風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

CRISIS 最終回

よく晴れた一日でした。
まず昨日 12日、舞台「髑髏城の七人 Season 花」無事に千秋楽を、
迎えられました。おめでとうございます!
みにーさんが、【 BBS 】にて、
千秋楽の感想を書いてくださいました(ありがとうございます)。
読んでみてくださいね。
素晴らしい千秋楽の様子、小栗くんの笑顔も目に浮かんできますね。
本当によかったですね。
「髑髏城の七人」は花鳥風月と続きますが、
今までにない新しい特殊な劇場での最初の「花」は、
より大変だったと思います。客席が回転するという劇場、
手探りの状態から始まったと思うので、
その後の「鳥風月」はとても参考になったのではないでしょうか。
良いバトンを渡せましたね。
新劇場のこけら落とし、人気演目、全85ステージの長期公演を、
連日満員の大盛況の中、誰ひとり欠けず、全員で駆け抜けて、
その主役を小栗くんが担ったこと、
精神的にも体力的にも大変だったことでしょう、立派です、小栗くん!
拍手を送りたいです。
新感線のツイッターにはこう書かれていました。
「どんな時でも思いやりがあって、とことん優しい、小栗捨之介さん。困ったことがあったら絶対助けに来てくれて、困っていたら、そこが髑髏城でもどこでも、命を張ってでも助けに行きたくなるような、本当にそういう人でした。私達はこの数ヶ月、先頭で戦うその後姿に引っ張られて今日まで走れました!」
胸がいっぱいになりますね。本当におめでとうございました。
そしていつも煎餅撒きは楽しそうですね(笑)。


さて今朝の「めざましテレビ」で「CRISIS」のクランクアップの様子が、
放送されました。
西島さんのとき、小栗くんが花束を持ってきて、握手しようとしたら、
西島さん、抱き締めてくれて、ちょっとぐっと来ちゃいました。
抱き締められる小栗くんがいつも可愛いです。ちょっぴり切なくもあります。
力を出し切った分かり合える二人、清々しいですよね。
小栗くん自身のクランクアップも晴れ晴れとしていました。
石田ゆり子さんのクランクアップが可愛かったです(笑)。


夜7時から行われた新木さんと二人の監督による LINE LIVE も見ました。
1話から写真を見ながら振り返り、三人で楽しく話をされていました。
ある学校でロケをしたときは、昼間、普通に生徒が授業してる間に、
リハーサルをやっていて、休み時間に生徒が、
小栗旬だー!」「西島だー!」とか騒いでいたのですが、
それを聞いた西島さんが隣の小栗くんに向かって
小栗旬だー!」って言ったそうで、チャーミングな西島さん(笑)と、
新木さんは言っていました。
新木さんは、小栗くんはアクションを教えることが上手とも言っていて、
監督さんの特捜班は5人兄弟という話が印象的でした。
長男は班長、次男は田丸、三男は樫井、四男が稲見、末っ子が大山。
そんな雰囲気が凄くしますよね。
そんな愛しい特捜班に思い入れし過ぎて、朝からソワソワしていて、
とうとう夜9時になりました。


そして「CRISIS」最終回、観ました。
もうなんと言ったらいいのか、LINE LIVE で監督さんが、
すべての伏線を回収しますと言っていて、すべては無理だと思っていたのですが、
すべて回収されましたね。
積もり積もった虚しさに、積もり積もった哀しさに、
迷いながらも信じていた正義は木端微塵にされて、
樫井は爆弾を、大山は平成維新軍へ、田丸は異国の情報部員と会い、
稲見は天使ちゃんとの連絡を絶つ。
最終回、特捜班は生きていてって、それだけを願ったのですが、
それは達成されたのですが、皆、心が死んでしまいました。
いや違う意味で蘇ったのか。
やっぱり金城さん、凄い。斜め上のラストが用意されていました。
最終回のアクションも素晴らしくて、壮絶でしたね。
腕にナイフが刺さったところは見ていられませんでした。
でも最後の最後、稲見が銃を結城に向けて、壁に撃ち、
「今、お前は死んだ。でも、生き返れ。
 俺が羨むくらい生きることを楽しめ」と言いながら、
稲見の目から涙がひとすじ、またひとすじと流れていて、
私も涙が流れました。でもあれ?これで終わったら、
金城さんらしくないような気もしていて、
その予感は当たり、すぐに結城は撃たれてしまいました。
ここでショックで涙が引っ込んじゃいました。
「俺もおまえと同じだ。生きる屍だ。
 国家に命令されて無実の人を殺したあのときから・・・」
そうなんですよね。皆ただの駒で、
高いスキルを虚しい任務に捧げざるを得なかった。


田丸「自分を罰するために死のうとするな」


稲見「夕べのことですが」
田丸「いいんだ。おまえの気持ちはよくわかる。
    俺もおまえと同じ種類の闇を見てきた。
    おまえは俺だ。
    だから俺の前でおまえを死なせるような真似はさせない」


特捜班、絆は強いので、あっち側に行っても、
5人で活動してくれるといいなと思います。
これでバットマンでいうと、ジョーカーになっちゃったということですよね。
ということは、映画か2期があるとしても、今度は追われる側で始まるのかな。
もうそれはそれで、行くとこまで行けばいい(笑)。
最後の稲見の表情が、怖かった。ゾクゾクしました。
小栗くんの演技も終始素晴らしかった。
こういう毛色の違う刑事ドラマに出会えてよかったです。
こういう刑事ドラマがあってもいいと思います。
毎回、息を呑んで見入っていました。
皆が同じ熱量(それも相当高い)を持って、意欲的に挑戦的に作られた作品。
その熱量を充分に感じ、熱い3ヶ月を過ごさせてもらえたこと、
とても嬉しかったです。
演技が上手い人ばかりで凄く引き込まれましたし、
小栗くん、背が高いのですが、西島さんも田中さんも、
長塚さんも背が高くて、絵になっていました。
アクションも本当に素晴らしくて、いかに皆がそれに向けて、
稽古を重ねてきたのかがわかりました。
そして稲見はじめ、キャラクターが皆魅力的で、凄く惹きこまれました。
久々に夢中になるドラマで、しかもオリジナルで、
脚本の力に感服しました。
小栗くんがこの時期に金城さんと組めたこと、
本当によかったなあと思います。
キレのあるエッジの効いた魅力的なドラマ「CRISIS」でしたね。