風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

凛々しい色気と怠惰な艶めかしさ

晴れたかと思うと、雨が降ったりしています。
昨日の「義経」は一の谷の戦いでしたね。
ますます義経に傾倒していく景季でしたが、
これから父景時と義経の間で揺れていく感じを、
丁寧に描いてほしいなあ・・・なんて、「葛藤」好きな私としては思っています。
それにしても小栗くんは、時代劇のときはより色っぽい雰囲気になると思うんですが。
凛々しい甲冑姿で髪を両サイドにおろしたときの景季。
上品に烏帽子を被って、きちんと襟をつめて着物を着た景季。
大化の改新の時の、位の高い紫の衣装を身にまとった中大兄皇子
あずみの剣に倒れた、儚げな青い着物を着た優しいなち。
自由奔放な野党で不良っぽく、さっくりと着物を着た銀角。
特筆すべきは、きちんとした佇まいのときも、
少し崩した佇まいのときも、両方とも色っぽいということです。
凛々しい色気と、怠惰な艶めかしさがあるというか・・・
そうそう前にMOREに載った写真がまさにそんな感じでしたね。
おびただしく毒々しい猥雑な色たちの中に溶け込むように、
なのに凛としたとびっきりの彼という感じで、
その類まれなる美しさに、息を呑みました。
その時も花びらに埋もれるような、怠惰な艶めかしい彼と、
剣を持つまなざし鋭い凛々しい彼がいて、
やはりこの両面があってこそ小栗くんだなって思ったことを覚えています。
とにかくやはり和装が似合うということでしょうか。