行ってきました。
舞台挨拶を中継する映画館は遠かったので、近くの映画館へ行ってきました。
初日の記事、出ていますね。

【 踊る大捜査線3 観客1万人の前で劇場版初日舞台挨拶 】

映画はさすがによく出来ていました。面白かったです。
そして鳥飼くんもとっても素敵でした〜。
久々に、そうそうこういう小栗くんを観たかったんです!という感じ(笑)。
私が思ったよりずっと出番は多かったですし、重要な役回りでした。
この頃、客寄せ云々みたいに使われるときもあるので、
どうも観るまでは疑心暗鬼だったのですが、
小栗くんの良さを充分わかって撮ってくださっているのが、よく伝わってきました。
本当に、背が高くて、細身で、立ち姿、歩く姿の美しいこと。
そして物腰柔らかく、しかし・・・はい、ここからは、
ネタばれを含む感想になりますので、読みたい方だけお願いします。





踊る大捜査線 THE MOVIE 3        本広克行監督作品
                          青島俊作   織田裕二
                          恩田すみれ  深津絵里
                          室井慎次   柳葉敏郎
                          鳥飼誠一   小栗旬


「踊る」シリーズはドラマ、映画とも見ています。
映画はテレビで放送されたものですが。
今日観て、やはり青島さんの魅力は、人間臭さだなあと思いました。
温かい血が通っているか、いないか、今回は、その血が通っていない人物が、
たくさん出てきます。
小泉さん演じる日向真奈美(こ、こわかった・・・笑)が、その筆頭ですが、
彼女に操られる青年もネット仲間も、彼女の信者のような人たちも、
そこがまるで仮想現実のように、血が通っていないなあと思いました。
青島さんは理想像ではあるのですが、そこは無敵のヒーローにはならず、
人間として、あくまで血の通った人間として、事件と向き合う形が、
素晴らしいなあと思います。和久さんから受け継いだものもありますよね。
そしてまわりの愛すべき個性的な人たちにも、楽しませていただきました。
この行動が、結局ここに結び付くのね、というような、
物語もよく練られていたように思いました。
室井さんの偉くなったゆえの立場の苦しさ、
最後の室井さん、青島さんのシーンもよかったですし、
すみれさんと青島さんのシーンは、どのシーンも、
二人の信頼関係が滲み出るように伝わってきて、とてもよかったです。
それからやはり音楽がいいですし、テンポもよく、迫力もあり、
クライマックスに向けて、どんどん引き込まれていきました。
そしてそして鳥飼くん!
伊藤くん演じる和久伸次郎の台詞、
「あの方は何で立ってるんですか」
その台詞が象徴するように、どこか異物感というか、違和感のある鳥飼を、
上手く演じていたように思います。
まずなんといっても、高い背と細身のライン、細くて長い足。
それこそ細身のダークスーツがよく似合って、
白い肌、真っ白な襟が、エリート然として、
どこか人を寄せ付けない、他とは違う雰囲気を醸し出していました。
物腰は柔らかで、声は優しく、しかし淡々と話すシーンは、
ときに沈殿している怖ろしさのようなものも、感じることが出来ました。
彼も実は、血が通っていない方の部類の人間なんですよね。
パンフレットに何故そうなってしまったのか、彼のバックボーン的な話が、
書かれていましたが。
あの予告にあった、白い手袋をはめた手で顔を覆って、
床に倒れ込むシーン、足が長いのがよりわかりますが、
あのシーンは、その場の音自体は流れず、音楽が被さります。
なんだか余計にドキドキして、鳥飼くん、大丈夫だろうかと、
普通に思ってしまいました。
その後は、眼帯、包帯姿で現れ、傷ついた鳥飼はより美しさ、冷徹さが増します。
解放された犯人を、その場で射殺すればいいと提案したのは、
他でもない鳥飼なのですから。
最後、青島さんと対峙するシーンでは、自分の信念を、
全然曲げていなかったので、このシーンを観て、
「踊る4」を作ってほしい!と思ってしまいました(笑)。
だってまだ鳥飼くんは、血が通っていない人間のままなのですから、
更生させてほしいです。青島さんにお願いしたい(笑)。
とにかくメガネ男子で、細身のスーツ姿、高い背、長い足、白い肌、
エリートでプライドが高く、かたくなな鳥飼誠一、
非常に魅力的だったので、大画面で観て、とても満足しました。
しかも小栗くんが演じることによって、
もちろん嫌な奴なのですが、優しい声と雰囲気ということもあり、
どこかつかみどころのない、いまどきの青年の感じもよく出ていて、
そこもよかったなあと思いました。
しかしこの細身の小栗くんは、自然と美しいオーラが出てきますし、
とても大きな武器だと思うのですが、役によっては仕方ないですが、
また戻ってほしいですね〜。まだ充分戻れるので、
この武器を手放すのは、どう考えてももったいないですよ。
彼しか持っていない武器だと思います。鳥飼くんの立ち姿、歩く姿、後ろ姿も、
あの美しい雰囲気が出せるのは、細身の小栗くんだけだと思います。
そういう点では本当に小栗くんの魅力をわかった上で、撮ってくださって、
すごく嬉しかったです。
踊る大捜査線3」に参加できて、本当によかったですね。
その後の鳥飼くんにも会いたいです!(笑)