風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

ジョン王 大千穐楽 アーカイブ配信(ネタバレあり)

よく晴れて暖かい日になりました。

「ジョン王」24日のブログにはあまり本編のことを書かなかったので、

アーカイブ配信を観ながら、名古屋公演と違ったところ等、

少し書いていきたいと思います。

ここからはネタバレになりますので読みたい方だけお願いします。

 

 

まず最初に通路を使って小栗くんが現れますが、

千穐楽ではささーっと舞台に上がってしまいましたが、

名古屋では通路で立ち止まっていて、皆がざわざわし出したら(笑)、

舞台に上がっていました。

そういえば、特典映像の中で、鋼太郎さんが名古屋の初日がとてもドキドキしたと、

小栗くんも興奮した、妙な高揚感があったと言っていましたが、

名古屋公演は26日が休演で、27日が実質初日で、私はその日観に行っていました!

その初日、鋼太郎さん、櫻井さん、ルイ王子の代役の山本さんが、

ほとんど稽古もせずに初日だったことがわかって本当に驚きました。

とても違和感なく立派に演じていらっしゃいましたよ。

役者さんって凄いなあと思いました。

そうそう、特典映像では鋼太郎さんも小栗くんも、

オールメールは部活みたいで楽しいとも言っていました。

他には小栗くんは気いつかいしい、でも気を使ってるのを、

けどられるのも嫌いと言われていて、わかるって思いました。

しかし自分が大変なのに、人の着替えの邪魔をするのは、

小栗くんなりのコミュニケーションらしいです(笑)。

本編に戻って、作品の感想は名古屋での観劇のときに書いていますので、

少し細かいところを書いてみますね。

物語とは関係ないのですが、小栗くんが歌うところ。

アーサーが悲惨なことになってしまった後に歌われるので、

「朝日はもうのぼるよ」のところが、

いつも「アーサー」ひが〜と聴こえてしまって、

うんうん、アーサー可哀想だったなあと思ってしまう(笑)。

そしていつもシェイクスピア劇の私の!(笑)楽しみのひとつとして、

手にキスするシーンを見ることができるというものがあるのですが、

今回もありました。

リチャード(フィリップ)がイングランドへ行こうとするシーン。

 

リチャード  「おばあさま、ご無事で。お手に口づけを」

太后エリナー「さようなら、優しい身内。気をつけてね」

 

跪いて皇太后の手にキスするリチャード、素敵でした。

その後、愛おしく抱きしめられるリチャードも可愛かった。

こういうシーン、ロマンチックでクラシカルでいいですよね。

「間違いの喜劇」では手にキスされる方でしたが(笑)。

でもその後もまたリチャードはジョン王から呼び止められて、

こめかみにキスされているリチャード、そこも素敵(笑)。

それからあの毛皮のマントを引っ張って、行こうとするリチャードを、

行こうとすると引っ張る、また行こうとすると引っ張るが繰り返されて、

とても可愛かったです。

これは「タイタス・アンドロニカス」のカーテンコールのときに、

小栗くん演じるエアロンの長いマントを何度も踏んづけてた、

鋼太郎さん演じるタイタスを思い出しました。オマージュかな?

そして最後の最後、戦車のライトが客席に向けられるシーン。

白い煙とともに逆光に映し出される戦士の佇まいのフィリップが、

スラリと佇む小栗くんが、まさしく絵画のように美しかった。

フィリップの最後の台詞はまだ祖国のために戦おうという台詞なので、

このシーン、そのフィリップが1枚1枚、鎧やブーツを脱ぎ捨てることで、

戦いをしないという反戦のメッセージなのかなと思いました。

千穐楽のカーテンコールはやっと小栗くんもともに拍手に包まれて、

よかったなあと思いつつも、

(去っていくとき、櫻井さんの手が小栗くんの背中にまわってましたね。)

もう一度、カーテンコールをと思い、ライブを観ていたときは、

観客の皆さん、アナウンスに負けるなーと思いながら観てしまいました(笑)。

万雷の拍手が続く中、もう一度出てきてくれたときは、本当に嬉しかったです。

観客の皆さんに感謝です。

小栗くんの言葉も聞けましたし、本当に嬉しい二度のカーテンコールでした。

そういえば小栗くんは特典映像の方でもこういうことを言っていました。

 

小栗「この「彩の国シェイクスピア・シリーズ」というものに、

   21で参加させてもらってから、数本やらせてもらい、

   こういう形で最後のものに参加できたことは非常に嬉しく思っておりますし、

   とにかくまたこの「シェイクスピア・シリーズ」に戻ってこれてよかったなあと、

   日々噛み締めながら僕はやらせてもらっています」

 

本当に戻ってこれてよかったですね。またまた戻ってきてほしいですね。

ハムレット」待っています。