風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

キツツキと雨がもたらす自信と癒し

晴れました。少し春の日差しになってきました。
今夜の「ドラえもん」、甘栗旬くんが登場するんですよね。
楽しみです(笑)。


さて「キツツキと雨」、良い記事がありましたので、紹介しますね。
【 働く人々、進路で迷う人々へエール!『キツツキと雨』がもたらす、自信と癒し 】


人里離れた山村を舞台に、そこに暮らす無骨な木こりの男と、
映画の撮影のためにやって来た新人監督の交流を描く、
心温まるヒューマン・ストーリー『キツツキと雨』。
南極料理人』の沖田修一監督が描き出す異色な2人のふれあいは、
ホロリとした空気感を生み出し、心地よい笑いを提供するのだが、
実際に本作を鑑賞した人々からは、
「仕事を頑張ろうと思った」、「仕事って色々あるんだなと思った」と、
同じ“働く者”としての共感の声が集まっている。
シネマカフェで公開に先立ち行った試写会で寄せられたコメントを参考に、
本作がもたらす“癒し”効果について検証!


妻に先立たれ、息子と2人で暮らす60歳の木こり・克彦(役所広司)と、自信が持てずいまにも撮影現場から逃げ出したい25歳の映画監督の幸一(小栗旬)。
ひょんな成り行きで、克彦はゾンビのエキストラとして映画に出演する羽目になる。
やがて一緒に時を過ごしていくうちに、幸一は克彦に父親のような安心感をおぼえ、少しずつ一体感が生まれていく――。


本作を鑑賞した人に「どのキャラクターに一番共感したか?」という質問をしたところ、最も多くの共感を集めたのが克彦。
親目線で、または子供から見た父親への想いに共感する部分が多かったようで、「子供のように純粋なところ。子を思う親の優しさ、人に対する温かさを感じた」(30代・女性)、「息子とうまくいかない寂しさと、それを埋める新たな喜びを感じられた」(20代・女性)という声があり、同年代の女性からは「人生の中で非日常や非現実に憧れを持ちつつ、日常をこなしていく実感を撮影にのめり込む克彦の中に見た」という共感の声も。


一方、僅差で票を集めた幸一に対しては、働く中での苦労や悩みへの共感が多く、「自分に自信がないけど、いいものは作りたい…。目上の役者にダメ出しするシーンは、自分と重ねて『頑張れ』と言いたくなった」(20代・女性)、「仕事に対する不安や投げ出したくなる気持ちに共感できた。でも必死にやり遂げようとするところがすごくかっこいいと思った」(20代・女性)という前向きな意見も。
また、幸一と同率で共感を集めたのは、高良健吾が演じる克彦の息子・浩一だ。その共感ポイントは「親に反抗する気持ち」。それでも切れることのない父親との繋がりを感じさせる姿は、観る者の心をとらえる。


全体を通して本作を観終わっての気持ちを表してもらったところ、「ほっこり」「前向きな気持ちになれた」という感想が圧倒的に多かったが、その温かい気持ちは「日常の中にある何気ない喜びや繋がり」からもたらされるのだろう。
「悩みながらも頑張ろうという気持ちになった」(20代・女性)、「気づいていないだけで、人と人との繋がりが作り出す偶然の連続はきっと自分の周りにもたくさんあるんだろうなと感じた」(20代・女性)、「人の悩みは深いけれど、ちょっとしたことがきっかけで解決することもあると思った」(20代・女性)といった感想が寄せられた。
では、この心温まる映画をどんな人にオススメする? と最後に尋ねたところ、「仕事で日々、追われている人」、「進路で迷ってる人」という声が多く集まった。ひょんな出会いがきっかけで、自分の仕事に自信を取り戻していく幸一の姿は、働く人々、さらにこれから社会に出て働く人へのエールとなるに違いない。
ちょっぴりお疲れだという方はぜひ、
この映画が贈る幸せなひとときで癒されてみては?


共感する部分たくさんありますね。
私は年齢が近いせいもあって(笑)、やはり克彦さんに感情移入しました。
ここに書かれているように、
「人生の中で非日常や非現実に憧れを持ちつつ、
 日常をこなしていく実感を撮影にのめり込む克彦の中に見た」というのは、
本当に共感します。
小栗くんの舞台を観に行った後の感情に似ていますよね。
やはり夢を売る側と受け取る側というか、
幸せな思いとでも寂しさもあって、
だから幸一くんをとても愛しいなあと思います。
それとは別に、
「その温かい気持ちは「日常の中にある何気ない喜びや繋がり」から、
 もたらされるのだろう。」
この言葉も本当にそうだなあと思いました。
小栗くん演じる幸一は普通の青年なんですけど、監督ということで、
どこか異質な部分が必要で、そこのところもちゃんと出ていたと思いますし、
やはり沖田色というか、
劇的な成長じゃなくて、少し成長したというところも、
一方通行ではなく、お互いが影響しあうところも、
決して押しつけがましくなく、台詞で説明せず、
温かなユーモアと温かな優しさと温かなまなざしで描かれていて、
素晴らしいなあと思いました。
私は沖田色、大好きです(笑)。
本当に、癒されますし、少しまた前を向こうって思いますよね。
キサラギ」のときのように、DVD が出る頃になっても、
まだ映画館で上映されているような、そんな映画になるといいなあと思います。