風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

過去への旅 1月31日

よく晴れて、暖かな日になりました。
NHK ウィークリー ステラ」を買ってきました。
「八重の桜」第5話の紹介、小栗くんのインタビュー等、載っています。
小栗くんは、白装束の写真や、大きい写真が1ページあって、
それは凛々しくて真っ直ぐな瞳で、でも少し憂いもあり、
松陰さん!って思います(笑)。
小栗くんのインタビューは「八重の桜」HPに載っていたものとほぼ同じですが、
脚本家の山本むつみさんの、
“魂で生きる無鉄砲な寅次郎を描きたい”というタイトルの、
そのコメントがよかったです。
吉田松陰固定観念を一旦すべてはがし、寅次郎を主人公にした、
連続ドラマが書けるくらいに、一から徹底的に考えられたそうで、
大事に思って書いてくださった吉田松陰なんだなあと思いました。
今までの固定観念にとらわれない、“魂で生きる無鉄砲な寅次郎”を、
きっと小栗くんは魅力的に演じてくれますよね。本当に楽しみです。


さて長期間書いてきたことだけが取り柄のこのブログ(笑)、
ときどき書いています、過去への旅です(笑)。
今日は2006年、2007年の1月31日を、一部抜粋して、
書いてみようと思います。


2006年1月31日


しっかり雨が降っています。
こちらの地方の昨日の夕刊に小栗くんの記事が載っていました。
地方でもたまにはこういうこともありますね(笑)。
「双子二役に全力疾走」「2つのシェイクスピア劇で奮闘」
「次作は本場英国でも上演」が太文字で、
身振り手振りに語っているであろう小栗くんの写真と、
初めて座長になった「間違いの喜劇」について。
小栗くんの言葉としては、
「発声、立ち位置など、あらめて一から考え取り組んでいます」
「マラソンを走り続けてる感じ。想像していた以上に大変な二役ですね」
蜷川さんからは、
「人物の行動の動機づけがイージーすぎる」
「もっと大人の芝居をしろ」と厳しい指導。それに対して、
「人物の置かれている状況や感覚は台詞に表れているのに、
深く読み取れていなかったんですね。
蜷川さんの目指す演劇を、体現できる人間にならなきゃ」
「演技のいいアイデアが浮かぶと、嬉しくなる。俳優にひたってるなあと実感します」
という小栗くんの言葉が紹介されていました。
そして「タイタス〜」の役柄と、日程が少し。そんな感じの記事でした。
小栗くん、濃密な時間、ある意味、充実した高級な時間を、
過ごしているんだなあって思いますよね。
どんどん彼自身が深まっていく感じがします。
彩の国公式ブログでも、彼の元気な声が聞こえてきそうなレポートで、
前日の「今日のOK、明日のNG」(蜷川さんの言葉)に、
ついつい笑ってしまったんですが、
最後の最後まで、皆でいいものを作ろうという息吹が感じられて、
こちらまで高揚してきます。あともう少しで初日ですね。


2007年1月31日


今日も暖かで、いい天気です。
本屋さんへ行ってきました。
花沢類はイメージカラーが白ということで、今回の写真も、
首元のピンとした真っ白な襟が眩しいんですが、
シンプルなグレーのコートもとってもよく似合います。
小栗くんは服に着られることなく、凄く上品に着こなしますよね。
グレーって難しいかなって思うんですが、
綺麗な白い肌だから、よく映えるし、地味すぎることもなく、若さもあって、
シンプルなのに、上品でおしゃれに見えるし、花沢類っていう感じですよね〜。
そして「TVLIFE」のF3の対談で、小栗くんが、
「類は独りぼっちになっちゃうんですよ。後半の類は切ないですよ。」って、
言っていて、もうすでに充分切ないのに、耐えられるでしょうか。
私は第4話を何度も観ていると、あの静邸での静さんの言葉。
「幸せにしてあげなよ。つくしちゃん、泣かせるようなこと、
絶対しちゃ駄目だからね。」というのは、
ある意味、類にとっては残酷な言葉だったんではないかなって。
当然静さんは類を応援するつもりで、言っていると思うんですが、
繊細で純粋な類は、その言葉を胸に秘めて、いいえ、その言葉にしがみついて、
これからの行動を起こしてしまうんではないだろうかって思うんです。
それも静さんからその言葉は発せられたわけで、
でもこれも大人な男になるためなのかなあ。
だったら子供のままでいいのにって、過保護な私は思ってしまいますが(笑)、
類の哀しい瞳を見るのは、辛いですよね。
類は微笑んでいるのに、泣いているような気がします。
さあ、今夜は「オールナイトニッポン」ですね。
オールナイトニッポン」があってよかった(笑)。
類が切ないので、元気な小栗くんの声で癒していただきましょう。
近況が聞けるのも、いいですよね。
お母さんとケンカしたとか、また可愛い話が聞きたいです。


2006年の方は小栗くん、発言が初々しいですね(笑)。
このころは、「間違いの喜劇」の初日 2月6日が迫っていたので、
そのワクワク感と、初めての座長公演で、不安もあったのですが、
でも蜷川さんのもとで、確信的な安心感もありました。
ここに書かれているように、濃密な時間、充実した高級な時間を、
過ごしている様子が伝わってきて、あの当時、
彩の国のブログを読んだり、稽古中の写真を見たりするのが、
とても楽しみでした。
そしてあの夢のように美しいアンティフォラスに会うことになるんですね。
その後、英国公演もある「タイタス・アンドロニカス」に続いていきます。


2007年の方はちょうど「花より男子リターンズ」が放送中で、
切ない類に夢中でした。
今でも静さんのあの言葉が類を動かしていたんだと思っています。
“類は微笑んでいるのに、泣いているような気がします。”〜は、
「リチプア」ファンの小朝さんがブログで、
“笑うと悲しみが漂う魅力的な俳優さん”と小栗くんのことを、
書いてくださったとき、そうなんです!って思って(笑)、
こういう小栗くんだけの魅力をまた存分に発揮できる役を、
演じてほしいなあと思います。


本当に、是非是非、蜷川さん演出の舞台にまた立ってほしいですし、
綺麗な儚い役(まだ大丈夫・笑)も、また演じてほしいですね。