風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

美しくエレガントなお辞儀

よく晴れた一日でした。
すみません。私が「オレンジの賛美歌」のことを昨日、記事にしたので、
皆さんにいろいろ調べていただくような形になってしまいました。
申し訳なかったです。お手数おかけしました。
それで、いろいろ教えてくださったことをまとめてみますと、
時計じかけのオレンジ」の中で、歌われていた賛美歌は、
258番で、実際の賛美歌の中には、賛美歌21ー258番という賛美歌がありまして、
それは、「ファーストノエル 牧人羊を」という賛美歌です。
しかしこの賛美歌は、私はもともと好きな賛美歌で、
クリスマスによく歌われるのですが、これを小栗くんが歌っていたら、
きっと気がつくと思うので(笑)、
やはり「オレンジの賛美歌」は、オリジナルだと思います。
皆さん、お騒がせしました。
でもまた小栗くんに賛美歌を歌ってほしいですよね〜。
一応、「ファーストノエル」は、こちらで聴くことができます。

【 賛美歌 The First Noel (牧人羊を) 】


さて今回の作品は、よく考えてみると、
「第九」がとても関連しているということで、
これはお父様にも通じるところがあり、そういえば、 アレックスが、
くるくるっとバレリーナのように回る場面もあったりして、
これはお母様に通じるところで、蛙の子は蛙というか、
一番離れていたような題材だったのに、
繋がっていたんだなあと思ったりしています。
最初、暴力と狂気の物語だと思っていたので、
もちろん「第九」は使われるだろうなあと思っていましたが、
ホワイトクラウンのような、バレリーナのような、こんな姿を見られるとは、
本当に嬉しかったです。
細身で長身で長い手足、綺麗な顔立ち、銀色の髪、くしくも真っ白な衣装、
本当にこの世のものではないような、幻のような、
美しい美しい彼でしたね。
またお辞儀がなんと美しかったことでしょう。
確か大千秋楽は、左腕を背中にまわして、腰を深く折るお辞儀でしたが、
やはり左腕を舞うように上げて、指先はエレガントに、右手は胸に、
そして深く膝を曲げ腰を折るお辞儀が、とてもとても好きでした〜。
舞台のカーテンコールでこういうお辞儀をしたのは初めてだと思います。
題材にもよると思うので、もうこういうお辞儀が見られないかもしれませんね。
本当にうっとりするというか、胸がいっぱいになって苦しいほど、
もう行ってしまうの?みたいな(笑)、
ハラハラと心の涙が流れるような、拍手も歓声も何も聞こえなくなって、
時間が止まってしまうような、切なく愛しく美しい彼でしたね。
狂気と騒乱の、でもファンタジーでキラキラした、
遊び心と皮肉と第九と、パワー溢れる大きな絵本を、
ゆっくり閉じるその裏表紙に、きっと描かれているであろう、
美しいお辞儀をするアレックスでした。