風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

あかいくらやみ 稽古場から

雨は上がって晴れました。
shu shu さんから教えていただきました(ありがとうございます)。
横田さんがご自身のブログで、これから「あかいくらやみ」の、
稽古の様子を書き込んでくださるそうです。
【 横田さんのブログ 】


3月15日 
「あかいくらやみ」稽古初日
上下とも白い、チンピラみたいなアディダスのジャージで稽古場まで徒歩で現れた小栗旬は、誰にも劣らず入れ込んでいた。静かに闘志をもやしながらゲートが開くのを待ちわびる競争馬の雰囲気。


3月17日
役は今日もシャッフル。昨日の稽古修了直前に配役は発表されていたが「作品を多角的に理解しよう」との演出家の発案。読む程にからまった糸がほどけていく。自分が抱えている疑問を他の人が質問してくれてホッとしたり。


3月18日
なぜか毎日のように旬君がバームクーヘンを大量に差し入れてくれている。なぜだ?なぜバームクーヘン?理由を聞いて笑ったけれどここには書かない。いや書けない。大人の事情です、すいません。


パイプ椅子を車座に並べ、自分のタイミングでその輪の中心に出て行って台本を読むという実験的な稽古。

この形式の稽古での大きな収穫は、その輪の中に出ていくと、同時に出て来ている人たちのセリフが自然と耳に入ってくること。作品の情報はもちろん、初めてお会いした役者さんたちの大切にしている“何か”が聞こえてくるような気がする。つまり、稽古を通してお互いに知り合える。


横田さん、文章が上手なので、ユーモアを交えながらも簡潔に、
しかも確実に伝わってくる文章で、稽古の様子、横田さんの思いも、
よくわかりますよね。ありがたいです。これからも楽しみです。
そして“上下とも白い、チンピラみたいなアディダスのジャージ”
目に浮かびますね(笑)。
稽古の様子も、こういう稽古があるんだなあと興味深いですし、
長塚さんの意図も伝わってきます。
あ、バームクーヘンは私はよくわからないのですが、
何かありましたか?(笑)