風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番

晴れました。日差しは暖かいです。
ソチオリンピック、閉幕しましたね。
新種目のスキーフリースタイル女子ハーフパイプで、
小野塚選手が銅メダルを獲得して(おめでとうございます!)、
日本は金1、銀4、銅3の合わせて8個でした。
たくさん楽しませていただきました。
またフィギュアスケートの話になりますが、
羽生選手、金メダル、町田選手、5位、高橋選手、6位、
浅田選手、6位、鈴木選手、8位、おめでとうございます!
村上選手も頑張りました。
鈴木選手の演技はいつもちゃんと思いが伝わってきますし、
コストナー選手の「アベマリア」も「ボレロ」もとても素敵でした。
アイスダンス、金、銀のアメリカ、カナダのペアも好きなのですが、
フランスのペア(女性が美人!笑)の「禁じられた遊び」が入ったフリーも、
好きでした。
そして浅田選手、21日にも書いたNHK の朝のニュースが、
記事になっていました。刈屋解説委員の言葉です。
【 浅田真央 自分の演技目指した4年間 】
ソチオリンピックフィギュアスケート、女子シングルでエースの浅田真央選手は、前半のショートプログラムでは16位と出遅れながら、後半のフリーでは自己ベストを更新する会心の演技をみせて6位に入りました。
長年にわたってフィギュアスケートの取材を続けているNHKの刈屋富士雄解説委員は、浅田選手の演技について「女子フィギュアスケート史に残る最高傑作のひとつ」と解説しています。
浅田選手の演技ついて。
浅田真央としての、フィギュアスケーターとしての完成形というか、どこまで到達しているかと言うことをしっかりと見せることができましたし、オリンピックの女子フィギュアスケート史に残る最高傑作のひとつ、といえるようなプログラムを演じきることができたと思いますね。」
「本人が目指しているトリプルアクセルを含む6種類8回の、いわゆるエイトトリプルと言われている、まあ回転不足とエッジの減点はいくつか受けたんですけれども、しかし8つのトリプル、ジャンプが入る見事な、歴史的なプログラムを演じきることができたということになります。バンクーバーのときにはトリプルアクセルを3つで、ギネス世界記録にも載りましたけれども、今回も歴史的なプログラムと、2大会連続で歴史的なプログラムとなります。」
「メダルを取れませんでしたけれども、浅田選手の価値を下げるものでは全くなかったですね。むしろ“4年間の努力”というのが彼女のアスリートとしての価値、評価というのを決定づけているような気がしますね。
彼女はバンクーバーの時には銀メダルを取っていますし、世界チャンピオンのタイトルも持っていながら、そこからさらに最高の作品を作るために、結果として金メダルを狙うためにスケーティング技術を一から見直したんですよね。
しかもジャンプの跳び方を変えていくだけでなく、スケーティング技術そのものを一から見直していく。これはどのスケーターに聞いても相当きついことらしいですね。非常に厳しい、根気強い努力がなければ、なかなか取り組むことができない。
しかし彼女は、自分の目指す作品を作るためには自分が望む高みに到達するにはこれをやらなければいけないんだと。結果が出ない試合の屈辱にも耐えながら、それをずっと地道に積み上げて2年間、3年間たって徐々に成果を上げていったことになります。今回、その努力の成果をフリーで示したと。
ただメダルが取れる取れないというのはそのときの運もありますので、金メダルが取れるか取れないかというのは本当にそのときのいろんなことがありますけれども、金メダルをこれまで取れなくてもフィギュアスケートの歴史上にさん然と輝き続ける名スケーターたちはいっぱいいるんですよ。」
スルツカヤ選手もミシェル・クワン選手も、実績はもちろんですが金メダルを取っていない、でも、金メダルに向かった最大限の努力を見せ続けたということが、やはり彼女たちがフィギュアスケーターとしての歴史でさん然と輝いている大きな理由ですね。
そう考えると浅田真央選手がこの4年間に見せた、金メダルに向かってというよりも最高の作品に向かった最大限の努力はこの2人に匹敵するものでありますし、同じように金メダルはなくても女子フィギュアスケート史上にさん然と輝き続ける、そういう選手だと思いますね。」


本当に、
「オリンピックの女子フィギュアスケート史に残る最高傑作のひとつ」だと思います。
タラソワさんの振り付けもとても曲に合っていました。
あのショートの後に、たった1日で不死鳥のように甦り、
最高傑作を最高に演じることが出来たことが素晴らしいですよね。
彼女の真の強さに心揺さぶられます。
真央ちゃんのトリプルアクセルはキラキラキラって輝きます。
ラフマニノフピアノ協奏曲第2番」の調べにのせて、
彼女の人柄同様、ひたむきに純粋に、
凛として美しく優雅にそして強く、それはまるで心を浄化されるように、
違う次元に連れて行ってもらいました。
終わったあとの涙と笑顔のなんと美しかったこと。
フィギュアスケートは、スポーツでありながら、芸術的な部分も多く、
ときに演劇的な感動を呼ぶ演技があって、
今、それを出来るのは高橋選手と浅田選手だなあと思っていたので、
浅田選手にそれを見せてもらえて、とても嬉しかったです。
語り継がれるような演技の目撃者になれて、幸せでした。
本当に、ありがとうございました。
エキシビジョンでの高橋選手と浅田選手のペアも可愛かったですね(笑)。
そうそう、昨日はラフマニノフピアノ協奏曲第2番 第一楽章」を、
聴いていたのですが、やっぱりとても心に響く曲です。
そしてフリープログラム4分間の中に、
上手くメロディが組み合わされているなあと思いました。
あ、それから羽生選手には、一度、
ガーシュウィンの「ラプソディー・イン・ブルー」で滑ってほしいんですけど、
きっと似合うと思います(笑)。
では最後に、中日新聞のコラムの一節、真央ちゃんの言葉等、
印象に残った言葉を書きたいと思います。


中日新聞コラムより>
浅田真央は悲しく、美しく、もろいのにたくましかった。
絶望から自己ベストへと流れた時間の尊さよ。
浅田真央はどこまでも浅田真央その人であろうとしたから、
見る者の心を揺さぶったのである。


<タラソワさん(ロシア放送の解説をしていて)>
すばらしい!マオ、ありがとう。
ただただ本当にありがとう。
彼女が奮い立ったこと、彼女が偉大なアスリートであること、
自分に打ち勝ったということに、本当にありがとう。


<振付師ローリー・ニコルさん>
エキシビションで演じた「Smile」の振り付けを、
カナダのリンクでしていたとき、
曲に乗って滑る真央ちゃんを見ていた女性が泣いてしまった。
ちっちゃな可愛い女の子は真央ちゃんのところへ駆け寄ってきて、
「あなたの演技、大好き」と言ってくれた。女の子を抱きしめる真央ちゃん。
ニコルさん。
「あなたが演技をしたら、みんな、見入ってしまうわ。
彼女も泣かせてしまったでしょ。
あなたの演技にはすごい力があるのよ。」
しっかり抱き合うニコルさんと笑顔の真央ちゃん。


<佐藤コーチ>
今の浅田真央という一人の選手は、
芸術性、優雅さ、そういうものを備えた選手だと、
見るからに、これはジャンパーだなというタイプではないと思うんですよ。
そういう体つきをしていながら、ジャンプに挑戦出来るというのは、
とてつもない努力をしてきた人だと私は思ってます。


(フリーの演技前)
ちゃんとスピードを保たなきゃダメだよ。
自信持って、思い残すことのないようにやりなさい。
頑張れ。
・・・・・行ってきます。


浅田真央選手の言葉>
今回不思議だったんですけど、ひとつのジャンプに、
その人への思いを込めて跳んだんですね。
今まで支えてくださった方のことを考えて、
“このジャンプは舞(姉)に”とか、そういう思いで跳びました。
〈ステップのところでは〉
あとは今の自分の気持ちの強さを出そうと思いました。
特にこれが最後なので、本当にすべてをそこに注ぎ込んだと思います。
やりきった。
この演技を自分は待っていたと思いましたし、良かったって思いました。


たくさんの方に支えてもらったので、
恩返しもできたのではないかなと思っています。


バンクーバーと二つ合わせて、
私の中では最高の五輪だったなという気持ちです。


なんかもう胸がいっぱいで、本当によかったなあと思いました。
そして本当にありがとうございましたと言いたいです。


さてもう小栗くんに戻ります(笑)。
昨日の「BORDER ツイッター」より。
本日も撮影を無事に終了致しました!!青木さんも初日から絶好調!!小栗さんとの息もピッタリでした^_^ 明日はついに波瑠さんの初日です!!波瑠さんがどんな比嘉を演じてくれるのか楽しみです♫


波瑠さんは「A-Stadio」で、アシスタントをされている方ですよね。
綺麗な方だなあと思っていました。でもお芝居は見たことがないのですが、
小栗くんと並ぶと、お互いが映えそうですよね。
楽しみにしています!