風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

僕らがみつけた答え

暑い日が続きます。
まず興南高校夏の甲子園優勝、おめでとうございます。
沖縄県勢として初優勝、春夏連覇、素晴らしいです。
投打のバランスのとれた強いチームでしたね〜。
先制されてもあせらず、必ず追いつける、勝つことが出来るという、
チームメイトを信じる力というか、チーム全体に揺るぎないものを感じました。
とても清々しいチームでしたね。本当におめでとうございました。


さて先回に引き続き、関東地区で放送されたものを、
ご好意で見せていただいたのですが(ありがとうございます)、
踊る大捜査線3」の完成披露試写会のとき、「スーパーニュース」で、
放送された、小栗くん、織田さん、深津さん、伊藤くんのインタビュー。
向かって左からこの順で、4人、スツールに腰掛けています。
小栗くんの浅く腰かけるその腰かけ方が、また素敵で、
なんといっても足が長い!かつ足の投げ出す角度もいいので、
そのまま輪郭をなぞったら、本当に漫画の1ページになるような、
それくらいの理想的なラインでした(笑)。
そんな素敵な小栗くん、最初のシーンが、織田さんと二人の、
シーンだったので(あの車の中の場面ですね)、
緊張して、持っている紙が手汗で波打っていたと言っていましたが、
隣の織田さんは「全然そんなことない、堂々としてたよ」と仰っていて、
そして小栗くんについて、こう言ってくださいました。
織田さん、「花より男子」を見てくださっていたようで。
織田「空気をつくる人だなって・・・。
    いろんな人が役者にはいるんだけど、
    小栗くんにしか出せないだろうっていうような、
    オブラートみたいな空気っていうか、やわらかい空気っていうか、
    それは真似できないものだと思うんですよね」
この言葉はとても嬉しかったです。“空気をつくる”って凄いことですよね。
そうなんですよ。小栗くんにしか出せない空気ってありますよね。
透明で繊細で優しくて清潔感があって、
またこんなやわらかな空気を纏った役も見てみたいです。
そして織田さん、ご結婚おめでとうございます。


もうひとつは「エンプラ」。
時計じかけのオレンジ」についてのインタビューです。
胸が開きすぎかな(笑)と思う服装でしたが、
鎖骨がよく見えて、よかったです(笑)。
このインタビュー中に、映画の方の「時計じかけのオレンジ」が、
流れたのですが、ほんの少しでもなかなか凄い映像で、
これはちょっと覚悟しないといけないと思いました。
狂気でいくと、「カリギュラ」かなと思うのですが、
たとえば「蜷川妄想劇場」に書かれていた、蜷川実花さんのこの言葉。


“つい先日も、父が演出した小栗くんの舞台「カリギュラ」を観てびっくり。
 とにかく小栗くんカッコ良く色っぽく演出されていて、
 「父さん、本気で小栗くんに恋してない!?」と思わず疑ったくらいでした。
 舞台は彼が全編出ずっぱりですが、細身で筋肉質な肉体も、
 醸し出すオーラもうっとりするほど美しかった。”


実花さんの言葉、とても嬉しいです。とても共感します。
小栗カリギュラ、美しかったですよね〜。
カリギュラ」はとにかく美しく演じてほしいと、蜷川さんから、
小栗くんへ注文があったと記憶しているのですが、
衣装も小栗くんにとてもよく似合っていて、
蜷川さん得意の引きずる衣装が、長身の彼に映えること!
台詞も、詩的で知的で美しく、本当に惹きこまれましたね。
ただ「時計じかけのオレンジ」は、こういう狂気とは全然違う気がします。
映画を少し見た限りでは、グロテスク方面?
どうしましょう(笑)。
でも舞台ですからね。以前「ムサシ」の記者会見のときに、
白石さんが仰っていたように(笑いを誘っていましたが)、
「舞台ですから、私がお通ということもあり得ますよね」みたいな(笑)。
舞台って不思議ですよね。
そこで生身の人間が演じているのに、現実離れしていくというか、
「偶然の音楽」では、人が通り過ぎる速さで、時間が表現されていましたが、
役者さんが、「ここは海の底」「空の上」等、表現すれば、
そこが海の底にも、空の上にも、老女が少女にも見えるんですよね。
だから映画で結構リアルにショッキングな映像だったとしても、
舞台では、どう表現するかですよね。
「タイタス・アンドロニカス」では真っ白な舞台で、血はすべて赤い糸で表現されて、
美しかったです。
小栗くんはインタビューの最後にこう言っていました。
小栗「僕らがみつけた“時計じかけのオレンジ”という答えを、
    劇場に観に来ていただけたらいいなと思います」
そうですね。小栗くんたちがみつけた“時計じかけのオレンジ”という答えを、
ドキドキしながら、観に行きたいと思います。