風色の椅子 第二楽章

小栗旬さんのファンブログ やや耽美主義

二十四の瞳

少し曇っていましたが、晴れています。
二十四の瞳」見ました。有名な物語なのに、今までちゃんと見たことがなくて、
初めて最初から最後まで見ました。反戦の物語ですね。
いつも戦争は弱いもの弱いものに、犠牲がいきます。
若い兵隊さんは、戦場で命を落とし、食糧事情により、
小さな子供たちも亡くなってしまいます。
作家の壺井栄さんは、戦後どのくらいたってから、
この物語を発表されたんでしょうか。
女の人で、これだけ反戦の物語を発表するのは、勇気を必要としますよね。
でも女の人だから、愛する人を失うかもしれない思いを、
繊細に描くことが出来たかもしれませんね。
ドラマは、百合の花のお弁当箱のあたりから、涙線がゆるみ始めました。
そして小栗くん、ソンキは可哀想でしたね。
1年生の時恥ずかしくて返事も出来ない、繊細な子だったので、
戦場でも先生の言葉と写真だけをよりどころにしていました。
仲間を失って、自分も負傷してしまい、
病院で目に包帯をした彼が、早苗さんから仲間の消息を聞いて、
「これでも泣っきょるや。もう涙もよう出んけど。」のところで
胸がいっぱいになって、涙がこみあげてきてしまいました。
小栗くんは目にとても力がある人なので、
目を包帯等で閉ざされてしまうのは、演技をする上で大変だったろうなあなんて、
思ってましたが、でも思いはきちんと伝わってきましたね。
欲をいうと、目は開いていて、見えない演技が見てみたかったです。
ソンキはそういう設定ではないのかな。
大石先生は、綺麗なおなご先生でしたが、とても強い思いを持っている人でしたね。