風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

妖しい魅力 二短調の美しさ

晴れました。風が冷たいです。
og さんから教えていただきました(ありがとうございます)。

【 小栗くんの公式 HP 】にも書かれています。

3月18日(金) 21:00〜23:24 金曜ロードショー「ごくせん THE MOVIE」
地上波初放送。
私は見ていないので、楽しみです。
雑誌情報としては、3月26日発売の「プラスアクト」、
刈谷公演の合間に撮った写真ですよね。とても楽しみです。
サファイアさんから教えていただきました(ありがとうございます)。
雑誌情報にも書かれていた「季刊信州」
こちらのブログで、配布場所等がわかります。

【 さわやか信州 旅ブログ 】

お近くに配布場所がない方、そこからリンクされているところですが、
下記のところに請求すると、無料で!(笑)送ってくださるそうです。

【 長野県観光関係パンフレットの請求 】

巻頭インタビュー「達人に聞く」で、2ページの記事と写真が載っていて、
1ページ分全身の三歩くんの写真があって、とても素敵な笑顔だそうですよ。
私も取り寄せたいと思います。


さて「時計じかけのオレンジ」の共演者、栗山さんのブログ、
大千秋楽後、みんなでみそ煮込みうどんを食べたことが書かれています。

【 栗山絵美さんのブログ 】

座長、黒豚入りが好きなんだ。だいたい鶏肉入れちゃいますけど(笑)。
ということで、また「時計じかけのオレンジ」についてですが(笑)、
kurigohan家としては、日にちは違いますが、家族全員で観たことになります。
なかなかこういう家族はいないと思いますが(笑)、
男性群に、 小栗くんはどうだったか聞いてみました。
すると3人口を揃えて、「妖しい魅力だった」と答えました(笑)。
そうですね。だってアレックスだもの。
1月27日のブログにも書きましたが、
写真家のsai さんが、ツイッターにて、
時計じかけのオレンジ。終演後、楽屋で会った小栗旬は、
 今までで10年撮っている中でも1.2を争うくらい綺麗だったー。”と、
仰っているんですよね。
まさに、とても美しくて、妖しい魅力で、
「タイタス・アンドロニカス」でエアロンを演じた頃、
イギリスの批評家から、
小栗旬は、ありえないほどの美しさで、中性的かつカリスマ的に演じていて、
 この作品におけるの魅力のひとつになっている」(長男・訳・)と、
言われたのですが、まさにあの頃の美しさが蘇っていました。
少し中性的でしたよね。私の好みです(笑)。
少年の役だったというのもあると思いますが、
少年期、あるいは少年期から青年期へ移る、繊細な美貌が、
あの時期特有の拒絶する美しさが、見てとれて、
感嘆のあまり言葉を失うくらい。
ちょうど刈谷公演は、2ヶ月ハードな舞台の最後の公演だったので、
より細身になっていて、薄い身体とスクエアな肩の線、細い腕、
背中から腰、長い足へのライン、
サスぺンダーをした真っ白な衣装を纏い、
銀色の髪、赤い唇、お化粧をしているのに、していない部分も、
そう変わらないほどの白い肌、ライトに照らされて、すべらかで艶めかしく、
細くて長い指がひらひらと舞うと、
きっと魂を売ってもいいと思う相手は、
こういう姿をしているのではないかと思ってしまいます。
それからこれは小栗くんの特徴なんですが、気品があるんですよね。
いつも書いていますが、蜷川さんからも、
「小栗は黙っていれば貴族に見えるから」、
「イギリスでも通用するある種の品のよさを持っている」と言われていますが、
今回も、特に英国作品だったので、言葉も綺麗ですし、
粋でスタイリッシュな部分もあり、
「お気に召すまま」初演の21歳の頃から、それは変わらなくて、
その品の良さは、安っぽくならず、粗野にならず、
一種上等な香りで舞台を包みこみます。
それから清潔感と透明感。
あんなに悪いことをしているのに、それは保たれ、
でもアレックス自体が、ちょっと悪の化身ようなところがありましたから、
人間離れしていて、無邪気で残酷で、でも甘え上手で、
優しい声でそそのかして、
そこに、清潔感と透明感が加わって、幻のようで、
美しさが加わって、この世のものとは思えませんでした。
そして彼は短調の美しさだと思います。
ベートーヴェンの第九は、二短調ですから、二短調の美しさかな(笑)。
どこか哀しさ、切なさ、儚さが感じられます。
スポットライトに一人立つ、遠くを見つめる瞳。
アレックスとして生きる彼の目線の先には、
何が見えていたのでしょう。
ふと動かした瞳に、アレックスの強さも弱さも、
そして底知れぬ深さも感じて、心奪われました。
やっぱり舞台の小栗くんは格別です。素晴らしいです。
ちゃんと演劇の女神様に見守られていましたよね。
愛しい愛しいアレックス。
きっと女神様はもう公演が終わり、膝で眠りにつく彼をねぎらって、
彼の銀色の髪をなでながら、優しく微笑んでいると思います(笑)。