風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

粋に着こなす

穏やかに晴れました。
oliveさんが「岳」の試写会の感想を昨日のコメント欄に、
書いてくださいました。ありがとうございます。読んでみてくださいね。
漫画の大ファンの方の言葉、嬉しいです。三歩くん、早く観たいですね。
さて昨日、携帯サイトに、小栗くんの捨之介の写真がUPされたのですが、
もう格好いいこと!素敵だこと!美しいこと!
写真でこれだけ惹きこまれるのですから、
動いたら、どんなに胸を焦がすでしょう(笑)。
小栗くん、金髪で白い肌だと、オーランドー、アレックスのように、
イギリスの男の子と見紛うほどなのですが、
これが着物を着ると、なんて日本男子なんだって思いますよね(笑)。
やっぱり時代劇も素敵って思います。
今までの着物姿〜というと、「あずみ」「あずみ2」は、
正統派の着物ではなかったので、
2005年の大河ドラマ義経梶原景季役、とても素敵でした。
小栗くんの白い肌に合わせてなのか、淡い緑色を基本の色に、
浅緑、薄緑、苗色、萌黄色・・・着物ならではのなんともいえずいい色合いで、
本当に品が良くて、よく似合っていました。
役柄どおりの若くまっすぐな、育ちの良さと優しさと、
美しい若武者で、清潔な色っぽさがありました。
そして2009年の「天地人石田三成役もよかったですよね〜。
特に悲劇に向かっていくところは、壮絶な美しさがあって、
渦巻き模様の戦装束も、最後の白装束も、
誇りと信念を失わない、三成ならではの高貴さがありました。
色っぽさとともに、存在感が凄かったですよね。
純粋に私利私欲なく、恩義に報いるため、
ただ自分の信じる理想へ向かっていった三成、
理知的で、繊細さ、心優しさもよく伝わってきました。
高貴なものと言えば、井上さんが当て書きをしてくださった、
2009年の舞台「ムサシ」。
小次郎を、皇位継承第十八位という(でたらめでしたが・笑)、
そういう成りゆきに書いてくださったのは、小栗くんの品の良さを、
きっと彼から、感じることがあったからだと思います。
小次郎も本当に魅力的でした。
着物は背筋がピンとしていないと、様にならないと思うのですが、
彼はとても姿勢が良いので、凄く映えます。
繊細で、真っ直ぐで、饒舌、
ときに駄々っ子のようで、チャーミングで、なにより美剣士佐々木小次郎
ぴったりでしたよね。
さて今まで着物を着ると、清潔感と誠実さが、
より際立ったと思うのですが、もちろん色っぽさもありましたが、
「髑髏城の七人」の捨之介は、初めて、粋に着る、という感じの、
着こなしかなと思います。
色っぽさも今までは透明感のある青い色っぽさ(大好きでした・笑)から、
匂い立つような肉感的(笑)な色っぽさが出てくるかなと思っています。
小栗くんは洋服もですが、着られているという感じにはいつもならないので、
着物もきっと粋に着こなせると思うので、あの類まれな美しさに、
今までにない色っぽさを加えて、惚れ惚れする捨之介を、
是非魅せていただきたいですね。


では今日の台詞は、舞台「ムサシ」より。
これも当て書きならではの台詞だと思います(笑)。


平心  二つに割った手鏡を片方ずつ持ち合うのは、よくあることです。
     想い女からの贈りものでしょうか。そういえば小次郎どのは、
     ばかにご様子がおよろしい。想い女の五、六人、いない方がおかしいな。
小次郎(憤然となる)この六年の間、色恋は断っている。