風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

現実と非現実が行き来する

久々に雨が降って、でも朝にはあがっていました。
今日から「時計じかけのオレンジ」、大阪公演ですね。
大阪が一番大きな劇場ですよね。さい芸と比べると約2.5倍くらいでしょうか。
ここをいっぱいにするって、凄いですよね。
どうぞ観劇される皆さん、楽しんできてくださいね。
そしてできたら感想は【 BBS 】の方でお待ちしていますね。
小栗くん、キャスト、スタッフの皆さん、これからの全公演、
無事にやり遂げられますよう、願っています。


さて「いいとも」のテレフォンのゲストに、蜷川実花さんが出演されていました。
小栗くんからもお花が来ていました。
また実花さんに写真を撮っていただきたいですね。今、金髪ですし、是非是非(笑)。
実花さんからは、お孫さんにメロメロなおじいちゃまのお話が聞けて、
では、そのおじいちゃまの話題(笑)。
メールにて教えていただきました(ありがとうございます)。
村上春樹さんの「海辺のカフカ」、蜷川さん演出で舞台化されるそうです。
YOMIURI ONLINE の記事はこちら。


【 隠喩の塊、仕掛け生々しく…「海辺のカフカ」演出 蜷川幸雄氏 】

世界的に活躍する2人の才能が初めて出会う。村上春樹氏の小説『海辺のカフカ』が蜷川幸雄氏の演出で舞台化され、来年5月、さいたま市彩の国さいたま芸術劇場で上演される。夢と現実、冥界とこの世を行き来する村上氏の世界と、スペクタクルな蜷川演出から、どんな舞台が生まれるのか。
「絶対に許可が出ないと思っていた。プレゼントをもらった気分」。村上氏の全作品を読んできた蜷川氏は、思いもよらなかった舞台化の喜びを率直に表す。


これは主役の少年は、オーディションなんですね。
私は村上作品は、「風の歌を聴け」しか読んだことがないので、
長男が、村上作品をすべて読んでいるので、ちょっとストーリーを聞いて、
そして小栗くんがやれそうな役はないか聞いてみました。
「あるよ〜」と言っていました(笑)。図書館の人?
ということで、この記事と、長男の感想と、いろいろ考え合わせていくと、
村上作品は、映像よりも舞台向きかもしれないと思いました。
やはり現実と非現実を行き来するというか、
映像はどうしてもリアルに表さなくてはいけないので、
そういう映像ではない場合もありますが、たとえば、
「哀しいほど美しい湖」と書かれていたとして(こんな一節はないかな・笑)、
映像の場合、そういう湖を探してこなくてはいけないのですが、
舞台の場合、台詞と演技で、たとえ舞台上に何もなくても、
「哀しいほど美しい湖」は広がると思うんですよね。
「タイタス・アンドロニカス」は、ただただ真っ白な舞台で、
上からスーッと木が降りてくると(ドキドキしました)、
その照明とともに、一面、怪しい森になりました。
現実と非現実が行き来する、村上作品なら、
舞台の方が向いているのかなとも思います。
小栗くん、蜷川さんとは、シェイクスピアでまたやってほしかったのですが、
この作品もとても魅力的ですし、来年の5月、出てほしいなあと思います。
村上作品の中での小栗くんを観てみたいですね。
そうなったら、まず長男が張り切って、観に行くと思います(笑)。
そして第18回読売演劇大賞、最優秀演出家賞、蜷川さんが受賞されました。
おめでとうございます!
【 第18回読売演劇大賞 】
なおも現役トップとして走り続ける、闘い続ける蜷川さん、本当に素晴らしいです。