風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

無駄の神様に微笑んでもらえますように

晴れたり曇ったりしています。

とても大変なことになりましたね。とうとう小中高も休校要請が出ました。

その前に、続々とコンサート、舞台等々が中止になっていて、

ファンの方々はもちろんキャスト、スタッフ、携わった方々の気持ちを考えると、

本当に残念だという一言では表せないくらいだろうと思います。

 

2007年5月24日のブログに、当時小栗くんがパーソナリティだった、

オールナイトニッポンのレポートが書かれているのですが、

ゲストは「キサラギ」を監督した佐藤祐市さん。

そのときに「キサラギ」のクランクイン前のお祓いのときの、

香川照之さんの言葉を紹介してくださっています。

この香川さんの言葉、小栗くんも凄く素敵だと言っていました。

 

監督さんが、クランクイン前にお祓いした後、神妙な気持ちになって、

「やっぱり年とってくるともう自分ひとりの力でね。

なんとか出来るっていうことが、もう無理だと。

自分ひとりの力じゃないっていうのが分かっているから、

それはまわりにいるスタッフとか、キャスト他のスタッフとか、

そういう人たちの力で、じゃないとやっぱり出来ないっていうことが、

分かっているからかなあなんてって言ったら、

香川さんが、いや、監督ね。無駄の神様っていうのがいるんですよ。

僕らのやってる商売って、所詮ね。例えば、日本沈没、みたいな話になったら、

一番最初にね。やめる仕事じゃないですかと。食べ物作ってるわけでもないし、

車とかそういう産業じゃないじゃないですか。一番最初になくなっちゃう商売で、

どっちかていうと、無駄なことをやってると、僕らは。

でも無駄なことを一生懸命、一生懸命やってると、無駄の神様が上から見てて、

ああ、お前らなんか頑張ってるなあって言ってくれて、

じゃあ、もうちょっとこういう作品にね。してやるよって言ってくれるんですよ。

その無駄の神様に微笑んでもらえるように、

頑張りましょうねっていう話をしてたんです。」

 

いえいえ、無駄の神様に微笑んでもらえた作品に、

喜び、癒し、勇気、愛もろもろ、たくさんたくさんいただいて、支えてもらいました。

また平安に戻って、こういう日々が戻ってきますように。

早く無駄の神様に微笑んでもらえますように。

皆さん、どうぞお体に気をつけてくださいね。

新型コロナウイルスの一日も早い終息を切に願っています。