曇っていましたが、晴れてきました。
小栗くんの出演映画で、観に行くのに、
勇気が必要な映画ってありましたよね。
まずは「クローズZERO」が、客層が違っていて(笑)、ちょっと大変でした。
「花より男子ファイナル」も少し恥ずかしくて、
アニメなら「鋼の錬金術師」も勇気が必要だったのですが、
でもだからこそ、慣れてきたということがありまして、
20日に「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」を観に行ってきてしまいました。
今年は「グスコーブドリの伝記」に続き、
2本目の映画館でのアニメ映画です。
実は、長男の中学時代の同級生が、美大に行って、
アニメーション会社に入ったのですが、
今回の「ヱヴァンゲリヲン:Q」に参加していて、
ちゃんとスタッフロールに名前が入っているんですよ。
夢をひとつ叶えたのかなと、他人ごとながら嬉しくて、
地元として、陰ながら応援するという意味も込めて(笑)、
大画面で、ちゃんと名前を確認させていただきました。
「エヴァンゲリオン」については、数年前に、あの当時、
VHS に録画したTVアニメを息子たちが友達から借りて見ていて、
つい一緒に見ちゃったんですよね。
もともとSF は好きなので、「序」「破」はテレビで観ました。
映画館では、「踊る大捜査線」を上映した、
一番大きなスクリーンで、平日、午前の回なのに、
なかなか入っていて、驚きました。
大ヒットスタートを切っていますね。
【『ヱヴァQ』4日で動員100万人突破 】
17日に全国の劇場で公開されたアニメ映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(全国224スクリーンで公開中)が、オープニングから4日間(17〜20日)で、動員数100万人を突破していたことが21日、わかった。
4日間の累計は、動員数110万3343人、興行収入は15億8112万1800円。週末の2日間で11億3351万3100円を記録し、今年度のオープニング週末記録を更新。平日に入っても都内及び都市部の劇場では満席の状況が続き、客足は鈍ることがなく今後も記録的な興行が期待されている。
まずは併映の「短編映画 巨神兵東京に現わる 劇場版」が、
最初に上映されるのですが、「ナウシカ」のあの巨神兵、
これがすでにもうぞっとするような怖さでした。
その後、すぐ本編が始まります。
ではここからはネタばれを含みますので、読みたい方だけお願いします。
そして今日、レンタルして観た、
「荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE」の感想も引き続き、
書いていきたいと思いますので、そちらも読みたい方だけお願いします。
そんなに詳しくないので、ただ思ったことを書いていきますが、
まずはあの独特な世界観が、圧倒的な画力で描かれていて、
凄く引きこまれます。
戦闘シーンから始まるのですが、そのスピード感、切迫感も凄くて、
そうそう、庵野さんが私とほぼ同世代だからなのか(笑)、
マリが鼻歌で歌っていた曲が、天地真理さんの、
「ひとりじゃないの」なんですよね。片側のスピーカーから、
それがずっと聞こえてきて、ちょっと嬉しかったです。
音楽は他に第九も出てきますし、敵が幾何学的、モダンな形であったり、
ときに絵画的でもあり、特にピアノのシーンはとても美しかったです。
渚カヲルという美少年の鍵盤を滑る指先が、
どこか色っぽく甘美で、どこか虚しくもありました。
物語は、濃密な場面と、がらんどうのような場面、退廃的で荒涼としていて、
空虚であったり、無常であったり、その残酷さと哀しみと、
それらを一気に見せて、あっという間に、
エンドロールの宇多田さんの歌になりました。
観て感じたのは、これは壮大なる思春期の物語なのだろうかと、
そして父と子の物語、母と子の物語でもありますね。
制作側の抵抗、尖がった感じも伝わってきて、
この頃見る側に迎合する作品が多い中、その心意気も感じました(笑)。
すでに観ている息子たちに、あの台詞の意味は?とか聞いたり、
わからないこともたくさんありましたが(笑)、
次回も観たくなる、見届けたいと思わせる内容になっていました。
宇多田さんの歌詞が作品の主題を捉えているかなと思うのですが、
とても沁みる歌声でした。
そうそう、宇多田さんは「カリギュラ」のときに、観に来てくださって、
小栗くん、楽屋で会っているんですよね。喜んでいましたね。
ではここからはそんな小栗くんが河童で!(笑)出演した映画、
「荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE」について。
レンタルで観ました。
一見、へんてこりんに見えて、至極真っ当な内容でした(笑)。
こちらも奇しくも、父と子の物語でしたね。
河童の小栗くんは、一体何者?という、
荒川河川敷の村長じゃなくて、財界、政界の村長のような役でした。
リクとニノの恋が爽やかで可愛かったです。
河童も一時人間になったところで、まともな姿が見られてよかったです(笑)。
はい、アニメ映画と、アニメを実写にした映画の感想でした(笑)。