風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

DVD 踊る大捜査線 THE MOVIE 3 その2

曇っていましたが、晴れてきました。
踊る大捜査線 THE MOVIE 3」のDVD、一応、すべて観ました。
改めて観てみて、「踊る3」の鳥飼は、いわゆるダースベーダーになる前の鳥飼で、
そのときならではの魅力がありましたよね。
だから、ふとまなざしが甘いときがあって、そこにまた凄く惹かれて、
危うさ、幼さ、育ちのよさと、しかし歪んだ正義を抱き、
ひんやりとした佇まい、いろいろなものが混在して、
そこに細身で、スーツ男子、メガネ男子、包帯男子という美しさが重なり、
とても好きなキャラクターになりました。
私はどストライクです(どストライクが多い・笑)。
DVD、DISC は3枚、ありました。
山りんさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
「特典DISC 1」のインタビューでは、柳葉さん、そして小泉孝太郎さんも、
小栗くんについて語ってくれていますので、その部分と、
他の感想を少し書いていきたいと思いますので、読みたい方だけお願いします。
私が買ったのは、本編がBlu-ray の「プレミアム・エディション」です。


本編がDVDはこちら。
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他に、スタンダード・エディション等もあります。
オーディオ・コメンタリーは、もしかしたらレンタルでも聞けるかもしれませんが、
わかりません。







DVD 踊る大捜査線 THE MOVIE 3  プレミアム・エディション


≪特典DISC 1≫
柳葉さんインタビュー
小栗旬演じる鳥飼誠一について
柳葉「今までの踊るシリーズにはないキャラクターなんですよね。
    小栗くんがやってる鳥飼というのは。
    あのう、これは役者柳葉敏郎としての気持ちなんですけど。
    もし小栗くんの役をやってくれと言われたら、僕は出来なかったと思います。
    それだけ彼がやった役どころというのは、難しい役だったんじゃないかなあと、
    思いますね。それを彼は見事にこなしてますんでね。はい。
    あのう、だから役者としては、ちょっと、やきもちを焼きながら、
    でもそのやきもちを、お芝居の中の関係上で、
    室井と鳥飼の間に生まれるちょっとした反発であったり、そういったものに、
    もしかしたら、活かすことができたのかなというのはありますね。はい」


小泉孝太郎さんインタビュー
小栗旬演じる鳥飼誠一について
頭脳明晰でエリートで、小栗くんにぴったり合っていた。
小池と鳥飼はお互いがお互いを認めるところがあって、心地よかった。
思い入れのあるシーン。
小泉「鳥飼にインカムを、僕が交渉してるんだけど、鳥飼に渡すシーンが、
    あるんですよね。あそこがすごい気持ちよかったんですよね。
    本来なら、すごいプライド高いし、他の人に任せたくないんだけど、
    その瞬間僕、結構好きですね。
    どこか、なんか共鳴するところがあるんでしょうね。
    こいつだったら許せるだとか、うん。
    そういう部分はやっぱ鳥飼にはすごい感じましたね」


柳葉さんの言葉はとても嬉しいですね!
同業者の方から認められるのは余計に嬉しいですよね。
そうですよね。今までにはないキャラクターなので、難しい役だったのですね。
そして小泉孝太郎さんの言葉も嬉しいです。
あの鳥飼がインカムをつけるところ、とても好きです。何故か惹かれます。
鳥飼がとても綺麗なんですよね。どこか可愛らしい感じもあるし、
インカムをつけるだけなのに(笑)。
小泉孝太郎さんがそういう思いで演じてくれていたことが、通じて、
ああいう鳥飼の雰囲気になったのかなあと思いました。


≪特典DISC 2≫ 144分
製作報告会見・・・約15分
  内田さんの隣で、にこにこ(笑)。
完成披露舞台挨拶・・・約24分
  このときの小栗くんが好きです。
  プラダのシンプルで上質なスーツがよく似合って、
  高い背と長い足、立ち姿が綺麗で、控えめな感じも素敵。
日舞台挨拶・・・約15分
  ブブセラ3の話題が出ました(もう歌も大丈夫・笑)。
大ヒット舞台挨拶・・・約16分
  亀山プロデューサー、本広監督、織田さんで、1日10回の舞台挨拶に挑戦。
  その中の質問コーナーで、亀山プロデューサー、本広監督を、
  登場人物に当てはめると?という質問が出て、
  織田さんから、「本広監督は黒青島」だと言われて、
  監督は、「自分は小栗旬扮するサーバントリーダーだ」と言って、
  笑いを誘っていました。
踊れ 怪盗愛子・・・約1時間13分
  テレビで放送されたものです。


≪本編DISC≫
本編・・・141分
トリビアの泉×踊る大捜査線・・・内田(高橋克実さん)のスピンオフ作品
特報1、特報2、特報3、予告編、TV-SPOT×15タイプ
そしてプロデューサーの亀山千広さん、脚本の君塚良一さん、
監督の本広克行さんのオーディオ・コメンタリー、全部聞きました。
その収録は、公開ツイッターをやりながら行われていて、
ツイッターの質問に答えながら、ということもありました。
とにかく三人の方々、言いたい放題(笑)。
“踊る”らしい細かい部分へのこだわり、ある意味様式的な部分、
撮り方、ミラクルショット、ロケ地の選び方、
はては、本広監督の過去の作品についてまで、
本広監督が演劇ファンで、小劇場系の舞台俳優さんをよく使うこと等、
場面に添ってというより、話に没頭してしまうようなところもあり、面白かったです。
「踊る1」は映画、「踊る2」はイベント、「踊る3」は作品という言葉が印象的でした。
そして小栗くんについては、4日のブログに書いた部分の他にも、
ちょこちょこ触れてくださっていて(画面に小栗くんが出ていないときも)、
やはり亀山プロデューサー、本広監督も、とても買ってくださっているなあと感じて、
凄く嬉しかったです。あれだけの出演者の中、結構な割合を持って、
取り上げてくださっていて、ありがたいなあと思いました。
ではそれらの部分を、少し書き出してみますね。


関東中央医療刑務所で、鳥飼が青島と一緒に日向真奈美と会うところ。
「でもこの3ショット新鮮だったなあ」
「知り合いのおばちゃんがお饅頭を持ってきてくれたんですよ。ここに。
  そしたら、3人こう居るから、え!これ、なに?みたいな感じになって、
  絶対内緒にしてくださいよ、みたいな感じでロケしてました」


犯人とビデオチャット中、犯人に新湾岸署を占拠すると言われ、
セキュリティシステムの確認等、次々と指示を出す鳥飼のシーン。
「このへんとか、もう、小栗、ノリノリでやってましたね。ほんとに」
「そう」
「やっぱでも一番上手い。あのう、やっぱり大河やってきてたところもあって」
「うん」


鳥飼、初めての包帯姿、
室井へ「犯人を釈放して、射殺すればいい」と提案するところ。
監督「もうこのシーンとか、もう、しんどかったですね。撮ってて。
    緊張感で押しつぶされそうになって。これはまた小栗くん、あのいよいよ、
    正体が出てくるところなんで、ここ、はずせないじゃないですか。
    演出も凄い慎重になって。だから僕、好きなシーンは?っていう質問が、
    あるんですけど、僕は結構、このシーン好きですね。
    今観ても、ああよく撮れたなあと思って。
    ここ失敗したら、“踊る3”の骨格が崩れるなあって思ってたんで。
    いい芝居するんですよ、二人とも。微妙に顔が見えたり、見えなかったり。
    ギバさんがガチッと受けるんで」


ラストシーン近く、鳥飼と青島が対峙するシーン。
「ここはかなり引きですね。撮ってて、萌えましたね。
  “踊る”って萌えショットっていうのがあって。こういう男同士が向かい合って、
  プロフィールなショットとか、背中で喋り合うショットとか、
  ちょっと大きく男同士をなめてっていうショットを撮るんですけど。
  たとえばこういう絵(鳥飼の背中越しに青島)、
  そういうのがたまらんらしいですよ。“踊る”を好きな人は」
「男性ばっかりですからね」
「スーツ、ピシッってこう拘束されている感じもまた、
  これもなんか人気のひとつらしいですね」
「彼(鳥飼)にもね。凄い裏設定があってね。つらい過去があって」


映画を観たときも思ったのですが、DVDを観ても、
鳥飼は、とても重要な役だったんだなあって思いますよね。
特に、監督が鳥飼が正体を表すシーンを、
好きなシーンにあげてくれて、嬉しいなあと思いました。
あのシーン、私も好きです。ドキドキします。初めて包帯姿で現れるシーンでもあり、
鳥飼の残酷さが、ひんやりとゾクッと伝わってきますよね。
それも傷ついてなお増した美しさとともに。
そうか、スーツは拘束されている感じがいいんですね〜(笑)。
しかも包帯してるって、鬼に金棒ですよね(笑)。
そういえば、コメンタリーの中で、鳥飼の目は治るんですか?という、
ツイッターからの質問があったのですが、
片方の目の視力はおちていくだろうなあと仰っていて、
その後の鳥飼も、是非、観てみたいですよね。
鳥飼誠一のスピンオフでもいいんですけどね。ドラマでもいいです(笑)。
鳥飼の過去、そして未来を知りたいですね。
私は鳥飼くん、大好きなので、鳥飼くんの魅力が再認識できた、
DVD、プレミアム・エディションでした(笑)。