風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

髑髏城の七人への思い

晴れました。気温が低く風が冷たいです。
「髑髏城の七人」、いろいろな記事が出ています。
小栗くん、森山くん、早乙女くん、勝地くん、4人の前後編のインタビューです。
【 小栗×森山×早乙女×勝地が語る『髑髏城の七人』への思い 前編 】
【 小栗×森山×早乙女×勝地が語る『髑髏城の七人』への思い 後編 】
何ともふてぶてしくワルそうな4人の男たちが居並ぶさまは壮観。
小栗旬森山未來早乙女太一勝地涼
彼らが共演を果たし、所狭しと舞台上を駆け巡った劇団☆新感線の人気公演を、
18台ものカメラで捉えたゲキ×シネ版『髑髏城の七人』がまもなく公開を迎える。
舞台の終演から1年余りを経て4人が再集結し改めて本作について語ってくれた。


主人公・捨之介を演じた小栗は「新感線」の舞台出演は今回が初めて。
1990年の初演以来、捨之介と彼が対峙する天魔王の役は、
一人二役で演じられてきたが、今回は森山と役を分け合うことになった。
過去3度にわたって捨之介を演じてきた“先輩”古田新太からは、
「森山、早乙女と一緒にやるのは大変だろうが頑張れ」と言われたというが、
「こういうメンバーだったからこそ刺激的でした」と振り返る。
いや、刺激以上のものを受けたようで、
「太一は本当に殺陣が上手ですし、未來はすごく動ける。
そこに関しては悔しい思い、『ちくしょう、できねぇ自分にムカつく』という、
思いもありましたよ」と素直な胸の内を明かす。


どこか道化っぽくありつつも男気に満ちた兵庫を演じた勝地。
芝居を離れてもムードメーカーだったようでこの日も周囲から、
あれこれイジられながらおどけていたが、
10代のときに生で見た「髑髏城の七人」への思いは人一倍強いものが。
「男の子の心をくすぐるものがありましたね。
芝居うんぬんよりとにかくカッコよくて、
『いつかやってみたいな』と思ってた」と感慨深げに語っていた。


1回の公演での運動量の多さもさることながら、
それを1日2回公演の日も含め毎日のようにこなしていくのは尋常ではない。
「週9公演はムチャクチャだと思いながらやってました。
あれは…二度とやりたくない(苦笑)」という小栗の言葉は、
決して大げさな嘆きには聞こえない。


この4人をはじめ、過去の再演と比べても、
若手俳優陣を積極的に起用しているからこそ可能だったとも言えるが、
森山はこのメンバーだったからこその“強み”についてこう語る。
「この若いキャストだからこそのエネルギーで、
多少の粗があってもエネルギーで押していく。僕らにあるのは勢いと若さなので、
作品的にも役的にも収まりのいいものにはしたくはないという思いがありました」
俗に“八百屋”と言われる水平ではなく傾斜となった舞台装置で、
「真っ直ぐに立ってるだけでも常にひざと腰に負担がかかってくるので、
常に意識をしていました」と苦労を明かしつつも、
「結局、稽古場でのフラストレーションがあっても、
舞台に立つことで消化されちゃうんですよね。
(舞台上は)自分の居場所なんだなって」と漏らす森山の表情は頼もしい。


ちなみに早乙女は本作で蘭兵衛役に加え、
物語の冒頭で村を襲う賊のひとりに扮してほんのワンシーンだけ登場しており、
ゲキ×シネ版でも一瞬ながら映し出される、
その衝撃的な姿は隠れた見どころのひとつ。
「太一は多分、自分だと気づかれたくないと思うけど(笑)」(森山)、
「まゆ毛が繋がってヒゲつけて、
『これは本気で誰にも気づかれたくないっす』って言ってた(笑)」(小栗)という、
先輩たちの言葉に、
「本番前の気合い入れのとき、みんなばっちりカッコイイ衣裳なのに、
おれだけ半ズボンにヒゲでハゲ散らかしてて…
1回たりとも気合いは入らなかったですね」と苦笑。


そんな仲の良い兄弟のような空気をまとめるかのように小栗がポツリと漏らす。
「なかなか難しいだろうけど、機会があればまたこのメンバーで共演したいね」
7年後? いや願わくばもっと近い未来、
彼らが再び同じ舞台で交錯するさまを見せてほしい。


本当に「ワカドクロ」でしたよね。
ここまで若いメンバーが集まって、主要な役を演じるというのは、
今思うと珍しかったかなと思います。
そして昨日のコメント欄に、
みにーさん、ことりさんも書かれていますが(ありがとうございます)、
「ゲキ×シネ」を見ると、より生の舞台が観たくなっちゃいます(笑)。
春の舞台「あかいくらやみ〜天狗党幻譚〜」は打って変わって、
小栗くんのまわりを、これでもかというくらいに、実力派のベテラン勢が、
固めていますので、これはこれで凄く楽しみです!
きっと打ちのめされ、打ちひしがれると思いますが、
なんとなくそれが役とリンクするような?(ただの想像ですが・笑)
とにかくどんどん吸収して、
細身になって、どんどん美しくなってほしい(結局そこ?笑)。
そんな新たな姿をまた観たいなあと思っています。期待しています!